Ask Riot: 物語と紐付いたイベントはやらないの?
Ask Riotへようこそ!
今週は物語に基づいたイベントに関する考察、TFTカスタムゲームの実現の可能性、新たにクロマを作成するスキンの選出方針についてお話ししていきます。
今後TFTのカスタムゲームを開放し、プレイするギャラクシーを選択できるようになったりしますか?(友達と一緒にプレイしたいのですが、遊びたいギャラクシーじゃなかったら退出する、というのは時間の無駄になってしまうので)
正直にお答えすれば、近日中にそういった機能が開放されることはおそらくありません。
理由は、そういった機能を実装するには多大な労力が必要になるためです。TFTのカスタムゲームをプレイできるようにし、ギャラクシーの選択機能やその他のオプションを追加し、その上ですべての機能が正常に動作することを検証するには非常に長い時間がかかるのです。また、こういった機能は異なるセットでも動作するよう細心の注意を払う必要があります。ギャラクシーセットが終了すれば、次のセット(とそれに伴う別のゲームプレイ要素)がやってきますから、将来的にも動作するものを作る必要があるのです。
他のあらゆる意思決定と同様、物事にはトレードオフが存在します。そして現時点においてチームは他の要素…新セットの開発やパスシステムの改善などに注力している状態です。ただし、TFTのカスタムゲーム開放は私たちもいつかやりたいと考えています。現時点では何も約束できませんが、気長にお待ちいただければ幸いです。
Riot Mort TFTリードゲームデザイナー
物語とゲームプレイがもっと頻繁に絡んでいって欲しいと思っているのですが、物語と紐付いたイベントはやらないんですか?
実は…やってるんです!
LoLのイベントは突き詰めると(ざっくり言えば)「やること」、「物語のように知ること」、「獲得するもの」、「購入するもの」で構成されます。そして確かに、過去のイベントではこれらの要因は目標水準に達していませんでした。そのため私たちは2019年の反省としてこの点を挙げ、2020年以降は改善するべく取り組んできています。
たとえば今年開催したギャラクシーイベントは「ダークスター」ユニバースの物語を新たに展開していくもので、ラックスは大きな決断を迫られています。宇宙の王宮の責務を遂行するのか、自らの野望を受け入れ、ダークスターに下るのか?と。
このイベントで私たちは、こちらから答えを提示するのではなく、プレイヤーに問いかけることにしました。イベントに参加するプレイヤーがどちらの道を進むのか決められるようにしたのです(ネタバレ:プレイヤー投票の結果はダークスターでした)。この選択は現在、公式設定となりユニバースのサイトに掲載されています。
もちろん他のユニバースやルーンテラの物語についても引き続き紹介していくつもりですし、「ギャラクシー」の時と同様、プレイヤーが物語の行方に「投票」できる機会も増やしていきたいと考えています。
また全イベントの結末が投票で決まっていくわけではありませんが、今後もイベントは新たな物語の到来を告げるものとして活用できるよう努めていきます。たとえば現在のイベント(パルスファイア)では、パルスファイアユニバースの世界と登場人物を描く5つの物語をリリースしています。
なおここでのネタバレは控えますが、次回イベントはぜひ楽しみにしていてください。皆さんがひとりのプレイヤーとして、これまでとは異なる形でゲームに向き合うための実験的な要素を用意しています。このイベントは今年最大級のものになるでしょう。今から皆さんの反応が楽しみです!リリースされたらぜひ感想をお聞かせくださいね!
Riot Xenogenic パーソナライゼーション&イベント リードゲームデザイナー
新クロマを作成するスキンはどうやって選んでいるの?
既存テーマを扱うイベントの場合は、事前に作成した候補リストを参照します。この場合、クロマを作成するスキンの選出には対象スキンの人気度と既存クロマが多数リリースされているか否かを考慮します。一方、新テーマを扱うイベントの場合はもっとシンプル!すべての新スキンにクロマを作成しています。
KenAdamsNSA プロダクトマネージャー