チャンピオンロードマップ:2021年4月
こんにちは!
ルインドキングの復活をお知らせした前回のロードマップからしばらく経ちましたね。今回は初告知となる情報こそあまりありませんが、年始に発表したチャンピオンたちについては進捗情報がたくさん揃ってきています。
1月の動画でお話しした通り、ヴィエゴ以後に登場する新チャンピオン3体は彼の復活に関する物語に関与してきます。グウェンはその1体目となるわけですが、彼女の未来は今のところ謎に包まれたまま。このねじれた物語の中で何らかの役割を担うことは間違いありませんが、具体的にどういう役割かは分かっていません。ひとまず、今のところは。
さて破滅の匂い漂うヴィエゴとグウェンの物語はこれくらいにして、陽気な話題…ドクター・ムンドのVGU(ビジュアル・ゲームプレイ・アップデート)に移りましょう。以前紹介した陰気なメイジのリリース時期など、2体の新チャンピオンについてははその後に。また記事の最後では年始のVGU対象投票で選ばれたウディアのVGUプロジェクトの近況も報告します。
「ムンドバース」の中へ
前回のムンドVGU開発ブログを投稿してからしばらく経ち、新生「ゾウンの狂人」のリリース時期もようやく近づいてきました。大変お待たせしました(ムンドは本当にスキンが多かった…)。
今回最初に紹介するのは新生ムンドのセリフ音声です。新生ムンドのセリフは全体的に従来よりも賢そうな響きになっていますが、これは従来のセリフが「ドクター」であることに言及しておらず、当然理屈(そんなものをムンドに求めるなという話ではありますが)も何もなかったため、そうせざるを得ませんでした。ただ以前お話ししたようにムンドのダークコメディ的(おバカな)性格は変えないと決めていたので、そこはしっかりと踏まえたものになっています。
続いて紹介するのは「オーク ムンド」の最終版スプラッシュアートです。前回の開発ブログではコンセプトアートの最終版を紹介しましたが、その後も開発を続けてスプラッシュアートを完成させることができました。
最後に取り上げるのはレジェンダリースキン「企業戦士ムンド」。こちらは昨今のレジェンダリースキンに求められる品質基準をしっかりとクリアするものになるよう現在チームが最後の仕上げに取り組んでいます。Drew “Sandwichtown” Morganがチームを盛り上げるために作ったアニメーションからも分かる通り、製作は順調に進んでいます。
あわせて企業戦士ムンドの新しいセリフ音声も少しだけお披露目しましょう。
以上、ムンドのVGU進捗報告でした。続いてはルインドキング復活物語の登場人物となる、陰うつでエッジィな新チャンピオンたちに移りましょう。
街角のネズミから光の番人へ
シーズン2021のロードマップで少しだけお話ししたとおり、今年の夏頃には新たな「光の番人」がサモナーズリフトに登場します。当時は「掴みどころ」のない話でしたが、このチャンピオンについてもようやくより具体的なお話しができるようになりました。
このチャンピオンの開発目標は「ミッドレーンを主戦場とするマークスマン」です。ルシアンやコーキ、トリスターナなどもミッドレーンでプレイされているマークスマンですが、それぞれスキルセットにはミッドレーンチャンピオンの多くが備える確立されたロームパターン(ミニオンを早く処理して別レーンへアクションを起こしに移動する一連の流れ)や1v1向け要素がないため、ミッドレーンチャンピオンらしさが感じられません。そこで私たちはミッドに特化したマークスマンならば独自性を出せて、アサシンやスカーミッシャーを好んで使うミッドレーナーにとっても魅力的なのではないかと考えました。
絶望的な状況で戦い続けるセナとルシアン。新たに登場する「光の番人」は希望の光となれるでしょうか。
人生にイライラはつきもの
まったくその通りですよね。そして…ハァ…ゲーム開発もまた同じです。
前回私たちは、新メイジは新マークスマンよりも先にリリースする予定だとお話ししました。しかしその後、この陰気なヨードルの開発には想定よりも長く時間をかけるべきだと判断することになりました。判断理由のひとつは彼女の「力の源」をしっかりと表現するために新テクノロジーを使用する必要があるためですが、スキルセットの開発を進めていくうちに「飛び道具主体のメイジ」から一般的なメイジに近づいてきたというのがもうひとつの理由です。ただし、他のチャンピオンにまわりをウロチョロされるとイライラするという点は一切変わっていません。本気でキレた彼女はうるさいハエに容赦などしないのです。
またリリースは遅れることになりましたが、彼女がヴィエゴの物語における重要人物であることは変わりありません。あと数か月もすれば彼女もベッドから這い出てルーンテラに影を落とし…嫌々ながらもサモナーズリフトの色彩に向き合うこととなるでしょう。
いろいろな型のウディア
ご存じの方も多いと思いますが、今年初めのVGU対象投票で最多票を集めたのはウディアでした。その後チームは「精霊と歩む者」の開発に着手しています。プロジェクトはまだまだ初期段階なので記事を書くだけのコンテンツが揃っていませんが、数か月以内には投稿できると思います。
ひとまず今回はJustin “RiotEarp” Albersが描いたラフスケッチを紹介するので、心に響く案があればぜひお知らせください。
あちら側で会いましょう
これで今回のブログはおしまいです。ヴィエゴの物語が進展したら色々とお見せできるようになるのでお楽しみに。また物語はダークな展開が続きますが、その後は新マークスマン(こちらはボットレーン向けです)が控えているので、こちらもお楽しみに!このチャンピオンを通じ、私たちはルーンテラ屈指の粘り強さで知られる地域を知ることになるでしょう。止まることを知らない「ビリッとしたところ」のあるチャンピオンになる予定です。