/dev: インティングおよびグリーフィングの検出の改善

インティングおよびグリーフィングの検出に改善を行います。

LoLはチームメイトも敵も最善を尽くしてプレイする時にこそ、より素晴らしいものになります。誰かの役に立つチャットやピン、オブジェクト獲得のためのグルーピング、クレイジーなアウトプレイを称えるMIAピンの連打など形はさまざまです。

逆に、誰かがグリーフィングしたり(消極的な態度)、インティングしたり(無謀行為)、ふざけて何度もデスしようとしている時のLoLは楽しくありません。LPを失うだけでなく、皆さんの貴重な時間も無駄にしてしまうからです。正直に言って、最悪です。

私たちは過去にも対策を行っており、Vanguardでチートユーザーを自動検出したり、名誉システムのアップデートを行ったり、チートユーザーに試合を台無しにされたときにはLPを払い戻したりしています。しかし、まだまだやれることはあるはずです。そこで、あなたの試合を台無しにして時間を無駄にするユーザーの検出精度を高め、そのようなユーザーに確実にペナルティーを与えることを目的とした、グリーフィング検出システムの改善がまもなく実装されます。

今回は、私たちが新システムで達成することを願っている内容や、これまでに実装した対策の成果、次に私たちが取り組む内容についてお話しします。基本的には、これはより良い体験の基礎となるものです。その体験とは──LoLを素晴らしいものにするために貢献する人たちの努力を正しく認め、そうでない人たちが…他の人たちの体験を台無しにし続けることを阻むものです。

さっそく見てみましょう。

パッチ25.09 - 検出の改善

次のパッチでは、グリーフィング(消極的な態度)検出システムの大幅な改善が実装されます。チートユーザーと同様に、グリーファー(消極的な態度を取るユーザー)も時とともに進化していましたが、ライアットのシステムの進化はそれに追いつけていませんでした。これはしばらくの間、LoLにおいてフラストレーションを感じる問題となっており、正直に言って、その責任は私たちにあると思います。これらの改善は、グリーファーがゲームを台無しにして皆さんの時間を無駄にすることを防ぐために私たちが取る数多くの対策の手始めに過ぎません。

このシステムが何を検出するのかは具体的には明かしません(秘伝のタレのレシピを公開したくないので)が、トロール行為やグリーフィングなどの行為に関して自動検出システムを拡張しました(言うまでもありませんが、本拠地内をうろつくだけでAFKとはみなされなくなるなんてことはありません)。

アップデートされたシステムは、必ずしも試合を敗北させる訳ではないものの、試合を惨憺たる体験にするような行為をチェックします。最終的に試合に勝利したとしても、試合中ジャングラーの後を踊りながらついていくだけのヌヌがいたのでは、試合に勝った気がしません。

数パッチに渡って稼働環境のゲームでテストを実施し、高い検出率で誤検出を低く抑えられていることを確認してきました。ここまでのデータによれば、1日あたり現在のゲームプレイ検出機能による措置数の10倍にあたる数のプレイヤーが試合を台無しにする行為を理由に然るべきアカウントの停止措置を受けることになると予想しています。お断りしておきますが、テスト期間中に「検出」したプレイヤーに遡ってペナルティー措置を与えることはしません。なぜなら、その時期には誤検出を排除するためにシステムの微調整を行っていたからです。

数パッチに渡るデータが集まれば、実際の結果と次のステップについてフォローアップの報告を行います。

また、現在のチートユーザーフィードバック通知と同じように、この種の行為に関する報告のフィードバック通知には違反者の名前が記載されます。自分の報告に基づいてシステムが機能していることを知るといい気分になるという意見が皆さんから寄せられており、私たちはこの健全なフィードバックループを維持したいと考えているので、名前をお伝えすることでどのような反応が得られるかを見たうえで、この手法を恒久的なものにするかどうかを判断します。

パッチ25.04 - 名誉システムのリニューアル

パッチ25.04では、名誉システムのオーバーホールを行い、プレイした試合数だけでなく、あなたの最近の言動が反映されて動的に上下するようになりました。このアップデートされた名誉レベルはシーズンを越えて引き継がれ、リセットされません。新規プレイヤーは名誉レベル3から始まります。これはベンチマークとなる、私たちが平均的で十分な名誉を保っているプレイヤーだと考えるレベルです。

前回のDev Updateでは、Actごとに10個のヘクステックチェストのうちの2個を名誉に関連付けたものにするとお伝えしました。また、現在の名誉システムの一部となっているボーナスバトルパスXPやコミュニケーション特権などのように、他の報酬も関連付けたいと考えています。

これらの変更の狙いは、積極的かつ継続して社交的な言動を行い、名誉レベル4~5を獲得しているプレイヤーに敬意を示すことです。

変更内容のリストや名誉特権などの詳細については、告知記事と名誉のサポートページをご覧ください。.

パッチ25.06 - VanguardのLP払い戻し

パッチ25.06では、チートユーザーやボット使用者が検出された試合で敗北した全プレイヤーにLPを払い戻すVanguardの機能が実装されました。対象となるユーザーには、その対戦が行われた日時、払い戻されるLP量、変更がある場合は更新されたランクが記載された通知が届きます。

現時点で、これらの変更はパッチ1回分の期間有効となっていますが、この期間中に3万人以上のプレイヤーに70万以上の不適切に失われたLPが払い戻されており、チート行為が検出された24,000件近くのアカウントが停止されています。

長期的な取り組み

すべての皆さんのためにLoLを真にポジティブな環境にするためには、まだまだやるべきことが残っていることは分かっています。常に改善の余地はあり、私たちは今後も、それを実現するためのあらゆるシステムの改善に取り組んでいきます。私たちの次の取り組みの一部を以下でご紹介します。

  • True Skill 2:私たちはLoLのすべての試合を10名の対等なプレイヤーにプレイしてもらいたいと考えています。スマーフとブースティングは、サブアカウントを使ったり、他の誰かのアカウントを使って低ランクのキューでプレイすることで、LoLのスキル評価システムを回避して楽に勝利しようとするプレイヤーが利用する2つの方法です。スマーフとブースティングに意義のあるやり方で対処できると私たちが考えている方法のひとつがTrue Skill 2のスキル評価システムで、これによって人々が短時間で正しいスキルレベルに移動できることを願っています(現在、非ランクキューでテストを行っています)。これによって、自分よりもスキルが遥かに低いプレイヤーを相手に長く圧勝し続けられるプレイヤーの数が少なくなります。また、True Skill 2からは他にも複数の利点が得られる可能性があります。十分なテストを行う必要があるので、しばらくはランク戦に実装される予定はありませんが、将来的にランク以外のキューで利用することで、ランク戦のこの種の行動にフラグを立てるために役立つ利点があります。

  • 名誉報酬:LoLの名誉システムは、悪質なプレイヤーにペナルティーを与えるためだけでなく、LoLを素晴らしいゲームにするために貢献しているプレイヤーへの賞賛を示すためのものでもあります。過去には名誉スキンなどもリリースしてきましたが、Actごとに2個のヘクステックチェストの他にも感謝の気持ちを伝えられる方法を試してみるつもりです。

この取り組みに終わりはありません。私たちがシステムのアップデートを行う一方で、なんとかして抜け穴を見つけて、あなたの試合を妨害し続けようとするプレイヤーも存在することは理解しています。そのようなプレイヤーの一歩先を行き、誰にとってもゲームを楽しいものにすることは私たちの責任です。

この進捗については今後もDev Updateとブログで最新情報をお伝えしていきます。改善の余地がある点や、考慮すべき点などについてのご意見があればお聞かせください。

いつもLoLをプレイしていただき、ありがとうございます。LoLが誰にとっても安全で楽しい場所となるように、今後も報告を続けていただけるようにお願いいたします。それでは、サモナーズリフトでお会いしましょう!