Quick Gameplay Thoughts 4月16日
こんにちは、皆さん!サモナーズリフトチームでデザインマネージャーを務めている私、Riot Jagが今週はQuick Gameplay Thoughtsのゲストライターとして投稿します。
パッチ11.8では、ダリウス、ダイアナ、モルデカイザー、ゼド、そしてモルガナが、ジャングルとしてプレイできるように変更されています。これらのチャンピオンは全てレーンでのプレイが主になっているので、ジャングラーとしてのバフ対象に選ばれた理由について、疑問に思う方もいるかと思います。ですので今回は、この変更に至るまでの過程についてお話します。
なぜレーナーにジャングル向けの変更を行うのか?
現在、多くのプレイヤー、特に低MMRのプレイヤーにとっては、ジャングルはとても恐ろしいロールになっています。これを緩和するためのシステム変更も検討していますが、それまでの間はすでに慣れ親しんでいるチャンピオンでジャングルをプレイしやすくする機会であると考えました。これによって、ジャングルに不慣れなプレイヤーでも、新チャンピオンのプレイ方法習得と並行せずに、ロールそのものの学習に専念することができるはずです。
くわえて、私たちはゲームでの体験の種類を多様化させたいと常に思っているので、その点でも新しいジャングルチャンピオンの導入はとても良いことだと考えています。とはいえ、変更対象にしたチャンピオンのメインロールを変えたいというわけではありません──可能性を広げたいだけです。
ジャングル適性を上げる対象チャンピオンはどのように選んでいるのか
レーンでのロールを強化することなく、メタでないロールとしてジャングラーになれるチャンスを増やせる、そのように感じたチャンピオンを対象にしています。さらに変更の結果、プロ試合のドラフトで、フレックスピックとしての選択肢が増えることで優先度が高くならないよう、プロがよく使う傾向にあるチャンピオンを選ぶのを避けてもいます。さらにジャングルとしてプレイされた時でも、弱点とカウンタープレイを維持できるチャンピオンを選びたいとも思っています。
以前ナーフされてジャングルができなくなったチャンピオンを復活させないのはなぜ?
私たちがあるチャンピオンをナーフしてジャングルから追い出したとすれば、それは意図的であると思います。たとえばプロシーンをあまりにも席巻しすぎたり(サイラス)、ジャングルでは不健全なプレイパターンになっていたり(カミール)などです。状況ががらりと変わらない限り(つまり問題の原因になっていたキット、アイテム、ルーンがアップデートされる)、このようなチャンピオンたちをジャングルに復帰させる可能性はないでしょう。
ジャングラーがメインロールなのに苦戦しているチャンピオンたちについては?
パッチが進むごとにだんだんパワーインフレが起こらないよう、全体的なバフとナーフの量のバランスを取るように心がけていますので、レーンがメインのチャンピオンにジャングル向けの変更をしなかったとしても、メインロールがジャングラーであるチャンピオンたちに大量のバフを行うことはないはずです。ジャングル適性向上の変更は、対象チャンピオンたちが現在ジャングルでプレイされていないので、バフ/ナーフとしての計算ではありません。ジャングル適性を付け加えることは、必ずしもそのチャンピオンをレーンより強くしたり弱くしたりすることにつながりませんので。
ですが、メインロールがジャングラーなのにひどく弱いチャンピオンの強化と、ジャングルできるレーンのチャンピオンをもっと増やす、どちらかを選ばなければならない場合──たとえばチームが開発に使える時間の制約があるなど──は、メインロールがジャングラーのチャンピオン強化を優先し続けます(48%は「ひどく弱い」には入らないです)。最近の例としては、ザック、ラムス、アムム、キンドレッドをここ数ヶ月でバフしてきました。
パッチ11.8での変更の結果を楽しみにしています。もし結果が良好なら、さらなるチャンピオンをジャングルへと誘っていきたいと思います。パッチ11.10ではジャングルを底上げしつつも天井を上げないような、システム変更を予定しています。
全てのジャングル愛好者に愛を込めて
Jag