Quick Gameplay Thoughts 5月29日

フォローアッププロセス、システム変更、ミッドの調整について、Scruffyがお話しします。

免責事項

こちらの投稿では、開発中もしくは計画中の作業への言及も多くなっていますが、必ず実装されるという保証はありません。作業や目標は新しく判明したことによって変更されることがありますし、以前言及したプロジェクトが遅れたり中止されたりといったこともありえます。ただ、計画が変わるとしても、できる限りのことを皆さんにシェアしていくのが大事だと信じています。


フォローアッププロセス

パッチ10.11のボットレーンの変更では、一部アイテムと多くのチャンピオンを変更しましたので、必要ならフォローアップを行えるように見守るつもりです。このパッチではボリベアのVGUもリリースしましたので、こちらについても状況を注視し、フォローアップへの備えが必要でしょう。よりバランスが取れた状態でリリースする方針のもと、2番目に送り出したのがボリベアとなります(最初はフィドルスティックス)。「明らかにとても弱い」という状態にならない限り、早急なバフ(強化)は必要ないと予想しています。

良い機会なので、大規模な変更やリスクの高い変更を行った後、私たちが行う監視やフォローアップの方法について説明しましょう。チャンピオンやシステムに大きな変更を行った際、変更後に意図したゲームプレイや強さになっているかをチェックするために、現在は4つのチェックポイントを設けています。

  • パッチ適用後の3日経過時点:初期データと初期プレイパターンをチェックし、基準を明らかに超えていたり、注目を浴びている妙なゲームプレイパターンがあればホットフィックス(緊急修正)を行います。

  • リリース後の次パッチ:ここまでで約1週間のデータが集まっていて、それをもとにそのチャンピオンの強さや学習曲線、アイテムやルーンといったものを観察します。長期視点でバランスが取れて健全だと思える状態にするために必要であれば、この時点でまとまった変更を行います。

  • プロプレイでの使用解禁後:このタイミングは通常、リリースから3~4週間経っており、大いに注視しなくてはなりません。プロチームは最高峰の技術とチームワークを駆使するので、チャンピオンやシステムについて、ほとんどのプレイヤーとは全く違う使い方をする、というのがよく起こります。このチェックポイントではただ調整するのではなく、メカニクスそのものを変える必要性を判断します。デザインそのものが並外れて強力なのか、プロの試合で面白くない体験を作り出しているだけなのか、大きく分かる機会だからです。

  • プレイヤーが学習を終えた後:このタイミングは、私たちが変更したゲームの一部について、大部分のプレイヤーが理解と最適化を終えるまでの期間によって大きく異なります。通常はリリース後1~3か月で、このタイミングで状態が良好であれば、変更や修正は行いません。


パッチ10.12で予定しているシステム変更

前回のGameplay Thoughtsでは、パッチ10.12での実装を目指しているシステム変更についてお話ししました。

  • 一部のエレメンタルリフトの要素を強調し、固有のゲームプレイをもう少し推し進める
  • 満足度が低いルーンや、使用者が限られ過ぎているルーンを改善する

ミッドレーンの調整

パッチ10.12では、ボットレーナーの変更(ボットレーンとシステム)のフォローアップに注力します。試合の全体的な進行も改善できる方法で、ミッドレーンの強さをしっかり弱められるよう、ミッドの変更の初期テストも始めています。現在テスト中の内容は、以下の2つの方法を併用しています。

  1. リソース(ゴールドと経験値)をわずかに減少させる
  2. ミニオンウェーブの存在感を大きくし、 ローム(レーニングフェーズに自分のレーンを離れて行動すること)する機会を少なくする

これらの変更はしっかり仕上げるまでにもう少し時間がかかりますので、パッチ10.12の内容には入らないと思います。

いつもプレイしてくださりありがとうございます。どうかご安全にお過ごしください。