パッチノート 10.1
あけましておめでとうございます! 皆さんが年末年始の休日を満喫できたことを願っています──2020年も沢山のバランス調整とお祭り騒ぎが待っているのですから!
このパッチ10.1にて例の「ザ・ボス」がお目見えとなるほか、もう一人の問題児であるサイラスについても大きな変更を行っています。その内容は、彼ならではのブルーザー系プレイスタイルを損なわないようにしつつ、ミッドレーナーという役割を後押しすることに焦点を当てたものになっています。
それ以外では、ヴァイ、コグ=マウ、カサディン、ジャックスの使用感を改善する変更を行っているほか、過去のプロシーンにて“脅威になり得る”ことが判明しているチャンピオンを慎重にバフしています。そして最後に、パッチ9.23にてサポートアイテムに施した大規模な変更へのフォローアップも行っています──この変更により、試合序盤からより積極的にサポートできるようになったはずです!
それでは、今年もよろしくお願いします!
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ミッドパッチアップデート
2020年1月8日(太平洋標準時)
アフェリオスのバグ修正、サイラスのバランス調整、スレッシュのビジュアルエフェクトのアップデート
アフェリオス
サイラス
サイラスに行った弱体化(ナーフ)の方向性は良かったのですが、数値の面でやりすぎてしまったので引き戻しを行います。
スレッシュのビジュアルエフェクト
ゲームプレイの視認性向上、現在の基準に合ったビジュアルエフェクトへの改修、そして全体的な“スレッシュらしさ”の強調を目指していくつか変更を行っています。
パッチハイライト
シーズン開幕
2020年のランクは日本時間2020年1月10日4時00分に開始予定です! 今年のランク戦でも刺激的な嬉しい勝利、もはや笑うしかない敗北が待っていることでしょう。
チャンピオン
アフェリオス
基本移動速度と体力が低下。「インファーナム」のRが2体目以降の対象に与える範囲ダメージが減少。
3~5体の敵が重なり合っているとき、「インファーナム」はアルティメットに最適の武器と言えるでしょう──しかし、1発で敵チーム全員を倒してしまえることが“最適”だとはとても言えません。 多少ダメージを削ったところで、重なり合った敵に対して最適な武器であることには変わりないはずです(というわけで、そうした弱体化を施しました)。
基本ステータス
R - 月光の祈り
オレリオン・ソル
試合序盤における固有スキルの星の基本ダメージが低下。
オレリオン・ソルのウェーブコントロール能力と瞬間火力は、試合序盤において少し高すぎる状態にあるようです。序盤戦でのダメージはいくらか抑えますが、とはいえ終盤戦ではこれまで通りの能力を発揮できるようにしたいと考えました。
固有スキル - 宇宙の中心
アジール
Rの基本ダメージが増加、兵士の壁の効果時間が延長。
「征服者」が弱体化されたこと、そして昨年プロシーンでの存在感が薄かったことから、注意を払いつつアジールを少し強化することにしました。
R - 皇帝の分砂嶺
コーキ
Rの基本ダメージが高スキルレベルで増加。
今回の強化は試合序盤のウェーブクリア能力を高くしすぎない範囲で行ったものですが、”スキルメインのマークスマン“というコーキの個性を全体的に強めてくれるはずです。こちらもアジールと同様、プロシーンでの活躍が見られなかったことから、用心しつつも前向きに強化を施しました。
R - 連発ミサイル
ジャックス
Rの自動効果に「グインソー・レイジブレード」の効果が適用されるように。
R - グランドマスター
ジェイス
Q(キャノンモード)の基本ダメージが高スキルレベルで増加。
ここ最近、ジェイスは全体的に調子が悪そうです。「ねこばば」の削除によって勢いを失ってしまった今、少し後押しをしてあげる必要があるでしょう。パッチ9.24bで行われた「脅威」アイテムへの強化は幸いにも多少の助けになってはいますが、彼には痺れるようなパワーを取り戻してもらい、特徴である瞬間火力の高さをもっと強調できればと考えました。
Q - ショックブラスト
カリスタ
レベルアップごとの体力と基本物理防御が増加。
カリスタはパッチ9.22での強化後もかなり弱い状態が続いています。今回は小競り合いや集団戦でダメージを出しやすくするため、試合中盤から終盤にかけての生存能力を高めることにしました。こちらもアジールと同様、プロシーンでの活躍が見られなかったことから、用心しつつも前向きに強化を施しました。
基本ステータス
カサディン
移動速度が低下。Rのマナコストが増加している時間がアイコンに表示されるように。
カサディンは中間辺りのプレイヤースキル帯で少し強すぎるようです。マップ内のあちこちを飛び回りづらくするため、彼の移動速度&逃走性能を弱体化することにしました。
基本ステータス
R - リフトウォーク
モルデカイザー
固有スキルの効果時間が短縮、移動速度がチャンピオンレベルにかかわらず一定に。
モルデカイザーは機動性に乏しいジャガーノートなのですが、相手側は彼から逃げたり、距離を保って戦うのが難しい状況にあります。さらに「リーライ・クリスタルセプター」とのシナジーも相まって、彼を振り切るのは容易ではありません。
固有スキル - 無窮の闇
ナミ
Eが対象のスキルも強化するように。
ほとんどのエンチャンター系チャンピオンはマークスマンをサポートすることを前提としており、これはナミも例外ではありません──ですが今回は、通常攻撃メインのマークスマンだけでなくスキルメインのチャンピオンも支援できるよう、彼女の補助性能を高めても良いのではないかと考えました。
E - 潮使いの祝福
セジュアニ
レベルアップごとの体力が増加。「氷結の鎧」の防御力反映率が上昇。Eの基本ダメージが高スキルレベルで増加。
“スケーリング系タンク”というセジュアニのアイデンティティについては気に入っているため、試合序盤での脆さはそのままに、スケール性能を強化することで個性を強めることにしました。
基本ステータス
固有スキル - 極北の激憤
E - 永久凍土
シヴァーナ
エルダードラゴンをキルした際に防御力が増加するように。クラウドドレイクをキルした際、アルティメットスキルのクールダウンが早まる代わりに「フューリー」の獲得量が増加。Eでマークした対象へのダメージ反映率が上昇、モンスターへのダメージ上限が増加。
ドラゴンキラーなドラゴン娘、シヴァーナは「エレメントの目覚め」からスタートした新たなドラゴンとの相互作用を活かしきれていません。今回はその点を改善しつつ、継続火力についても少々強化を施しました。
固有スキル - 龍血の憤怒
E - フレイムブレス
サイラス
基本ステータスが低チャンピオンレベルで低下、高チャンピオンレベルで増加。固有スキルで攻撃速度が増加するように。Wのクールダウンが短縮。Eの魔力反映率が上昇。W、E(発動時)、Rが通常攻撃をリセットしないように。
サイラスは“すべてのスキルレベル帯において強さを安定させる”ことが難しく、リリース後も長きに渡って変更が繰り返されてきました。そのため、スキルレベル帯毎に生まれているギャップを埋めるべく、数値の微調整ではなく大幅な変更を加えることを約束していました。
まず1つ目は、試合序盤のレーン戦をエコーやフィズにより近くなるよう変更しました──つまり、序盤のレーン戦が得意ではない代わりに、レベルが上がるにつれて強くなっていくチャンピオンにしたということです。2つ目は、ミッドレーナーとしてバランスを整えることで、ほかのレーンよりもミッドレーンで使いやすくしました。そして最後に、E>Qコンボを削除して通常攻撃のパターンを遅くしました。滑らかに攻撃を繋げていくブルーザー系のプレイスタイルは維持しつつも、相手側にもサイラスが瞬間火力を発揮するスピードに対処できるだけの余地を残しました。
これから数か月は上記の変更がうまく機能しているかどうか、細かく観察していくつもりです!
基本ステータス
固有スキル - ペトリサイトバースト
Q - 鎖の鞭
W - 王殺し
E - 逃亡/拉致
R - 乗っ取り
ヴァルス
Qのクールダウンと「枯死の呪い」によるクールダウン解消時間が短縮。
ヴァルスは2018年に行われた大規模な変更以来、“ポークを得意とするマークスマン“としての活躍が難しい状況が続いていました。スキルメインのマークスマンにとって、そのプレイスタイルは(それが最強とは言わないまでも)強みの一つであるはずですから、今回はそこに焦点を当てて強化を施しました。
Q - 乾坤一擲
ヴァイ
Rの効果時間全体にわたりアンストッパブル状態に。
ヴァイのアルティメットスキルの使用感を改善しました──ノックアップとノックバックがより確実に作用するようにしつつ、スキルの効果時間全体に渡って対象へと突撃できるよう調整しました。
R - 自慢の拳
ザイラ
Eによって成長した種(棘鞭草)のスロウ効果が減少。
「棘鞭草」を1体召喚しようと2体召喚しようと効果には違いがなかったため、ザイラがこれを複数召喚するうえでの厳密な理由付けはありませんでした。ですが、今回の変更で「棘鞭草」によるスロウ効果がスタックするようになったことで、「棘鞭草」を中心とした立ち回りを考えたり、そもそもどちらの植物を利用するかといった作戦を練られるようになりました。
E - 捕縛の根
サポートアイテム
パッチ9.23でサポートアイテムへの大規模な変更を行いましたが、今回はそのフォローアップとなります。戦闘ステータスと引き換えに、試合序盤からより積極的にサポートできるよう調整しました。全体的に見て、タンク系チャンピオンは少し粘り強くなり、スキル系チャンピオンはマナ持ちが少し良くなるはずです。
レリックシールド
ターゴンの盾
霊峰の砦
鋼のショルダーガード
ルーン鋼の肩当て
ホワイトロックの肩鎧
霊者の鎌
暗黒の刻の三日月鎌
黒き霧の大鎌
スペルシーフエッジ
フロストファング
真なる氷のかけら
ルーン
プロトタイプ:オムニストーン
クールダウンが短縮。
「オムニストーン」はその性能を発揮できていない状況が続いていますので、ほかのキーストーンと張り合えるよう強化を施しました。
バグ修正
- ワーウィックの Q - 野獣の牙を発動中に対象がデスした際、マナが消耗される、またはクールダウンが始まる不具合を修正しました
- 自身にのみシールドを付与した際、「アーデントセンサー」の自動効果で攻撃速度が増加しないよう修正しました
- 戦場の霧(マップ上で暗く表示されているエリア)内で、通常では視界に入っていない発射系スキルの事前警告が表示されないよう修正しました
近日公開のスキンとクロマ
今回のパッチで、以下のスキンがリリースされます。高解像度のスプラッシュアートをリーグ・ディスプレイで手に入れましょう!
今回のパッチで、以下のクロマが公開されます。