パッチノート10.15
こんにちは! パッチノートを読みに来て下さることを嬉しく思います。
このパッチでは「精霊の花祭り」の到来をお祝いしています。アイオニアからやってきた勇気ある守り人「リリア」の登場、ネクサスブリッツの復活(そうです、ついにやってました!)――これら全てが花と魔法が咲き乱れる幽玄なる世界で展開されます。
それから、心機一転したスウェインも要チェックです! 今回のパンチの効いた変更(スキル使用頻度の向上や射程の大幅な延長など)によって、ミッドとサポートの両ポジションで彼の勢いが増すことでしょう。またアフェリオスについても、彼が発揮し続けている優位性を抑えるとともに、火炎放射器と「ルナーン・ハリケーン」のシナジーに微調整を施しています。
そのほかの変更点については、シェンやリー・シンといったチャンピオンにプロ向けの調整を施し、レーンでの多様性を高めたほか、ケイトリンやグラガスといった懐かしい面々についてもプロシーンへの復帰を促しています。
さらに、最近の面々と見比べると古くなりつつあった一部チャンピオンのエフェクトに焦点を当て、映像面の変更や効果音の修正も行いました。
そう、それとあともうひとつ――フレックスキューからランク制限をなくし、さらにフレキシブルにしました。“柔軟は大事”と体育の先生にも言われましたからね。
では、行ってらっしゃい。今こそあなたが花開くときです。
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ミッドパッチアップデート
2020年7月24日(太平洋標準時) ネクサスブリッツのバランス調整とバグ修正
強化(バフ)
弱体化(ナーフ)
イベント
バグ修正
2020年7月22日(太平洋標準時) アーリのビジュアルエフェクトの追加と「マルモティウスの胃袋」のバグ修正
アーリ
マルモティウスの胃袋
パッチハイライト
ランクのフレックスがさらにフレキシブルに
Clashで“5人フルチームの場合のみランク制限が撤廃される”システムが導入されたことに伴い、ランク(フレックス)キューにも同じルールを適用することにしました。これはつまりブロンズの友達でも、チャレンジャーの友達でも、誰とでもランク戦に挑めるようになった、ということです!
なおClashと同様、こちらでも上位プレイヤーの比重が大きくなる加重平均システムが用いられるため、ダイヤモンドレベルの試合にブロンズの友達を呼ぶ時などはご注意ください。ご健闘を祈ります!
チャンピオン
アフェリオス
クレッシェンダム使用時のQのセントリーの反応範囲が縮小し、反応までの時間が延長。インファーナム使用時のQのルナーン弾の貫通効果を削除し、通常弾のクリティカル時分裂数とルナーン弾の通常時/クリティカル時分裂数がそれぞれ減少、ルナーン弾の分裂弾の飛距離が縮小。
クレッシェンダムのタレットの攻撃範囲を狭め、標的補足速度を低下させて地点制圧能力を抑えたため、相手側も対応しやすくなるでしょう。残りの変更点は、インファーナムと「ルナーン・ハリケーン」のシナジー効果を低下させることを意図したものです。
一般
Q - チャクラム「クレッシェンダム」
Q - 火炎放射器「インファーナム」
R - 月光の祈り
ケイトリン
基本攻撃力と基本移動速度が増加。
ケイトリンはかなり長い間プロシーンに姿を見せていませんが、特定のメタ構成には組み込みやすく、またそれに対するカウンターとしても活きるだろうと考えています。今回の変更が、試合序盤に強いマークスマンとして返り咲くうえでの一助となることを願っています。
基本ステータス
フィドルスティックス
ミニオンから得られるWの回復効果が減少。
タンクフィドルはトップレーンの相手を脅かすだけでなく、ほかのビルド(とくに魔力ビルド)の存在感を薄め、かつ遭遇したプレイヤーたちを苛立たせてもいるようです。彼を“タンクも逃げ出すほど恐ろしいカカシ”のままにしてはおけませんが、ジャングルでは程よい位置に収まっていることもあり、今回はひとまずメイジとしての収穫を満喫してもらえるような変更を施しました。
W - 豊かな収穫
グラガス
Wのダメージ反映率が上昇。Rのダメージ反映率が上昇。
この酒好きオヤジに“自らエンゲージができ、かつ瞬間火力も叩き出せる魔力ベースのメイジ”という役割へと踏み出してもらうために、試合終盤でのダメージを向上させました。
W - 飲みすぎ注意
R - ワシの奢りじゃ!
イレリア
固有スキルのスタックごとの増加攻撃速度が高レベルで上昇。
この飛刃の舞い手はすべてのプレイヤー層――とくに平均レベルのMMR帯で、試合時間が長引くと厳しくなる状態が続いていました。レーンフェーズと試合中盤の間のギャップを埋めるため、今回はスケーリング能力と1v1能力を少しだけ引き上げました。
固有スキル - アイオニアの熱情
リー・シン
Wのクールダウンが低スキルレベルで延長。
エリート帯とプロシーンにて、リーが脅威であり続けている事実について“見えていないふり”は続けられないため、彼を支えているスキルのクールダウンを増やし、試合全般における機動力とサステイン能力を抑えることにしました。
W - 守りの型
ラカン
固有スキルのクールダウンが高レベルで短縮、チャンピオンレベル18まで1レベルごとに短縮するように。
ラカン使いが試合中の成長をよりスムーズに感じられるよう変更を加えました。プレイ感覚が向上するといった程度の変更ではありますが、この伊達男にとってごく僅かな強化にもなっています。
固有スキル - 神秘の翼
シェン
固有スキルのシールド量が増加。
シェンのシールドを強化することで、レーン上での仕事に余裕を持たせると同時に、メタ仲間たちをより的確に始末できるようにしました。サブタンク(チームにおける2人目のタンクという意味です)として彼をメタに送り込むことで、トップレーンの選択とチーム全体の編成にさらに幅が生まれてくることを期待しています。
固有スキル - 内気功
スカーナー
Qのダメージ反映率と追加ダメージ反映率が対象の最大体力に応じて変化するようになり、バフ効果時間が延長。マナコストが一定に。
サソリさんのダメージ反映率を増強しました。ブルーザー向けアイテムを積むことで、前線に出てきた敵をこれまで以上に突き刺しやすくなるでしょう。さらにオマケとして、Eの使用感も改善しています。
Q - クリスタルスラッシュ
E - フラクチャー
スウェイン
基本移動速度が低下。固有スキルのクールダウンが減少、クールダウン短縮が適用されるようになり、マナが回復しないように。スウェインがブラストコーンによって跳ね飛ばされた敵も引き寄せることができていたバグを修正。Qのクールダウンが短縮、稲妻の角度範囲が狭まり、敵チャンピオンも貫通するように。Wの射程が増加し、ダメージが低下、マナコストが高スキルレベルで減少。Eのクールダウンとマナコストが減少してどちらも一定に。
この魔鴉と元帥については、平均帯では良好な結果を残しているものの、上位帯に進むにつれて旗色が悪くなっていく、というのが現状です。今回の変更は多岐に渡り、また強化と弱体化が混在しているため、順を追って説明していくことにします。
まずは良くなった面から。一番の見どころは、何と言ってもWの射程を大幅に伸ばした(最大で今までの2倍!)点でしょう。この変更はとくに、試合を通して離れた場所からほかのレーンへとちょっかいを出し続けられるような、熟練したスウェイン使いの皆さんにとって大きなものとなるはずです。さらに、“バトルメイジ”というロマンを成就しやすくするため、Qのクールダウンを引き下げてもいます。
次は弱体化された点について。強化された部分とバランスを取るため、彼の移動速度を下げています。また、マナ回復能力を削除したことで、スキルを避けられる機会の少ない低MMR帯の試合ほど彼の力が弱まり、MMRが上がるに連れてその影響も減っていくことでしょう。
全体としては、スウェインをより効果的なミッドレーナーにすべく施した今回の強化と広範囲に及ぶ変更が、引いてはミッドとサポートの熟練プレイヤー双方の力となることを期待しています。
基本ステータス
固有スキル - 恐襲の魔鴉
Q - 死の手
W - 帝国の眼
E - 束縛の爪
スレッシュ
Wのクールダウンが高スキルレベルで延長。
とくにプロプレイヤーが序盤のうちに最大レベルまで上げる傾向があることから、スレッシュの魂灯の輝きを少し落とすことにしました。
W - 嘆きの魂灯
ツイステッド・フェイト
Wのクールダウンが低スキルレベルで延長し、スキルレベルに応じて変化するように。
スプリットプッシュとマップ全体に渡るプレッシャーを両立できることから、ツイステッド・フェイトはとくにプロやエリート帯において長い間脅威となり続けています。今回の調整で、序盤におけるレーン上でのプレッシャーとウェーブコントロール能力を引き下げたため、今後カードをドローする際は(それとレーンを選択する際も)以前よりも“賭け”の要素が強まることでしょう。
W - ドロー
ユーミ
固有スキルのマナ回復量が減少、最大マナとチャンピオンレベルに応じて変化するようになり、クールダウンが短縮。
10.13にてEのマナコストを増やしたことで、ユーミは思いっきりもふもふにされてしまったため、今回はそのフォローアップを(顎の下をなでてやりながら)行いました。こちらの記事でも述べているように、この子がサステイン能力を提供するためにはどうしても危険を犯す必要があるため、その対策として固有スキルの重要性を高めています。
固有スキル - たたいてまもって
ビジュアルエフェクトのアップデート
過去に行った(ジグス、スレッシュ、ラックスなどの)ビジュアルエフェクトのアップデートと同様、一部チャンピオンのスキル関連エフェクトのアップデート作業を進めています。ビジュアルエフェクトの水準を現在のLoLのレベルまで引き上げると同時に、ゲームプレイ上の明瞭性も改善するというのがその狙いです。そして、今回のパッチでエフェクトがアップデートされるのは……アーリとウディアです!
ちなみに、このビジュアルエフェクトのアップデートが原因で、キャラクターモデルやゲームプレイ、テーマまで含めて刷新されるVGU(ビジュアル・ゲームプレイ・アップデート)の作業が遅れたりすることはありませんので、その点はご安心を。こちらは単に開発者たちが好きで進めているプロジェクトですから。
アーリ
ウディア
アイテム
レリックシールド系アイテムの存在により、とくにエンチャンターのような魔力ベースのチャンピオンの間で、スペルシーフ系の人気がすっかり落ちてしまっているようです。それでも競争力を発揮しているのであれば問題はないのですが、より守備的な選択肢が常に主流となっている状況はあまり望ましくありません。
スペルシーフエッジ
フロストファング
真なる氷のかけら
ルーン
ネクサスブリッツ:ユリとハスの寺院
「精霊の花祭り」に合わせてネクサスブリッツが復活します! 今回は永きに渡って忘れ去られていたヴァスタヤのカンガピ族の寺院、「ユリとハスの寺院」が舞台となります。新たな報酬やバグ修正、利便性の向上だけでなく、懐かしの人気イベントから完全新規イベントまで、内容山盛りでお届けします!
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
パッチ10.15 強化(バフ)
パッチ10.15 弱体化(ナーフ)
ランダムミッドのバランス調整
パッチ10.15 強化(バフ)
パッチ10.15 弱体化(ナーフ)
バグ修正/利便性の向上
- リーグクライアント:クライアント内でソーシャルパネルが表示されない不具合を修正しました
- リーグクライアント:試合を終えた後にホーム画面が描画されない不具合を修正しました
- 魔紋使いコグ=マウの W - ヴォイド分泌液のビジュアルエフェクトが、実際に敵ユニットにダメージを与えたタイミングで表示されるよう修正しました
- ジンの復活時、 固有スキル - この銃の名は「囁き」の弾丸がすべて補充されるよう修正しました
- アニーが固有スキル - 火遊びだいすきのスタックが完全に溜まっている状態で蘇生された際、スタックが消滅しないよう修正しました
- エリスがルーンから獲得したすべてのアダプティブフォースが、「幼体」の通常攻撃にも正しく適用されるよう修正しました
- カーサスのW - 嘆きの壁が、至近距離を指定した際も正しく生成されるよう修正しました
- ヨリックの「霧の乙女」、アイバーンの「デイジー」、エリスの「幼体」、マルザハールの「ヴォイドリング」、ハイマーディンガーのQ - H-28G革新砲によって、マナフローバンドが正しく発動するよう修正しました
- パルスファイア フィオラがW - リポストで移動妨害効果を持つスキルに反撃した後、地面に表示されるインジケーターが消えないよう修正しました
- レネクトンが体力50%以下の状態でR - セベクの怒りを発動した際、Rと固有スキルのフューリー自動増加効果が正しく累積するよう修正しました
- リヴェンが 固有スキル - ルーンブレードを3スタック保有している状態で1スタック消費した際、効果時間が正しくリセットされるよう修正しました
- キンドレッドとシンドラについて、キルされた後も自チームに視界を与えないよう修正しました
- 擬態したニーコのクローンにアイテムのビジュアルエフェクトが表示されないよう修正しました
- エイトロックスのR - ワールドエンダーによってザイラの怒り狂った「棘吹草」が正しくフィアー状態になり、攻撃を停止するよう修正しました
- ヌヌ&ウィルンプがスキルの発動直前にハニーフルーツを食べていた場合も、 W - 超特大の雪玉!で本来より多くの移動速度を獲得しないよう修正しました
- ノーマルスキンを含むすべてのスキンで、ニダリーの固有スキル - 品定めのループ効果音が再び鳴るようになりました
- ニダリーのR - クーガーの心による変身が解除されてクーガー形態からヒト形態に戻った際、音声が再び鳴るようになりました
- 秩序の光ニダリーのリコールアニメーション中、地面を突き刺した時にQ - 槍投げのヒット音が再生されないよう修正しました。また、クーガー形態でE - クロウの音声が正しく再生されるよう修正しました。
- 死灰の化身オレリオン・ソルがダンスアニメーションを中断した後も、ループ効果音が鳴り続けないよう修正しました
- 死灰の化身オレリオン・ソルがE - 伝説の彗星を使用した際、オレリオン・ソルが着地する前にプレイヤーの接続が切断されて再接続すると、その後ずっと効果音がループし続けるバグを修正しました
- 死灰の化身オレリオン・ソルがQ - 星の胎動で敵をスタンさせた際の効果音が再び鳴るようになりました
- メカリオン・ソルがR- 星炎の息吹を敵に当ててスロウ効果を与えた際の効果音が再び鳴るようになりました
- エリスの「幼体」のデス時効果音が正しく再生されるよう修正しました
- 超銀河エリスのダンス時の効果音が、ヒトと蜘蛛の両形態とも正しくループするよう修正しました
近日公開のスキンとクロマ
今回のパッチで以下のスキンがリリースされます。高解像度のスプラッシュアートを リーグ・ディスプレイで手に入れましょう!