パッチノート 10.5
皆さん、こんにちは。
今回のパッチでは、今後似たような状況が発生しないよう、“0CSトップ”問題に対してシステム面からの解決に取り組んでいます──ソナとソラカは、“0CS トップ”戦法を行使可能なチャンピオンの氷山の一角に過ぎないため、今後こういった戦法が再び出現し、そのレーン内でゲームの流れが決定されてしまわないよう、トップレーンに大きな変更を施すことにしました。また、現在のプロシーンで主流となっているオーンやセトが、ほかのプレイヤーたちを力づくでねじ伏せてしまう場面を減らすため、弱体化をいくつか行っています。これらに加えて、“ジャングラーとしての選択肢を増やすためのチャンピオン調整”の第2弾もご用意しています。
なお、今回はARAMに関するバランス調整に加えて、エターナルの第1弾がいよいよリリースとなります!サモナーズリフト以外のゲームモードや機能などと同様、こういったコンテンツに好き嫌いが生じるのは避けられないことでしょう――そんなわけで、ランダムミッドをプレイするのも、エターナルにチャレンジするのも、スキンを購入するのも、……あるいはしないのも、すべては皆さん次第なのです!
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ミッドパッチアップデート
2020年3月5日(太平洋標準時) ジリアンのバグ修正
ジリアン
2020年3月4日(太平洋標準時) グラガスのバグ修正
グラガス
パッチハイライト
チャンピオン
アリスター
基本体力が増加。「戦士の咆哮」発動後から再び固有スキルのスタックが可能になるまでのクールダウンを削除。
モー牛さんはもっと沢山の牛乳をご所望のようです。
基本ステータス
固有スキル - 戦士の咆哮
アムム
Rのクールダウンが低スキルレベルで延長。
10.4でこの子に与えた力を少々返してもらうことになりました。
R - めそめそミイラの呪い
バード
固有スキルのチャイムのダメージが低下。
長きに渡って見過ごされてきたことですが、レベルが高くなってからの強さを考慮した場合、バードには少々弱体化が必要のようです。そこで、ミィプの鐘のボリュームを少し下げることにしました。
自動効果 - 旅人の呼び声
グレイブス
基本魔法防御とレベルアップごとの基本魔法防御が増加。Qのコストが一定になり、クールダウンが短縮。
グレイブスは高ティアの試合では弱く、それ以外では可もなく不可もなく、といった状態が続いています。そこで以前Eから削除した魔法防御の一部を彼本人へと返し、さらにジャングルとレーン戦の両方を手助けするための強化も施すことにしました。
基本ステータス
Q - エンドライン
カイ=サ
Qの魔力反映率が低下し、アップグレード後のミサイル数が増加。Wの基本ダメージと魔力反映率が上昇して合計攻撃力反映率は低下、アップグレード後のクールダウン短縮効果が向上。
今回の変更の狙いは、進化過程にあるカイ=サを──とくに攻撃力と魔力のどちらかに特化し始めるタイミングの彼女を強化することにあります。ただしこれにより、進化の方向性に基づいたトレードオフも必要になります。
Q - イカシアの雨
W - ヴォイドシーカー
ケイン
固有スキルによるオーブ獲得率が上昇。Wのスロウ効果が上昇。
変身にまつわるルールのややこしさや不明瞭さのせいで不当な扱いを受けることがなくなるよう、ルールを単純化することしました。また、全体的な扱いやすさを向上するため、敵をキャッチするためのスキルも少しだけ強化しています。
自動効果 - 緋眼の大鎌
W - 刃影襲
リサンドラ
Qの魔力反映率が上昇。
リサンドラがもっとも多用するスキルに力を取り戻させたため、相手もそう簡単には彼女を倒せなくなるはずです。
Q - アイスシャード
ニーコ
攻撃速度の増加率と反映率が上昇。Eの魔力反映率が上昇。Rのシールド量が増加。
その時々の姿やシチュエーションに縛られない強化を施しました。
基本ステータス
E - からまれ!
R - ポップブロッサム
オーン
固有スキルの強化時ダメージが低下し、アイテムが自動アップグレードされるレベルが引き上げ。味方へのアイテムアップグレードがより後に。
オーンがもたらすダメージを少々低下させるとともに、もともとは彼をプロシーンに復帰させるために以前施した強化を元に戻しました――復帰させてみたら想定外の大暴れをしてしまった、というのがその理由です。
固有スキル - 歩く鍛冶場
ラムス
攻撃速度反映率が低下。
実際のところ、思ったより“オーケー”ではありませんでした。そんなわけで、10.4でラムスに施した強化の一部を元に戻すことにしました。
基本ステータス
セト
基本物理防御、体力自動回復、レベルアップごとの体力自動回復が減少。Rのスロウ効果時間が減少。
セトは現状、主にトップレーンでその力を発揮している一方、ジャングルでも相当な強さを見せつけています。そこで、両方のロールにおける強さを少し引き下げることにしました。
基本ステータス
R - ショーストッパー
シヴィア
Qの基本ダメージが高スキルレベルで増加。Rの最低増加移動速度がスキルレベルに応じて向上。
シヴィアは全チャンピオンの中でも弱い側に入ってしまっているため、強化を施すことにしました。
Q - ブーメランブレード
R - 戦姫の号令
ソナ
基本攻撃力とレベルアップごとの基本攻撃力が増加。Eによる自身の増加移動速度が上昇し、スキルレベルにかかわらず一定に。
このパッチで「スペルシーフエッジ」を含む「徴収」の問題を修正することにしたため、10.4のミッドパッチで行われた変更を元に戻すことにしました。これによりソナはトップレーンから姿を消し、本来の持ち場に戻ってくれることでしょう。
基本ステータス
E - セレリティ
射程外へのスキル使用時の変更
あるスキルを最大射程距離を超えた地点に使おうとした場合、チャンピオンは次の2種類のうち、どちらかの行動を取ります――1つ目は「射程距離に入るまで移動してからスキルを使用する」、そしてもう1つは「指定した方向の最大射程距離にあたる地点目掛けてスキルを使用する」となります。これらのスキルを(特に経験の浅い)プレイヤーがどう使おうとするかを考慮して、以下の3つのスキルを「最大射程距離にあたる地点にスキルを使用する」タイプへと切り替えることにしました。シンドラの場合、この変更によってとくにQ>Eコンボが決めやすくなることでしょう。
下記のチャンピオンをメインにしてきたプレイヤーの皆さんはスキル使用時の操作感覚を習得し直す必要がありますが、スキルの強み自体は変化していないはずです。なお、この3スキルについて何か問題が発生した場合は、また改めて対応します。
スキル変更
- ミス・フォーチュンのE - レイニングバレット
- シンドラのQ - ダークスフィア
- ヴァルスのE - 滅びの矢雨
ジャングルチャンピオン
前回のパッチでのジャングル向けチャンピオンプール(チャンピオンの選択肢)拡大を目指した変更は上手くいきました――上位ランクの試合をぶち壊しにすることなく、標的にしたスキル帯の数多くのプレイヤーがこの新たな選択によって成功を収めています。しかし、モルデカイザーとダリウスだけはイマイチだったようなのでもう少し強化を施すことにしました。また、今回は新たにポッピーをプール内に加えています。とはいえ、彼女に関してはこれまでも“上手いプレイヤーが使えばそれなりに強いジャングラー”であったため、軽い後押しだけに留めています。
ダリウス
モルデカイザー
ポッピー
トップレーンの重要性
タワープレート
タワープレート破壊時の獲得ゴールドが上昇、近接チャンピオンから受けるダメージが増加、グループプッシュへの抵抗力が向上。
近接タイプのレーンプッシャーにとってタワーをより魅力的なトップレーンのオブジェクトにするため、タワープレートにいくつか変更を加えることにしました。まず、プレートが近接チャンピオンから受けるダメージを増やすことで、多くのトップレーン向けチャンピオンがより早くプレートを破壊できるように(そしてファーストタワーボーナスを獲得するのが簡単に)なります。そして「忠義の防壁」の防御力向上は、レーンフェーズでもっとも一般的なパターンである“ボットをギャンクしてドラゴンに備える”といった動きを含むグループプッシュ戦術の旨味を低減します。加えてプレート1枚辺りのゴールド量を増やすことにより、これらの変更の重要性がさらに高まります。つまり、10.5適用後はレーンを放棄してロームする代償が文字通り高くつくようになる、ということです。
遠隔タイプがメインの皆さんへ: 2つ目と3つ目の文章から“遠隔攻撃がプレートに与えるダメージは以前と同じ”と読めるかもしれません。これは単純に“近接チャンピオンがタワープレートに与えるダメージが増加する”とだけ表現したくなかったためです。
ルインドキング・ブレード
近接チャンピオンが使用する際、現在体力に応じたダメージが増加。
ここ最近、「ルインドキング・ブレード」はファイターのアイテム欄に入ることがなくなっています。そこでこれをジャガーノートやタンクを切り刻むための高価な選択肢となるよう強化することにしました。
ラヴァナス・ハイドラ
ライフスティールが増加。発動効果の範囲が拡大し、チャンピオンの最大射程距離に効果が発生するように。
「ラヴァナス・ハイドラ」を強化すれば、さらに多くのファイターがこのアイテムの恩恵を受けられるようになるだけでなく、既存ユーザーたちの強化にも繋がるはずです。また、射程範囲125以上のチャンピオンでも「三日月」の発動効果がちゃんと機能するようにしました。
タイタン・ハイドラ
自動効果の扇状範囲内にいる敵へのダメージが増加。
HP重視のビルドに組み込んだ際の存在感を高めるため、「タイタン・ハイドラ」の最大体力に応じたダメージを強化しました
アイテム
スペルシーフエッジ
近くに味方がいないと「徴収」が発動しないように。
ソロレーンでサポートアイテムを使われないようにしました。
霊者の鎌
近くに味方がいないと「徴収」が発動しないように。
ソロレーンでサポートアイテムを使われないようにしました。
モビリティブーツ
コストが増加。
モビ靴は高ランク帯の試合においてスノーボール能力を飛躍的に向上させ、とくに強いレーナーがその手で築いたリードを簡単に広げられるために、ブーツ選択の余地を狭めてしまっていました。そこでこれを、状況が許せば誰にでも買えるようなものから、少々お値段の張るプレミアムなブーツへと変更することにしました。
ランダムミッドのバランス調整
パッチ10.5 強化(バフ)
パッチ10.5 弱体化(ナーフ)
エターナル
10.5から「エターナル」が利用できるようになります。あなたのメインチャンピオンの栄光の瞬間を記録し、祝福し、そしてゲーム内外で見せつけましょう! また、試合ごとの自己ベストを追跡できるようにもなります。スターターシリーズのエターナルはブルーエッセンスで、シリーズ1のエターナルはRPで、それぞれ解除できます。
バグ修正
- レネクトンのE - スライス・アンド・ダイスが空振りしたときもヒット音が再生されていた不具合を修正しました
- パーフェクトタイミングの「始まりのストップウォッチ」が「複製のストップウォッチ」に変化した際、アイテムスロットが入れ替わっていた不具合を修正しました
- タム・ケンチの W - 丸呑みのクールダウンが味方が口の中にいる間は半減していたのと、 自動効果 - 舌慣らしが2倍のダメージを与えていた不具合を修正しました
- ラカンが範囲外の味方にE2 - バトルダンスを使用した際もスペルバインダーのスタックが獲得できていた不具合を修正しました
- Clashのスカウティング中、サモナー名の表示が順不同になっていた不具合を修正しました。
- スコアボード画面でオーシャンドラゴンソウルにマウスオーバーするとゲームが一瞬反応しなくなる不具合を修正しました
- デスダンスによって蓄積されたダメージの最後でチャンピオンの体力が尽きた際、デスすることなく残り体力1になっていた不具合を修正しました
- コレクションの「ルーン」タブで削除ボタンが切り替えられず、ルーンページを一括削除できなかった不具合を修正しました
- 試合終了画面が表示された際、まだロビーにいるプレイヤーのサモナー名も灰色表示になっていた不具合を修正しました
- プラクティスツールの「リバイブ」ボタンが正しく機能せず、チャンピオンを復活させられなかった不具合を修正しました
- 「リーサルテンポ」を装備中のチャンピオンがシールドを持っている敵チャンピオンを攻撃した際、増加攻撃速度が獲得できなかった不具合を修正しました
- フィドルスティックスのW - ドレインをフィオラのW - リポストと同時に使用した際、ダメージが与えられず回復効果が得られなかった不具合を修正しました
- 通常攻撃中のチャンピオンが、対象が戦場の霧に入ってしまっても後を追い続ける不具合を修正しました
- DJ ソナで素早くフォームを切り替えると、ヘルメットがエーテリアルフォームで固定されてしまう不具合を修正しました
- サイオンが R - 猪突猛進で3秒以上走ってから敵チャンピオンに突っ込んだ際、対象に1.75秒のノックアップ効果を正しく付与していなかった不具合を修正しました
近日公開のスキンとクロマ
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今回のパッチで、以下のクロマが公開されます。