パッチノート 12.17
パッチ12.17へようこそ! このパッチ期間が終わると、いよいよWorldsが見えてきます!
Worldsがパッチ12.18で開催されることから、この12.17は現在のプロシーンのメタを大きな影響を与えることなく、大規模な調整を行える最後のチャンスとなります。このパッチでは、世界中のプレイオフで圧倒的にピックされていたチャンピオンのパワーを低下させることに焦点を当てています。とはいえ、最近あまり姿を見せていなかったいくつかのチャンピオンに強化を行っているほか、マオカイやヘカリムといったチャンピオンへの大規模なアップデートも行っています。──前置きはこれくらいにして、Worldsに向かって出発進行!
TFTでは新ミッドセット「アンチャーテッド レルム」がリリースとなり、さらなるドラゴンや宝物が登場しています。詳細はこちらのTFTのパッチノートをご覧ください!


ミッドパッチアップデート
2022年9月12日(太平洋標準時) ミッドパッチアップデート
バグ修正
- グラガスのEとRが本来よりも長い時間、対象をノックアップ状態にしていた不具合を修正
2022年9月8日(太平洋標準時) ミッドパッチアップデート
ミス・フォーチュン
パッチハイライト
チャンピオン

アーリ
チャームの効果時間を低スキルレベルで短縮。
アーリは安全性の高いプレイスタイルとチャンス作りに有用なスキルによって、世界中のプロたちを魅了していました。これらのパワーを少しだけ低下させることで、アーリの魅力に抗えるようにすると共に、「とりあえずチャームさえ使っておけば大丈夫」というような状態にならないようにします。
E - チャーム

アジール
Wの魔力反映率が低下、クールダウンが低スキルレベルで延長。Eのクールダウンが延長。
“砂塵の皇帝”は強くなりすぎると、プロシーンではあっという間に“ミッドレーンの皇帝”と化してしまします。レーン戦の安全性と終盤のスケーリングを低下させることで、強力なスケーリングチャンピオンとしての個性は維持しながらも、スケーリングし過ぎないようにしました。
W - 目覚めよ!
E - 流砂の衝撃

カミール
固有スキルのシールド量が増加。Eのダメージが増加。
カミールは現状、トップレーンにおけるほかの人気ピックに遅れを取っているようです。そこで、エンゲージとダメージトレードのパワーを少し高めることで、条件さえ揃えば輝くチャンスを得られるものの、カウンターとなるチャンピオンであれば彼女を抑え込めるようにします。
固有スキル - アダプティブディフェンス
E - フックショット/ウォールダイブ

エズリアル
Eのクールダウンが短縮。
エズリアルは最近、プロシーンでもソロキューでも居場所を見失っているようです(地図嫌いのせいかもしれません)。彼をもっと良いポジションへとシフトさせるため、Eを強化することで攻守に渡ってクラッチプレイを決めやすくしました。
E - アーケインシフト

グレイブス
Qのクールダウンが短縮。Rの基本ダメージが増加。
現在のジャングルメタでは、大量の行動妨害と補助性能でチームを手助けできるエンゲージ系ファイターが有利になっており、グレイブスはこれらのピックに対抗できていません。そこで彼のパワーとクリア速度を少し高め、再びジャングルのニッチなピックとして居場所を見つけられるようにしました。
Q - エンドライン
R - コラテラルダメージ

ヘカリム
全スキルに調整。
ヘカリムはここ数シーズン、プロのジャングラーでは圧倒的なものの、ソロキューでは活躍できなかったりと、不安定な状態が続いています。また、タンクやアサシン、ファイターと、さまざまなビルドで跳ね回っています。私たちとしては、ヘカリムはブルーザー/ファイター系として活躍できた方が、プレイしていてやりがいを感じやすく、プロ向けとして偏ることも少なくなると考えています。そこで、ヘカリムのQとWに、ファイター系アイテムとのシナジー効果を高めるような調整を行います。また、基本的な補助性能のパワーとダメージを低下させて、純粋なタンクとしての力も低下させています。これらの変更は、よりダメージ主体のビルドへとつながるはずです。
基本ステータス
Q - ランページ
W - ソウルドレイン
E - チャージ
R - スペクターズ・オンスロート

カサディン
Qのクールダウンが短縮、マナコストが低下。
カサディンはメイジへのカウンターピックとしてプレイされることが多いため、それらの手強い相手にとりわけ有効なパワーを強化し、対メイジという個性を伸ばすことにしました。これで彼も成功をつかみ、カサウィンできることでしょう。
Q - ヴォイドスフィア

マオカイ
固有スキル、Q、E、Rを調整。
マオカイは長い間、見かけばかりで中身が伴わない状態が続いていました。そこで、サポートとしての能力を損なわないようにしつつ、この樹人がトップレーンとジャングルで再び根を下ろせるように調整を行います。
固有スキル - 魔樹液
Q - 茨打ち
E - 苗木投げ
R - 大地の捕縛

ミス・フォーチュン
Qの基本ダメージが高スキルレベルで増加、詠唱時間を調整。Wのマナコストが減少、攻撃速度増加量が上昇。Eのクールダウンが延長、基本ダメージが減少、魔力反映率が上昇、スロウ効果が魔力に応じて増加するように。
ミス・フォーチュンはこれまで、クリティカル/攻撃速度ビルドと脅威ビルドのどちらにも発展させられる自由度を持っていました。しかし最近はクリティカルビルドが少し弱くなっており、脅威ビルドはレーン戦で「Q – ダブルアップ」を活用するよりも、「E – レイニングバレット」を連打する傾向が強くなっています。そこで、クリティカル/攻撃速度ビルドのパワーを高めつつ、脅威ビルドではハラスツールとしてQを活用するメリットを高めます。
Q - ダブルアップ
W - ストラット
E - レイニングバレット

ナミ
Eと「電撃」とのインタラクションを削除。
ルシアンのQ+二段通常攻撃のコンボで、ナミが「電撃」ルーンを素早く発動させられることから、“電撃ナミ”はルシアンのベストフレンドとなっていました。他の似たスキルと足並みをそろえられるよう、ナミのEが「電撃」のカウントを増やす仕様を調整します。これにより、ナミをほかのチャンピオンと組み合わせやすくもなるでしょう──そもそも“人魚と電撃の相性が良い”というのがおかしな話なのです。
E - 潮使いの祝福

ノクターン
基本攻撃速度が上昇。固有スキルのクールダウンが短縮。
最近、ノクターンは闇の中に追いやられています。闇自体は彼のテーマに合っているかもしれませんが、試合で活躍できていないとなると話は別です。そこで、攻撃速度系アイテムとのシナジーを高め、クリア速度を少し増加させる強化を施すことにしました。
基本ステータス
固有スキル - 夢幻斬

レル
Wの非騎乗時の移動速度が増加。Eのクールダウンが全スキルレベルで一定に。
レルは長い間スポットライトを浴びていないので、再び鋼鉄の騎馬に跨がれるよう、小規模なQoL(操作感の向上)の強化を行います。
W - フェロマンシー:装着
E - 鋼の絆/排撃

レネクトン
Qの基本ダメージが減少、攻撃力反映率が上昇。
レネクトンはブラインドピックでも圧倒的な強さを発揮できるトップレーナーとして、往年の姿を取り戻しつつあります──トップクラスの近接攻撃チャンピオンと対等に渡り合えるだけでなく、遠隔攻撃チャンピオンすらも圧倒できてしまうのです。そこで、他のチャンピオンにもピックの余地を残せるよう、(特に攻撃力系アイテムを利用していないときの)火力を低下させます。
Q - ミートカット

セト
Wの攻撃力反映率が上昇。Eのスロウ効果が上昇。
セトは彼が得意とするタンクチャンピオンを見かける機会が増えたにもかかわらず、あまり十分な時間、トップレーンで対面相手と殴り合えていないようです。このボスがもっと効果的に相手をパンチできるよう、火力および確実性の高い行動妨害効果を強化しました。
W - ヘイメイカー
E - フェイスブレイカー

シヴィア
レベルアップごとの攻撃力が減少。Wの跳ね返り時の攻撃力反映率が低下。
中規模アップデートにより、シヴィアをゲーム内トップクラスの範囲ダメージマークスマンにすることには成功しました。ですが最近、彼女の火力は安定性が少し高すぎるようです。彼女がレーンの対面相手にプレッシャーを与え続け、試合終盤の集団戦で毎回ジャックポットを当ててしまわないよう、範囲ダメージのパワーを少し低下させました。
基本ステータス
W - 跳刃

サイラス
基本体力が減少。Qのクールダウンが延長。
Qを最大化したビルドの高いウェーブクリア性能と、Eによる回避/エンゲージ性能のおかげで、サイラスは最近のプロシーンにおいて、あまりにも高い安定性を発揮しています。そこで序盤のウェーブクリアと耐久力に的を絞った弱体化を行い、レーン戦のパワーを低下させることにしました。
基本ステータス
Q - 鎖の鞭

タリック
基本魔法防御が減少。Eのクールダウンが延長。
耐久力が高く、優れた回復効果と行動妨害効果を持つことから、最近のタリックはボットレーンで少し輝きすぎているようです。彼の魅力を少し抑えるため、スタンの利用頻度を低下させると共に、苦手な対戦相手を前にした際にポークダメージを受けやすくしました。
基本ステータス
E - ダズル

トランドル
Wのクールダウンが全スキルレベルで延長。
この“トロールキング”は、王国の領土をジャングルへと拡大しつつあります。とはいえ、彼を追放したくはありませんので、Wを弱体化してクリア速度を少し低下させつつ、問題になりやすい「序盤にWを最大化して常時使用可能にするビルド」の有効性を下げることにしました。
W - 凍てつく大地

ツイステッド・フェイト
Qの魔力反映率が上昇。Wのマナコストが減少。
53枚のカードを手にしているにもかかわらず(まあ、実際に使うのは3枚ですが)、ツイステッド・フェイトはブルーカードのドローを迫られることが想定よりも少し多くなっているようです。彼が色々なカードを扱えるよう、現在かかっているマナ制限を緩和し、強力なレッドやイエローのカードをもっと自由に活用できるようにしました。
Q - ワイルドカード
W - ドロー

ウーコン
基本攻撃速度が低下。基本移動速度が低下。
プロシーンにおけるウーコンはかなり長い間、“美猴王”というよりも“ジャングルの王”という状態が続いています。彼をジャングルの王座から下ろせるよう、序盤のクリア速度を少し低下させると共に、マップ全体での移動効率を低下させます。
基本ステータス
アイテム

ストップウォッチ
「ストップウォッチ」は導入当初から強力なアイテムであり、ソロキューはもちろんのこと、極めて低いPingでプレイ可能なプロシーンではとくにその強さが発揮されています。そこで購入価格を高めて、1回限りの使用目的で購入した場合のゴールド面でのデメリットを大きくします。

ガーディアン エンジェル
「ストップウォッチ」の価格が上昇したということは、「ガーディアン エンジェル」の価格も上昇する、ということです。固有時停止効果のコストが上がったことで、プレイヤーは「ストップウォッチ」をとりあえず購入して何も考えずに合成するのではなく、「ストップウォッチ」の購入やその合成先アイテムについて、よく考える必要が生まれるでしょう。

シーカー アームガード
「シーカー アームガード」は素材アイテムとして、比較的弱い状態が続いています。とはいえ、レーンの対面相手が攻撃的なプレイをためらうほど強力な序盤の対アサシンアイテムにはしたくありません。そこで、魔力ステータスを増加させて、「ゾーニャの砂時計」の他の素材アイテムと肩を並べられるようにします。

ゾーニャの砂時計
「ストップウォッチ」の価格上昇を受けて、「ゾーニャの砂時計」も価格が上昇します。シーズン10以来、「ゾーニャの砂時計」は固有時停止効果こそが主な価値であり、安価な防御の選択肢となっていました。そこで、このアイテムの価格上昇にあわせて、攻撃面での性能にも注目が集まるようにしました。
ランダムミッドのバランス調整
チャンピオンの強化
チャンピオンの弱体化
アルティメット スペルブック
ワン・フォー・オールティメット スペルブック
- 確率を調整して、この特別なゲームモードを発生しやすくしました!
アルティメットスキルのアップデート
オリジナルのチャンピオンの機能と一致するよう、以下のアルティメットスキルがアップデートされました。
- ケイトリンのR
- カイ=サのR
- マオカイのR
バグ修正
- いくつかのアルティメットサモナースペルのツールチップが翻訳されていなかった不具合を修正
- モルデカイザーのRを使用している際、体力バーの横に表示される敵チャンピオンアイコンが、復活時に正しく削除されるように
- すべてのアルティメットサモナースペルが、そのチャンピオンの詠唱アニメーションを安定して表示するように。以前は時折、通常のアルティメットスキルのアニメーションが使われることがありました(これはウーコンなどの特定のチャンピオンだと、紛らわしいものとなっていました)
- いくつかのスペルのステータスアイコンが消えてしまっていた不具合を修正
プレイヤー行動システム
新たなフィーディング(利敵行為)検出モデルを導入してから8ヵ月が経過し、どんな行動を意図的なフィーディングとして検出するか、大幅な調整を加えられるだけの確信を得ることができました。今後はこうした行為の検出数およびペナルティ措置の適用数が2倍以上に増加すると予想しています(念のためにお伝えしておきますが、意図的なフィーディングは1回目の違反時には14日間の利用停止措置が取られ、2回目の違反時には無期限の利用停止措置となります)。
チャット制限はロビー画面において、違反プレイヤーを含むグループのメンバー全員に表示され、個人のプロフィールページにも表示されます。
名誉の制限がアカウントに適用された場合は、プロフィールページに錠前アイコンとツールチップが表示されます。
コンペティティブ
サモナーズリフトのランク戦におけるマッチメイキングは、表示されているランク(シルバーやゴールドなど)よりも、プレイヤーのMMRを重視するようになります。
Clash - ノクサスカップ
ノクサスカップの2回目の週末のチーム結成は9月12日から可能になり、トーナメントは9月17日と18日に開催されます。
チャレンジ
「グローバル防衛システム」が追加されました!(条件:試合時間の65%以上で、敵ジャングル内にコントロール ワードを保持し続ける)
バグ修正と利便性の向上(QoL)
QoLアップデート
- 一部のスターターシリーズのエターナルにおいて、マイルストーンがチャンピオンごとに大きく異なっていた問題に対処しました(例:エピックモンスターキル数のマイルストーン1の場合、アムムは9キル、ダイアナは3キル、フィドルスティックスは2キルが必要)。今回の変更により、これらのマイルストーン到達に必要な数値が、チャンピオン全体でより統一感のあるものになっています(注意:これはパッチ12.16でアップデートされていましたが、パッチノートには含まれていませんでした)。
- 近接攻撃と遠隔攻撃の形態を切り替えられるチャンピオン(ジェイスやニダリーなど)のツールチップをアップデートし、現時点での形態に応じて数値が随時変化するようにしました。
バグ修正
- 意思表示ピン使用時に、カーソルが激しく動くことがあった不具合を修正
- 倒されたドレイクがヘクステックドレイクだった場合、「ドラゴンの嘆き」のバフ(ドレイクを倒すたびに、ドレイクへのタメージが低下)が、倒されたドレイクごとのダメージ軽減効果を付与していなかった不具合を修正
- ドレイヴンが低体力の敵にとどめを刺すRの自動効果によって、対象がスペルシールドを得ている場合でも、とどめを刺すことができた不具合を修正
- リフトヘラルドの出現アニメーションが、ポッピーのRによるノックバックを中断させていた不具合を修正
- オーンのアイテムアップグレードにおいて、受けている味方が、オーンの詠唱中に倒されると、アイテムアップグレードが失われていた不具合を修正
- 近接攻撃チャンピオンが近くを歩くと、セジュアニのEが「女神の涙」のスタックを増加させていた不具合を修正
- ビジュアルエフェクトのアップデート後に、フィズのEの射程インジケーターが表示されなくなっていた不具合を修正
- ミニオンにラストヒットした際に、ゼリのQのアニメーションが意図したよりも長く表示されていた不具合を修正
- 敵が別の味方によって倒された際に、パイクのRがクールダウンに入っていた不具合を修正
- チャーム効果を受けているチャンピオンが、「ヒール」または「ゴースト」を発動すると、「フラッシュ」を使用できていた不具合を修正
- 試合にドレイヴンがいた場合、「貪欲な賞金首狩り」ルーンにおいて、ドレイヴンの固有スキルの効果音が再生されていた不具合を修正
- 出撃地点やミニオンによってエクセキュートされた場合でも、「本拠地行きの無料チケット」チャレンジが進行していた不具合を修正
- サイオンのゾンビ状態が、一部のチャレンジにおいて追加のキルまたはアシストにカウントされていた不具合を修正
- セトのアルティメットスキルが、試合終了まで相手の「ヘクスフラッシュ」および「フラッシュ」を無効化していた不具合を修正
- 変化後の「真テレポート」のクールダウンが、スコアボードに正しく表示されていなかった不具合を修正
- 「フラッシュ」発動後に特定のスキルを使用すると、「ヘクスフラッシュ」および「フラッシュ」が無効化されていた不具合を修正
- エルダードラゴンが専用の咆哮ではなく、通常のドレイクの咆哮を再生していた不具合を修正