パッチノート 12.3
シーズン2022が花咲いています!チャンピオンのバランス調整、アーリのリフレッシュ、ファイター向けアイテムの変更など、最新の情報をチェックしましょう。
シーズン2022が花開きました!
パッチ12.3ではいくつかのチャンピオンへの弱体化やファイター向けアイテムシステムへの大規模なアップデートなど、丁寧に花を摘んで繊細なブーケをお作りしました。また今回はプレシーズン・メタで争われているプロシーンへの初めてのパッチとなるため、そのスキルレベル帯を想定したバランス調整が中心となっています。花束の中にはアーリのチャンピオンリフレッシュも含まれており、「水晶の薔薇」および「枯朽の薔薇」シリーズの追加スキンもまもなく登場となります。❀
花の話ばかりで鼻がムズムズしてきてしまいましたか? そんな方は、花粉症なんて存在しないこちらのTFTパッチノートをご覧ください!
Jina "ahrisoo" Yoon Paul "RiotAether" Perscheid
ミッドパッチアップデート
2022年2月11日(太平洋標準時) アーリのバグ修正
アーリ
迫るスピリット 敵チャンピオンの生気を消費できずに時間が経ちすぎると、R - スピリットラッシュが使用できなくなることがある不具合を修正しました
2022年2月4日(太平洋標準時) ジャンナの弱体化
ジャンナ
パッチ12.2でジャンナに行った変更は、サモナーズリフトに嵐を巻き起こしました。彼女はトップクラスの強さと人気を備えたサポートへと変わったのです。しかし、ジャンナのQとRが「グレイシャルオーグメント」に発生していたバグと相性が良かったせいで、どれくらい彼女を弱体化したらいいのか、本来必要だった前回のパッチでハッキリしていませんでした。そしてバグ修正後も、ジャンナは「グレイシャルオーグメント」をはじめとするルーンのおかげで、非常に強力なサポートであり続けています。そこで今回、試合序盤のローム性能を低下させると共に、回復とシールドが強化される時間を短くすることにしました。
これらの変更は、ジャンナ(そしてその他のエンチャンター)で最近見られるトップレーン戦略に対処するためのものではありません。これについては別の対策を検討中ですので、正確な見通しが立ちましたらすぐにお知らせいたします。
基本移動速度 330 ⇒ 325
W - ゼファーの基本増加移動速度 8/9/10/11/12% ⇒ 6/7.5/9/10.5/12%
E - ストームブレスによる回復量とシールド量の強化時間 5秒間 ⇒ 4秒間(1体以上の敵にスロウ効果かノックアップを与えた際)
2022年2月3日(太平洋標準時) ARURFのバランス調整&セラフィーンとツイステッド・フェイトのバグ修正
ARURFのバランス調整
チャンピオンの強化
アカリ 被ダメージ -5% ⇒ 被ダメージ -10%
ダリウス 与ダメージ +5%、被ダメージ -10% ⇒ 与ダメージ +5%、被ダメージ -15%
カタリナ 被ダメージ -5% ⇒ 与ダメージ +5%、被ダメージ -5%
クレッド 被ダメージ -5% ⇒ 被ダメージ -10%
モルデカイザー 被ダメージ -15%
ヌヌ&ウィルンプ 被ダメージ -5% ⇒ 与ダメージ +8%、被ダメージ -5%
キヤナ 被ダメージ -5% ⇒ 被ダメージ -10%
ラムス 与ダメージ +10%、被ダメージ -10% ⇒ 与ダメージ +10%、被ダメージ -15%
レク=サイ 与ダメージ +5% ⇒ 与ダメージ +5%、被ダメージ -5%
サイオン 与ダメージ +10% ⇒ 与ダメージ +10%、被ダメージ -8%
スレッシュ 被ダメージ -8% ⇒ 被ダメージ -13%
ヴィエゴ 与ダメージ +5% ⇒ 与ダメージ +5%、被ダメージ -5%
チャンピオンの弱体化
マルファイト 与ダメージ -5%
マスター・イー 回復量 -20% ⇒ 与ダメージ -10%、回復量 -20%
モルガナ 与ダメージ -5% ⇒ 与ダメージ -10%、被ダメージ +5%
オリアナ 与ダメージ -10%、被ダメージ +8%、シールド量 -20% ⇒ 与ダメージ -10%、被ダメージ +10%、シールド量 -20%
セラフィーン 与ダメージ -3%、回復量 -20% ⇒ 与ダメージ -8%、回復量 -20%
シャコ 与ダメージ -5% ⇒ 与ダメージ -10%、被ダメージ +5%
ヴェックス 与ダメージ -10% ⇒ 与ダメージ -10%、被ダメージ +5%
ボリベア 被ダメージ +5%、回復量 -20% ⇒ 与ダメージ -5%、被ダメージ +5%、回復量 -20%
ユーミ 与ダメージ -30%、被ダメージ +20%、回復量 -30% ⇒ 与ダメージ -40%、被ダメージ +20%、回復量 -40%
ゼド 与ダメージ -5% ⇒ 与ダメージ -15%
バグ修正
へカリムのバグ修正 へカリムがARURFでヴィエゴに憑依されると、Q - ランページが試合終了まで無効化される不具合を修正しました
セラフィーン
ノートに取って セラフィーンが敵に固有スキル - ステージプレゼンスによる強化通常攻撃を行っている最中にスキルを発動すると、スキルがキャンセルさせてしまう不具合を修正しました
ツイステッド・フェイト
好きなカードを ツイステッド・フェイトのW - ドロー使用後の通常攻撃がわずかに遅れる原因となっていた不具合を修正しました
2022年2月2日(太平洋標準時) アーリのバグ修正
アーリ
愛の緊急停止 アーリのE - チャームがアンストッパブル状態の敵(例:R - アンストッパブル・フォース発動中のマルファイト)を止めることができた不具合を修正しました
もう十分あるでしょ アーリが敵のアーリのW - フォックスファイアによってキルされると、スレッシュの魂やセナの霧の亡霊を無制限にドロップする不具合を修正しました
パッチハイライト
チャンピオン
アーリ
チャンピオンリフレッシュを実施。基本ステータスとすべてのスキルをアップデート。
“機動性の高いメイジアサシン”というアーリの個性は、時とともに精彩を欠いていっています。現状、“集団戦で素早く動き回る恐怖の存在”という感じはせず、エキサイティングなプレイは1度目のRだけで、その後は安全な場所からEによって敵を引き寄せようとするに留まっています。この問題に対処するため、固有スキルをリニューアルすることにしました──キルまたはアシストを奪うとアルティメットが部分的にリセットされるようになったため、上手なアーリ使いであれば有利な状況を活かして敵全員を次々と倒していけることでしょう。また、各スキルの満足感を高めるため、マナコストと序盤のダメージを再配分しました。これらの変更に対してバランスを取るため、瞬間火力と防御ステータスを少しだけ弱体化してもいます(余談になりますが、これらの変更はこれから行われるアーリのASUとは関係ありません)。
基本ステータス
レベルアップごとの体力 92 ⇒ 82
体力 526~2090(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 500~1894(チャンピオンレベル1~18)
基本体力自動回復 5.5 ⇒ 2.5
物理防御 21~80.5(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 18~77.5(チャンピオンレベル1~18)
固有スキル - 生気吸引
アップデートあなたの一部 ミニオンまたはモンスターをキルすると生気のかけらを獲得する。生気のかけらを9個獲得すると、それらを消費して体力を40~120(+魔力の25%)回復する。敵チャンピオンにダメージを与えてから3秒以内にキルまたはアシストを奪うと、その生気のかけらを消費し、80~200(+魔力の35%)の体力を回復する
Q - 幻惑のオーブ
往路、復路それぞれのダメージ 40/65/90/115/140(+魔力の35%) ⇒ 40/65/90/115/140(+魔力の40%)
マナコスト 65/70/75/80/85 ⇒ 60/70/80/90/100
W - フォックスファイア
ダメージ 40/65/90/115/140(+魔力の30%) ⇒ 60/85/110/135/160(+魔力の30%)
マナコスト 40 ⇒ 25
炎の持続時間 5秒 ⇒ 2.5秒
移動速度増加時間 1.5秒 ⇒ 2秒
アップデート追尾 飛翔物の対象捕捉およびラストヒットのロジックをアップデート
E - チャーム
ダメージ 60/90/120/150/180(+魔力の40%) ⇒ 80/110/140/170/200(+魔力の60%)
マナコスト 70 ⇒ 50
削除恍惚 チャーム効果を受けた敵にスキルが追加ダメージを与えなくなりました
R - スピリットラッシュ
最初の効果時間 10秒 ⇒ 15秒
NEW魂の追跡 スピリットラッシュを発動中に生気吸引でチャンピオンの生気を消費すると、スピリットラッシュの再発動可能時間が最大10秒延長され、スピリットラッシュを再発動できる回数が1回増加する(最大3回までチャージ可能)
ビジュアルエフェクト&効果音のアップデート
固有スキル - 生気吸引 全スキンのビジュアルエフェクトと効果音をアップデート
W - フォックスファイア ビジュアルエフェクトのノイズを排除して飛翔物の移動を改善
R - スピリットラッシュ ビジュアルエフェクトのノイズを排除して、新たにスピリットラッシュの発動可能回数を示す弾数バーのアイコンを追加
アクシャン
固有スキルのダメージが減少。
アクシャンはあらゆるポジション(とくにトップレーン)でかなり強い状態にあるため、序盤の固有スキルのパワーを低下させ、近接攻撃チャンピオンに対するハラスの“ダーティーさ”を少し低減しました。
固有スキル - ダーティーファイト
2回目の攻撃をキャンセルした際の増加移動速度 35~75(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 20~75(チャンピオンレベル1~18)
3スタック時の追加魔法ダメージ 20~175(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 10~165(チャンピオンレベル1~18)
アムム
基本物理防御が減少。Eの自動効果のダメージ軽減効果に、ダメージ適用ごとの上限を設定。
大量の新アイテムを活用できるようになった今シーズン、アムムは平均的なスキルレベル帯で強すぎる状態にあります。固定値のダメージ軽減効果はゼリのようなチャンピオンに対しては効果的であるべきですが、常時有効であることを考えると、特定の通常攻撃やスキルを完全に無効化してしまうのはやり過ぎだと言えるでしょう──そこで、ほかの類似スキルと同じレベルになるようEを調整しました。
基本ステータス
レベルアップごとの基本物理防御 3.5 ⇒ 3
物理防御 30~89.5(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 30~81(チャンピオンレベル1~18)
E - だだっこ
自動効果の最大ダメージ軽減量 物理ダメージ適用ごとに最大100% ⇒ 物理ダメージ適用ごとに最大50%
ブランド
固有スキルとRにQoL(利便性の向上)の変更。
固有スキルをもっと直感的に利用できるようにし、アルティメットスキルの跳ね返りも最適化するなど、ブランドのQoLに調整を施しました。
固有スキル - 炎上
アップデート燃やせ 炎上が付与された敵をキルした際にマナが回復するだけでなく、炎上がまだ付与されていない対象をスキルでラストヒットした場合もマナが回復するようになりました
R - 業火
アップデート放火魔 業火の火の玉が最大射程で自分に戻ってくる前に、周囲の敵を優先して跳ね返るようになりました。なお射程にかかわらず、業火が(ミニオンやモンスターよりも先に)まず敵チャンピオンを優先して跳ね返ることに変わりはありません
ケイトリン
レベルアップごとの攻撃力が低下。Qのダメージが低下。
ここ最近のプロシーンにおいて、ケイトリンはほぼ毎回バンされています。これはおそらく、終盤にスケーリングする人気マークスマンの多くを完全に抑え込めることが原因でしょう。そこで、序盤におけるレーン戦の強さを抑えるのではなく、ウェーブコントロール能力とスケーリング能力を弱体化することでこの問題に対処することにしました。
基本ステータス
レベルアップごとの基本攻撃力 3.8 ⇒ 3.4
攻撃力 62~126.6(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 62~119.8(チャンピオンレベル1~18)
Q - ピースメーカー
2体目以降の敵へのダメージ 60% ⇒ 50%
バグ修正
- アルティメットスキルを使用中にフィアー効果を受けた際、誤ってクールダウンが短縮されていた不具合を修正
コーキ
最初の「特注品」の到着が遅くなり、2回目以降の到着のクールダウンを延長。
コーキはプロの試合において圧倒的な存在感を放っています。そこで、安全かつ迅速な戦闘への復帰に使われていた最初の「特注品」の到着を遅らせ、レーン戦での安全性を少し低下させるとともに、最初のドラゴンとリフトへラルドを巡る戦闘への影響力を低下させました。また、2回目以降が届く間隔も長くなるため、“ドラゴンがスポーンするたびに「特注品のお届け!」を使う”ことはできなくなります。
固有スキル - ヘクステック榴散弾
最初の「特注品」の到着 試合開始から8分 ⇒ 試合開始から10分
2回目以降の特注品の到着 4分ごと ⇒ 5分ごと
ルブラン
Wのダメージが高スキルレベルで低下。
ルブランは長らく強すぎる状態が続いており、特にプロの試合ではかなり前から人気のピックでした。そこで、優先してレベルを最大まで上げるスキルを弱体化することで、序盤の瞬間火力とウェーブクリア性能を低下させます。
W - ディストーション
基本ダメージ 75/115/155/195/235 ⇒ 75/110/145/180/215
リリア
Rの睡眠効果時間が低スキルレベルで延長。
リリアの子守唄をもう少し長く続くようにすることで、もっと序盤からほかのスキルで追撃したり、安定してチームメイトを助けたりできるようにしました。ねんねんころりよ、おころりよ~♪
R - 夢見の子守唄
睡眠効果時間 1.5/2/2.5秒 ⇒ 2/2.25/2.5秒
ナミ
固有スキルによる移動速度増加量が上昇し、効果時間をかけて徐々に減衰するように。Eの通常攻撃時効果の基本ダメージが低下。
ナミへの調整タイミングもついに満ち潮です!この変更によって固有スキルによる移動速度増加がより顕著になるため、“せっかくエンチャンターが支援しているのに気付いてもらえない”ということもなくなるでしょう(冗談です……、たぶん)。なお、彼女はすでにかなり強い状態にあるので、この軽い強化とのバランスを取るためにEを少し弱体化しています。
固有スキル - さざなみの後押し
アップデート増加移動速度 1.5秒間、45(+魔力の20%) ⇒ 90(+魔力の20%)、1.5秒かけて徐々に減衰
E - 潮使いの祝福
通常攻撃時ダメージ(攻撃ごと) 25/40/55/70/85(+魔力の20%) ⇒ 20/35/50/65/80(+魔力の20%)
クイン
W自動効果の攻撃速度増加量が低スキルレベルで上昇。Rのダメージ反映率が上昇。
クインは文字通りの意味では飛べていますが、最近あった様々なシステムへの変更が理由で、その影響力はあらゆるスキルレベル帯において下降気味となっています。結果的に強化の余地が生まれたため、この機会にゲームプレイの満足度を高める変更を行いました。
W - 鷲の眼
増加攻撃速度 20/30/40/50/60% ⇒ 28/36/44/52/60%
R - スカイストライク
範囲ダメージ 攻撃力の40% ⇒ 攻撃力の70%
セナ
自身のファームによる固有スキルの魂ドロップ率が低下。
前回のパッチで行われたQへの強化は、その意図通りにサポートセナを強化しましたが、同時にADCとしての勝率も大幅に高めてしまいました。今回の調整の狙いは、ADCセナを弱くすることではなく、これら2つのポジションの差を小さくすることにあります(電卓を持ち出す前にお伝えしておきますが、これはおよそミニオンウェーブ6回あたり魂1つという計算になります)。
Q - ピアシングダークネス
アップデート単純計算 セナが倒したミニオンおよび小型モンスターは10%の確率⇒2.7777%の確率で霧の亡霊を発生させる(他は変更なし)
ツイステッド・フェイト
Qのダメージ反映率が増加、基本ダメージが高スキルレベルで低下。Eの攻撃速度増加量が低スキルレベルで減少。
ツイステッド・フェイトはグローバルな機動性と頻繁に利用で可能な行動妨害により、プロシーンにおいて常に良いカードを引けているようです。そこで(お馴染みの補助性能中心のビルドではなく)魔力系アイテムを購入しなければ大ダメージを出せなくなるよう、スキルの基本ステータスを低下させました。
Q - ワイルドカード
魔法ダメージ 60/105/150/195/240(+魔力の65%) ⇒ 60/100/140/180/220(+魔力の70%)
E - スタックデッキ
増加攻撃速度 20/25/30/35/40% ⇒ 10/17.5/25/32.5/40%
ゼリ
基本移動速度が低下。フルチャージでの通常攻撃ダメージが低下。Rの連鎖する電撃のダメージが低下し、クリティカル判定を持つように。
ゼリの「トリニティ フォース」ビルドが想定以上の強さを発揮しており、ゼリ使いたちがクリティカルビルドから乗り換えたことで、彼女の勝率はうなぎ登りとなっているようです。今回の弱体化により、クリティカルビルドよりも「トリニティ フォース」ビルドのパワーを大きく削ることができれば理想的ですが、両者には重複する部分もあるため、アルティメットの電撃を少し強めることで、クリティカルビルドを補填してもいます。
基本ステータス
移動速度 330 ⇒ 325
通常攻撃
フルチャージ時の対象の最大体力に応じたダメージ 3~20%(チャンピオンレベルに応じて) ⇒ 3~15%(チャンピオンレベルに応じて)
R - ライトニングクラッシュ
連鎖する電撃の魔法ダメージ 10/20/30(+魔力の15%) ⇒ 10/15/20(+魔力の15%)
NEW静電気パチッ 連鎖する電撃の魔法ダメージがクリティカル判定を持つようになりました
バグ修正
- ゼリのE - スパークサージでトランドルのE - 氷冷の柱を正しく飛び越えられるようになり、アニビアのW - アイスウォールの壁をダッシュで通り過ぎるのではなく、その上を滑るようになりました
- 試合に再接続した際に、ゼリのいくつかのビジュアルエフェクトが正しく表示されなかった不具合を修正
アイテム
ファイター向けアイテムのシステムに変更を行い、フィオラのように“機動性は高いが耐久力は低めのファイター”と、ダリウスのように“機動性は低いが耐久力は高めのファイター”の違いを改めて明確化します。これまでは、ほとんどのファイター向けアイテムに体力が内包されていたため、どのファイターもほぼすべてのアイテムを活用できていました。これは体力を増加させたいチャンピオンにとっては喜ばしいことでしたが、軽量級ファイターがこれら汎用的なアイテムを使用すると、高ダメージで機動性が高いうえに(そのサブクラスの特性に反して)耐久力も高くなり、弱点がなくなってしまっていたのです。
理想的には、今回の変更によって、各サブクラスが自分専用だと感じられるアイテムが存在するようにすることです。詳細については、こちらのQuick Gameplay Thoughtsの記事をご覧ください。これは大きな変更なので、今後の状態を注意深く監視していきますし、おそらくフォローアップの調整を行うことになるでしょう。
ファイター向けミシックアイテム
ファイター向けミシックアイテムについては、体力値が大きく汎用性の高いいくつかのアイテムを、より個性が際立った攻撃系の選択肢となるよう調整しました。また、すべてのファイターがタンキーで耐久力が高くあるべきだというわけではありませんが、ジャガーノートのようにそうあるべきファイターは、それに適したレジェンダリーを利用できるべきでしょう。
これに関して、「トリニティ フォース」は例外です。ほかの選択肢と肩を並べられるよう体力値を増やし、その代わりにスタックする攻撃力を少し低下させました。これにより、得られる体力量はミシックアイテムを選ぶ(もしくは選ばない)際の一番の理由ではなくなります──各ミシックに独自の利点が用意されることとなるため、選択のための判断はより明確で公平なものになるはずです。
ディヴァイン サンダラー
レシピ シーン + ファージ + キンドルジェム + 700ゴールド ⇒ シーン + コールフィールド ウォーハンマー + キンドルジェム + 700ゴールド
体力 400 ⇒ 300
攻撃力35 ⇒ 40
神殺し(オーンの名匠アイテム)
体力 550 ⇒ 450
攻撃力 55 ⇒ 60
ゴアドリンカー
レシピ アイアンスパイク ウィップ + ファージ + キンドルジェム + 300ゴールド ⇒ アイアンスパイク ウィップ + コールフィールド ウォーハンマー + キンドルジェム + 300ゴールド
体力 450 ⇒ 300
攻撃力 45 ⇒ 55
絶え間なき渇き(オーンの名匠アイテム)
体力 600 ⇒ 450
攻撃力 60 ⇒ 70
トリニティ フォース
体力 200 ⇒ 300
アップデート三重攻撃(チャンピオンまたは建造物に対して) スタックごとに基本攻撃力+6%、最大5回で+30% ⇒ スタックごとに基本攻撃力+4%、最大5回で+20%(「インフィニティ フォース」にも適用)
インフィニティ フォース(オーンの名匠アイテム)
体力 300 ⇒ 400
ファイター向けレジェンダリーアイテム&素材アイテム
ファイター向けレジェンダリーアイテムへのアプローチも同様で、一部のアイテムの体力を減少させる代わりに、攻撃力を増加させました。もうひとつの優先事項は、すべてのファイターがとりあえず「ステラックの篭手」を購入している現状を変えることです。「デス ダンス」がリワークされ、ほかに購入したアイテムの攻撃力やサステイン性能によってスケーリングするようになったので、軽量級ファイターにとって魅力が高まることでしょう。また、この効果を活用するためには、ファイターは戦闘において絶えずアクティブでなくてはなりませんが、これは軽量級ファイターが生存性を高めるうえで重要なプレイであるはずです。
加えて、軽量級ファイターにとって役立つべきなのに、いまいち活躍できていなかったレジェンダリーアイテム(「マルモティウスの胃袋」や「ラヴァナス ハイドラ」など)にも調整を施しました。これらのアイテムについては、軽量級ファイターが“ほかの選択肢を差し置いてでも購入したい”と思えるほど、十分にパワフルである必要があります。そして最後に、全体的な調整のため、いくつかの素材アイテムにもアップデートを行いました。
デス ダンス
トータルコスト 3100ゴールド ⇒ 3300ゴールド
アップデート強行突破(自動効果) 軽減前の被物理ダメージの[35%(近接攻撃チャンピオン)/15%(遠隔攻撃チャンピオン)] ⇒ 軽減前のあらゆるタイプの被ダメージ(確定ダメージは除く)の[30%(近接攻撃チャンピオン)/10%(遠隔攻撃チャンピオン)]を蓄え、3秒かけて確定ダメージとして受ける。シールドに対するダメージにも適用されるように
アップデート拒絶(自動効果) キルまたはアシストを獲得すると最大体力の15% ⇒ 自分がダメージを与えてから3秒以内にチャンピオンが倒されると、増加攻撃力の175%にあたる体力を回復する(他は変更なし)
ステラックの篭手
攻撃力 50 ⇒ 0
NEW獲物を狙う爪(自動効果) 基本攻撃力の40%にあたる増加攻撃力を獲得する
削除ブラッドラスト(自動効果) 敵チャンピオンからダメージを受けるか、敵チャンピオンにダメージを与えると、最大体力の一定割合を6秒かけて回復する
アップデートライフライン(自動効果) ダメージを受け、それによって自身の体力が最大体力の30%未満に低下すると、4秒間、ブラッドラストのスタックごとに100(+自身の最大体力の[8%(近接攻撃チャンピオン)/4.8%(遠隔攻撃チャンピオン)]) ⇒ 増加体力の75%の耐久値を持つシールドを獲得する。このシールドは3.75秒かけて徐々に減衰する
マルモティウスの胃袋
攻撃力 50 ⇒ 55
スキルヘイスト 15 ⇒ 20
シールド耐久値 200(+最大体力の20%) ⇒ 200(+増加攻撃力の[225%(近接攻撃チャンピオン)/168.75%(遠隔攻撃チャンピオン)])
アップデートライフライン(自動効果) ライフラインが発動中は、戦闘終了(例:3秒以上ダメージを受けず、ダメージを与えていない)までオムニヴァンプが12%増加する
ルインドキング ブレード
トータルコスト 3200ゴールド ⇒ 3300ゴールド
アップデートミストエッジ(自動効果) 通常攻撃が対象の現在体力の[10%(近接攻撃チャンピオン)/6%(遠隔攻撃チャンピオン)] ⇒ 対象の現在体力の[12%(近接攻撃チャンピオン)/8%(遠隔攻撃チャンピオン)]にあたる物理ダメージを与える(他はすべて変更なし)
ブラック クリーバー
体力 450 ⇒ 350
攻撃力 40 ⇒ 45
スキルヘイスト 25 ⇒ 30
ラヴァナス・ハイドラ
攻撃力 65 ⇒ 70
ハースバウンド アックス
トータルコスト 1100ゴールド ⇒ 1000ゴールド
合成コスト 450ゴールド ⇒ 350ゴールド
ヘクスドリンカー
攻撃力 20 ⇒ 25
ターボ ケミタンク
パッチ12.2の「ターボ ケミタンク」への変更は、ダッシュ系チャンピオン(アカリやイレリアなど)が利用した際の影響を抑えるための応急処置であり、その間により良い解決策を考えるつもりでした。今回は、敵に“ターボチャージ”するよりも“タンクする”ことに適したアイテムとなるよう、そのスタックのメカニクスにさらなる調整を施しました──“ターボ”の部分ではなく、“タンク”の部分にアクセントを置いてくださいね(これらの変更はオーンの名匠アイテムである「ターボチャージ ヘクスペリメント」にも適用されています)。
アップデート燃料補給(自動効果)のスタック チャンピオンまたは大型モンスターにダメージを与えるたびに5スタック、15ユニット移動するたびに1スタック ⇒ チャンピオンまたは大型モンスターからダメージを受けるたびに5スタック、25ユニット移動するたびに1スタックを獲得(ダッシュとブリンクからの上限が10スタックであることは変更なし)
アップデート燃料補給(自動効果)の追加ダメージ 100スタックになると、次の通常攻撃が周囲のすべての敵に魔法ダメージを与える。このダメージはミニオンに対しては25%、ジャングルモンスターに対しては175% ⇒ ミニオンに対しては30%、ジャングルモンスターに対しては200%増加する
バグ修正と利便性の向上(QoL)
- アップデートヘクスゲート:チャンピオンが即座に目的地のゲートにテレポートするのではなく、ビジュアル的にもメカニズム的にも、ヘクスゲートの経路に沿って移動するようになりました。つまりこれは、発動中のチャンピオン効果(例:ケネンのR - 雷撃の大嵐)が、チャンピオンの移動インジケーターの周囲にその効果を適用しながら、一緒に移動するということでもあります。
- クレッドが通常攻撃中にW - 狂暴の宴を習得すると、このスキルの4回目の通常攻撃が追加ダメージを与えなかった不具合を修正
- 特定の射程だと、「ルナーン ハリケーン」がエズリアルのQ - ミスティックショットで正しく発動しなかった不具合を修正
- 「コレクター」で敵チャンピオンをキルすると、サミーラが余分にスタイルのスタックを獲得していた不具合を修正
- チャーム効果のアイコンがチャンピオンのバフ/デバフのバーに表示されなかった不具合を修正
- クレッドがスカールを失った際に、「勇気」のバーが正しい値を表示していなかった不具合を修正
- 表示をウィンドウモードに切り替えた際、リソースのバー(気や怒りなど)のビジュアルが更新されなくなることがあった不具合を修正
- ヴァルスの全スキンで、Q - 乾坤一擲のキャンセル時のビジュアルエフェクトを復元
- タロンの剣がR - シャドウアサルトのビジュアルエフェクト中で一瞬消えることがあった不具合を修正
- ダリウスとアムムのベーススキンのボイスオーバーがリマスターされて明瞭性が改善
- 「バトルキャスト スカーナー」を使用中、E - フラクチャーを使ってクリスタルヴェノムでミニオンをマークした際や、クリスタルヴェノムを発動してクリスタルチャージを獲得した際、効果音が正しく再生されるように修正
- スムーズな表示が行われるよう、ゲーム内のFPSインジケーターの更新頻度を以前の頻度に戻しました
- 5人のプレイヤーがいるサモナーズリフトのロビーで、プレイヤーが複数のロールを選択できていた不具合を修正
- 試合ロビー内でESCキーを押しても、ロール選択が閉じなかった不具合を修正
ビジュアルエフェクトのアップデート
ヴェル=コズ
このアップデートにより、ヴェル=コズのビジュアルエフェクトがよりヴォイドらしくなり、ヒットボックスのインジケーターもより正確になることでしょう。
ベーススキンのヴェル=コズ 完全にオーバーホール、ヒットボックスインジケーターを調整
バトルキャスト ヴェル=コズ 一部のノイズを削除
アークライト ヴェル=コズ ノイズを削除、新たなEのインジケーター
地獄の業火ヴェル=コズ 小規模な調整、新たなEのインジケーター
漆黒の霧氷ヴェル=コズ 小規模な調整、新たなEのインジケーター