パッチノート 9.24
皆さん、こんにちは――2019年最後のパッチへようこそ!
プレシーズンのように大規模変更を実施したあとのパッチがいつもそうだったように、このパッチも収集されたデータと皆さんからのフィードバックを精査したうえで、数多くの変更や調整を行っています。また、9.23の期間中に行われたドレイクや一部モンスターにまつわる数値、試合のペース配分に関する調整内容についても、見逃していた方のために再掲しました。なお、基本的にはこのパッチが今年最後になるのですが、今後数週間の状態次第では年末に「9.24b」として(新スキンや追加要素を含まない)バランス調整パッチをリリースする可能性があります。その際には改めて個別にパッチノートをリリースしますので、チェックをお忘れなく!
最後になりますが、パッチ9.24にて厨二病感満載の新チャンピオン、アフェリオス(とその妹)がサモナーズリフトに立ち現れます!甘美なる毒に身を委ねましょう。さらに、同胞たるルナリの兄妹のリリースに合わせて、ダイアナのスキルキット、ビジュアルエフェクト、効果音とスキルアイコンが新しくなります。ルナリの証である月の輝きは、その強さをさらに増すことでしょう!
……おっと、これが最後の最後になります――期間限定でポロキングが復活します!みんなに愛される高貴なる毛玉と共に、雪合戦を楽しんでくださいね。
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ミッドパッチアップデート
2019年12月17日(太平洋標準時)
アフェリオスの弱体化、ダイアナとエルダードラゴンのバグ修正
アフェリオス
アフェリオスについては大きな変更はせずもうしばらく様子を見るつもりですが、少し強すぎる部分があるのは明白です。特に、「インファーナム」によるアルティメットは非常に簡単に命中させられますし(それにちょっと強力すぎます!)、「キャリブラム」によるマークはその安定性を考慮するとダメージがちょっと高すぎます。ですので、今回これらのスキルに対して弱体化を行います。
ダイアナ
エルダードラゴン
2019年12月13日(太平洋標準時)
ユーミのバグ修正
ユーミ
2019年12月12日(太平洋標準時)
トリンケットの変更とバグ修正
トリンケット
この変更はすでにパッチ9.24で適用されているものですが、最初のパッチノート投稿時には含まれていませんでした(気づいた方もいるかもしれません)。少し分かりづらいところがあるので、以下にシステムとそれに付随する変更の解説を記載しておきます!
バグ修正
パッチ・ハイライト
チャンピオン
アフェリオス
信ずる者の武器
月の囁きの中に勝利を見出すべく、アフェリオスとアルーンがパッチ9.24で参戦します。
高解像度バージョンのアフェリオスのスプラッシュアートはリーグ・ディスプレイから入手可能です!
アカリ
Qが前方のみを攻撃するようアカリの背後にある当たり判定を削除。Qのミニオンとモンスターに対するダメージが低下。
この変更はプロシーンを対象としたものです――プロ選手の多くはQの持つ独特な当たり判定をウェーブクリアに上手く活用していましたが、ほとんどの一般プレイヤーにとっては活かすどころかただ使うことすら難しいものになっていました。
Q - 五連苦無
アムム
Qのクールダウンが低スキルレベルで短縮。
プレシーズン以降の様子を見る限り、めそめそミイラくんには強化が必要なようです。
Q - 絡みつく包帯
ブラウム
レベルアップごとの基本体力と体力自動回復が上昇。Wのクールダウンが短縮、コストが全スキルレベルで一定に、味方および自身への増加防御力の反映率が一定に。Rの基本ダメージが高スキルレベルで上昇、ノックアップ時間が延長。
ブラウムは「ワーデン」と呼ばれる、味方を守ることを得意とするタンキーな(=硬めな)チャンピオンの一人です。ほとんどのワーデンは後衛の味方めがけてダイブしてくる近接攻撃チャンピオンへの対処を得意とする一方で、その射程の短さと機動力の低さから遠隔攻撃チャンピオンとの戦いは苦手としています。しかしブラウムはEのおかげで、例外的に遠隔攻撃チャンピオン相手にもうまく対処できる、ユニークなワーデンとなっています。
このブラウムをブラウム足らしめている要素を取り上げたくはないため、むしろそれをさらに伸ばす代わりに、近接攻撃チャンピオンへの対処能力をほかのワーデンと比べて低くすることにしました。これにより、彼を“プロシーンにおける定番の安定ピック”で居続けさせることなく、様々な強化を施せるようになるはずです。
基本ステータス
W - ワシに任せとけ!
R - 氷河の裂溝
ダイアナ
ビジュアルエフェクト&効果音のアップデート。「月下美刃」と「崩月」のキーを入れ替え。固有スキルで攻撃速度が増加するようになり、3回攻撃毎のマナ回復は削除。Qのコストが低下。Wのクールダウンが低スキルレベルで増加、最高レベルで短縮、ダメージ反映率が低下、シールド反映率が追加。
これをお読みになっている方の中には、ダイアナのキットへの変更が以前より予定されていたことをご存知の方もいらっしゃるかもしれません――かねてよりお約束していた通り、ダイアナのレベル6以前のレーニング能力を強化するとともに、ダイアナをプレイする際、及びダイアナを相手にした際の双方で発生している“先行されると一生シバかれ続ける”状況を改善する変更を行いました。「月下美刃」を通常スキルにすることで、試合のより早い段階、それもレーン戦の時点からダイアナのゲームプレイの核となる能力を利用可能にし、レベル6になる前から敵と交戦できるようにしています。さらに、この変更によって序盤からギャンクを仕掛けられるようになるため、ジャングラーとしての能力も大幅に向上することとなります。
また、新しくなったアルティメットスキルによって試合中盤以降の選択肢が大幅に増しており、これまでは不可能だった集団戦や小競り合いにも参加できるようになっています。戦闘へのアプローチ方法自体も増えているため、これまでのように“敵1人を瞬殺する”ことだけが目的ではなくなるはずです。
これらの変更の狙いは、これまでダイアナの魅力となっていた要素は維持しつつも、チャンピオンが本来備えていて然るべきツールとプレイの多様性を与えることにあります。古くからのダイアナ使いたちが積み上げた技術やノウハウを無駄にしてしまうことなく、これからダイアナを触るプレイヤーたちにとってもより楽しく、練習しがいのあるキットになっていることを願っています。
ビジュアルエフェクトのアップデート
基本ステータス
固有スキル - 繊月の刃
Q - 月影
W - 朧月の羽衣
NEWE - 月下美刃
ダイアナの以前のアルティメットスキルです!
NEWR - 崩月
ダイアナの以前のEです!
ガレン
Eの回転数が減少、回転ダメージが低下。
ガレンは「征服者」への変更の恩恵をもっとも大きく受けた一人であり、許容範囲を遥かに超えた強さを発揮してしまっています。その結果、攻撃速度に依存したビルドばかりが選択されるようになってしまいました。攻撃速度ビルド自体は有用なものにしたかったのですが、いわゆる“ガラスの大砲”ビルドしか選ばれないような状況は意図したところではないため、とくにビルドの多様性を高めることを狙った変更を行うことにしました。
E - ジャッジメント
カサディン
Qのクールダウンが低スキルレベルで増加。Wのマナ回復量が高スキルレベルで低下。
カサディンは現状、レーンでの生存能力も集団戦性能も高すぎると言えるでしょう。
Q - ヴォイドスフィア
W - ネザーブレード
ラムス
レベルアップごとの体力が増加。Eのクールダウンがスキルレベルに応じて短縮されるように。
ラムスの持つ中盤の集団戦における影響力と終盤の耐久力を高めることにしました。
基本ステータス
E - ぴりぴり
ライズ
Qの基本ダメージが低下。
スケーリング性能の高いメイジにしては、ライズの序盤のダメージとウェーブクリア性能は高過ぎると言えるでしょう。彼にとって最適なルーンである「征服者」の弱体化も同時に行われるため、“ライアットほんま”と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もともとこの調整は「フェイズラッシュ」を用いた場合のパフォーマンスも考慮したものです(つまり、避けられない変更だったのです)。
Q - オーバーロード
セナ
おすすめアイテムをアップデート。自身がキルしたミニオンから固有スキルの「霧の亡霊」が発生する確率が低下、チャンピオンのクローンからは発生しないように。Qのダメージが低下、Wのスネア効果時間が低スキルレベルで短縮。Rのダメージ反映率が上昇。
セナはサポートとしてもADCとしても強すぎる状態にありますが、とくにヒドいのがADC運用した場合でしょう。このパッチにて両者に影響を及ぼす弱体化を施しますが、受ける影響はADCの方が大きくなるはずです。具体的には、安全性、ポーク能力とウェーブクリア能力、試合中に獲得可能な魂の量を下方修正しました――これだけ弱体化を行えば、ポジションを問わず、セナの圧倒的な強さは緩和されることでしょう。
基本ステータス
固有スキル - 魂の赦し
Q - ピアシングダークネス
W - 最期の抱擁
R - ドーニングシャドウ
ユーミ
固有スキルで再びマナが回復するように。Qのコストが増加、ダメージが低下。密着対象と一緒にテレポートしないように。Eで攻撃速度が増加するように、チャージをストックしないように、マナコストが大幅に上昇。
ユーミを本来意図していたようなエンチャンターとして運用してもらえるようにするため、ダメージを犠牲にしてサポート性能を強化しました(つまり、「秘儀の彗星」ではなく、「エアリー召喚」がさらに有用になりました)。ただし、彼女のパワーを最大限活かすためには、ガレンのような“無敵の火力源として死なないチャンピオンにくっつく”よりも、よりフィジカルの弱いチャンピオンに寄り添う必要が出てくるはずです。また、自らを危険に晒す必要がある場面を設けることで、しっかりとスキを狙っていればこのネコちゃんをキルするチャンスが生まれるようにもしています。
真面目な話、裏付けとなるデータがあります。ユーミが他のチャンピオンとかなり異なる点として、適当でないルーンを使うと実際よりも著しくマイナスの印象が残る傾向にあります。ぜひ彗星よりもエアリーを使ってください!
固有スキル - たたいてまもって
Q - きまぐれミサイル
W - ユー&ミー!
E - バビューン!
ビジュアルエフェクトのアップデート
ラックス
ラックスのスキルの視認性を向上させると同時に、ビジュアルも現在の基準に合わせて強化しました。そして、もっともっと虹色がかかるように!
ルーン
征服者
バフ効果時間が短縮。遠隔攻撃チャンピオンが使用した場合の回復量が低下。
「征服者」は全体的に見ても少々強すぎる状態にありますが、とくに一部の遠隔攻撃チャンピオンとの相性が良すぎると言えるでしょう。効果時間の短縮は、もともとの効果時間の長さをフル活用できていた遠隔攻撃チャンピオンにこそ大きな影響を与えるはずです。これに加えて、遠隔攻撃チャンピオンが使用した際の回復量も低下させています。
プロトタイプ:オムニストーン
適切なタイミングで適切なキーストーンを獲得しやすくなるよう、「オムニストーン」のアルゴリズムをもう少し賢くしました。「プロトタイプ:オムニストーン」の使用時は、以下のガイドラインを参考にしてください。
見逃していた方のために: プレシーズンのフォローアップの変更
以下は9.23のミッドパッチアップデートに掲載されていたものですが、見逃した方のためにこちらに再掲しておきます!
エズリアル
プロトタイプ:オムニストーン
デスダンス
サングインブレード
ドレイク
エルダードラゴン
リフトヘラルド
序盤のリフトへラルドは突進ダメージが(大抵の場合タワープレート2枚分にも満たないほどに)低いせいで、獲得を競うだけの価値がありませんでした。2体目のダメージはそのままに、序盤の突進ダメージだけを強化することで、リフトヘラルドの試合序盤における価値を高めることにしました。
タワー
エレメンタルリフトのビジュアル
ポロキングの帰還
さあ、ビスケットを掲げましょう! 高貴なる毛玉、ポロキングその人(?)が、かのアーサイン地方沿岸部での休暇からハウリングアビスへと帰還を果たし、あなたを勝利へと導いてくれることでしょう! 日本時間2020年1月14日16時59分までの期間限定で、巨大な毛玉との暖かなひとときをお楽しみください。
この大人気ゲームモードの概要は以下のとおりです。チームメイトと一緒に、雪合戦ならぬポロ合戦でポロを敵に10回命中させて、全能なるポロキングを召喚しましょう。召喚されたポロキングは敵のタワーを攻撃し、定期的にあなたを回復してくれるうえ、あなた自身もいつでも彼のお側へと馳せ参じることができます! また、前回のポロキングのお目覚めから、操作感を改善する変更やアップデートも幾つか行っています。
ランダムミッドのバランス調整
前述の通り、チャンピオンからアイテム、ルーンまで、ランダムミッドに適用されるあらゆる変更はポロキングにも適用されることになります!
パッチ9.24 強化
パッチ9.24 弱体化
ルーン
バグ修正
重複するユーザー名の変更
現在の「LoLアカウント」から、LoLだけでなく、ライアットゲームズが今後リリースする他のタイトルにも対応する「Riotアカウント」への移行を開始します(詳細はこちらのサポートページをご覧ください)。その際、所属サーバーにかかわらず、全ユーザー名(サモナー名ではありません)の固有化が必要となります。これは新規アカウントにも適用されます。このような変更がユーザーにとって決して喜ばしいものではないことは理解していますが、これはライアットのアカウントシステムを新たなゲームに対応できるように改善し、アップデートするために必要な措置です。
別の地域(PBE含む)に同じユーザー名のアカウントが存在している場合は、すでに注意を促すメールを受け取っているはずです(まだ全対象者にメールが発送されているわけではないため、その点にご注意ください)。また、まもなくログイン時に新しいユーザー名を選ぶように促すポップアップメッセージが表示されるようになります。このポップアップは現時点では閉じることができます。しかし、来年の初頭には、このポップアップを閉じることができなくなります。それ以降は、ユーザー名を変更しなければLoLをプレイできなくなります。
以下に役に立つヒントをまとめました。
バグ修正
- True Damage エコーのムーンウォークのアニメーションが自身と味方にのみ表示されるようになります
- エルダードラゴンのソウルで強化されたチャンピオンが、スキルによる対象指定不可になる固有スキルを持つチャンピオンにとどめを刺せなくなりました(例: ザックの 固有スキル - はぐれスライム、アニビアの固有スキル - 再誕)
- ティーモの E - 毒たっぷり吹き矢が「魂の収穫」を発動させていなかった不具合を修正しました
- ペットの攻撃にエルダードラゴンの「ドラゴンの神髄」が適用されていなかった不具合を修正しました(例: ザイラの植物、シャコのびっくり箱、ハイマーディンガーのタレット)
- 「冷静沈着」を使用しているチャンピオンがツールチップに記載されている量のマナと気を獲得していなかった不具合を修正しました
- シャコのR - ハルシネイトでドレイクをキルすると、ソウルが適切に付与されなかったり、出現するドレイクの種類に影響が出たり、エルダードラゴンが出現しなくなってしまう不具合を修正しました
- チャンピオン選択で「お気に入り」でチャンピオンを並べ替えた際に、お気に入りのチャンピオンが一番上に表示されていなかった不具合を修正しました
- ダリウスがスペルシールドで守られた敵をQ - 皆殺しの斧の柄で攻撃すると回復できていた不具合を修正しました
スキンとクロマ
今回のパッチで、以下のスキンがリリースされます。高解像度のスプラッシュアートをリーグ・ディスプレイで手に入れましょう!
今回のパッチで、以下のクロマが公開されます。