パッチノート10.12
ルーン、エレメントの地形…そして、「ゴースト」にアップデートが入ります!
6月がやってきました! 楽しい夏(に涼しいお部屋でLoL)に向けての準備はお済みでしょうか?
今回のパッチではまず、目立って強かったチャンピオンや、ずっと苦境に立たされたままのチャンピオン(アカリ、ブランド、ビクター、ザヤ)の調整を、いつも通り慎重に行っています。またトランドルやヴァルスといった“はみ出しのプロ”についても、1試合を通しての強さを妥当なところまで引き下げています。そして、我らが熊神様にも様々な変更やバグ修正を施しています。
しかしこのパッチの最注目ポイントは、あまり活用されていなかった一部のルーンについて、より多くのチャンピオンで使えるようその用途を広げたことでしょう。ルーンについては、得られる恩恵が直感的に理解しにくいものもあれば、効果を最大限に活用したくてもそもそも発動が難しい、といったものもありました。今回の変更によって、各プレイヤーが自身のプレイスタイルに合わせてルーンを選ぶ際に、その視野が広がってくれることを期待しています。またサモナースペルについても同様のチェックを行った結果、「ゴースト」が上記ルーンと似たような状態に陥っていることが判明しました。あの青いハリネズミを超える速度で疾走したいプレイヤーは、ほかのサモナースペルを放り出してでも、是非この新たな「ゴースト」のスピードを体感してみてくださいね。
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Hanna “shio shoujo” Woo
Tricia "mom cat" Tan
ミッドパッチアップデート
2020年6月15日(太平洋標準時) ケインのバグ修正
ケイン
W - 刃影襲のバグ修正
ケインのW - 刃影襲がマップ上のすべての敵に発動してしまう不具合を修正しました
パッチハイライト
チャンピオン
アカリ
Qのダメージが増加。
(大量の苦無と)可能性を秘めているにも関わらず、プロシーンでは未だにアカリの姿をほとんど見かけません。普段あまりプロに使われていないことから、今回は最も頻繁に使用されるダメージスキルを強化することで、根本的な強さを少し底上げすることにしました。
Q - 五連苦無
ダメージ
25/50/75/100/125(+合計攻撃力×0.65)(+魔力×0.6)
⇒
30/55/80/105/130(+合計攻撃力×0.65)(+魔力×0.65)
ブランド
「炎上」によるマナ回復量が増加。
サポートとしてのパワーを強化することなく、ミッドレーンにおけるパフォーマンスを向上させるため、ブランドのマナ回復能力を引き上げました。このミッド向け強化がどれほどの影響を与えるのか、経過を観察していくつもりです。
固有スキル - 炎上
炎上中の敵をキルしたことによるマナ回復量
6~18(チャンピオンレベル1~18)
⇒
20~40(チャンピオンレベル1~18)
カシオペア
基本体力と基本物理防御が減少、基本魔法防御が増加。
このヘビさんはトップとボットの双方で愛され続けており、今回の調整はその2つのレーン上での強さをやや引き下げることに主眼を置いています。とはいえ、魔法防御を少々高めることで、ミッドレーンのカシオペアにかけられているナーフを軽減してもいます。
基本ステータス
体力
575
⇒
560
物理防御
20
⇒
18
魔法防御
30
⇒
34
フィドルスティックス
Wのミニオンに対するダメージ低下率が増加。
これまでの一連の強化の影響で、フィドルスティックスは想定以上に豊作に恵まれているようです。そこで今回は、トップレーンから追い出されてしまわないよう注意を払いつつ、ミニオンウェーブに対するパワーを抑えることにしました。
W - 豊かな収穫
ミニオンに対するダメージ低下率
40%
⇒
50%
セナ
通常攻撃間隔のバグを修正。固有スキルによる「霧の亡霊」の発生率が増加。
10.6で行われた一連の調整以降、ADCセナはずっと弱い立場に置かれていました。そこで今回は救済措置として、ファームによって恩恵が受けられるチャンスを増やすことにしました。また、クリティカル発生時に通常攻撃の間隔が長くなりすぎるバグを修正したため、クリティカルビルドの有効性もかなり向上するはずです。
一般
バグ修正
セナの攻撃にクリティカルが発生した際、通常攻撃の間隔が正しく短縮されなかったバグを修正しました
固有スキル - 魂の赦し
「霧の亡霊」の発生率
セナがキルしたミニオンからは1.67%の確率
⇒
セナがキルしたミニオンからは8.33%の確率
トランドル
基本体力、基本マナ、基本マナ自動回復を調整。Wによる増加移動速度が低スキルレベルで低下、最大レベルで上昇。
いくらか強みを削ったにも関わらず、トランドルは未だに競技シーン最強のトロールとして君臨しています。そこで試合序盤の機動力を下げ、危機的状況からの脱出能力を低下させることにしました。また基本ステータスの端数が彼自身と同じくらい不細工だったため、一部を切り捨てました。
基本ステータス
体力
616.28
⇒
616
マナ
281.6
⇒
281
マナ自動回復
7.508
⇒
7.5
W - 凍てつく大地
増加移動速度
30/35/40/45/50%
⇒
20/28/36/44/52%
ヴァルス
レベルアップごとの基本攻撃力が低下。Qのダメージ反映率が低下。
ヴァルスに関しては、とくにプロシーンにおいて脅威ビルドがそのほかのビルドを圧倒しており、かつ競争相手たちを全体的に苦しめています。とはいえ、彼はそのビルドのおかげで試合序盤の展開を牽引できており、私たちとしてもその能力を奪いたくはありません。そこで代わりにレベルアップごとのステータス上昇率を引き下げることで、試合後半に適切な揺り戻しが来るようにしました。
基本ステータス
レベルアップごとの基本攻撃力
3.11
⇒
3
Q - 乾坤一擲
ダメージ反映率
攻撃力×1.1(最大1.65)
⇒
攻撃力×1.0(最大1.5)
ビクター
Qによる「力の解放」のダメージ反映率が上昇。シールド反映率が上昇。
中距離戦でビクターがEだけに頼らずに済むよう、一騎打ちのための能力を強化しました。
Q - パワーブラスト
「力の解放」のダメージ反映率
魔力×0.55
⇒
魔力×0.6
シールド反映率
魔力×0.15
(強化時は魔力×0.24)
⇒
魔力×0.2
(強化時は魔力×0.32)
ボリベア
ゲームプレイ時の視認性を改善。レベルアップごとの基本マナとレベルアップごとの基本体力が上昇。Qのバグを修正し、使用感を向上。Wのバグを修正。Rのタワー無効化時間の調整、着地地点のダメージ範囲が増加、基本ダメージが増加、バグを修正。
ボリベアに関しては、先週のミッドパッチアップデートを経てもなお、とくに上位プレイヤー帯において、トップレーンで活躍できていない状況が続いています。彼のメインロールは別に存在し(=ジャングル)、トップレーンはあくまでもサブであることを踏まえればそれほどおかしなことでもないのですが、現状では双方の差が開きすぎているのです。
今回の追加調整は、スキル発動の円滑さとゲームプレイの満足度を改善し、それと同時に基本的な強さの底上げも狙いました。これでようやく、スキルを当てたり相手を技量で上回ったりすることが明確な成果(キルやアシストの獲得、ピンチからの脱出など)に繋がるようになるはずです。
一般
着地地点のクレーター
ボリベアのE - 天破の一撃とR - 嵐を起こす者の着地地点に出現するクレーターがより早く消滅するようになりました
ゲームプレイ上の視認性
ボリベアのW - 激昂の斬撃、E - 天破の一撃、R - 嵐を起こす者のスキルの視認性を向上させました。
ご機嫌クマさん
ボリベアが鼻歌を歌いすぎるバグを修正しました
エターナル
ボリベアのエターナルが使用可能になりました
基本ステータス
レベルアップごとのマナ
40
⇒
50
レベルアップごとの体力
85
⇒
90
Q - 稲妻の猛攻
クマったお客さん
「稲妻の猛攻」による強化通常攻撃が、行動妨害によって中断しなくなりました
攻撃速度の反映
「稲妻の猛攻」で強化された通常攻撃のタイミングに攻撃速度が反映されるようになりました
リセットのバグ修正
ボリベアの「稲妻の猛攻」が妨害された直後このスキルを再使用した際、正しく使用するようになりました
W - 激昂の斬撃
アニメーションキャンセルのバグ修正
「激昂の斬撃」とE - 天破の一撃のアニメーションをキャンセルした後も、ボリベアが標的を自動的に通常攻撃するよう修正しました
攻撃のバグ修正
「激昂の斬撃」を使用した後もボリベアが標的を通常攻撃し続けるよう修正しました
マークの画面表示
対象の体力バーにより近い位置に、より大きく表示されるようになりました
R - 嵐を起こす者
タワー無効化時間
2/4/6秒
⇒
3/4/5秒
着地地点の半径
250
⇒
300
基本ダメージ
250/475/700
⇒
300/500/700
攻撃のバグ修正
R - 嵐を起こす者の着地後も、標的に対してボリベアが自動的に通常攻撃を続けるバグを修正しました
モデルの大きさ
やや縮小しました
タワーの無効化表示
R - 嵐を起こす者によって無効化されたことを示すため、無効化されたタワーは暗い色に変化するようになりました。
ザヤ
Rの基本ダメージが増加。
昨シーズンであれほどプロシーンを席巻し続けたにも関わらず、ザヤは現在、上位プレイヤーからあまり使われていない状態が続いています。そこでより攻撃的なプレイを推奨するため、Rのダメージを強化することにしました。お得意の羽根で相手の神経を逆撫でしてやりましょう!
R - フェザーストーム
基本ダメージ
100/150/200
⇒
125/250/375
ヤスオ
基本体力が低下。固有スキルのシールド量が増加。Wのクールダウンが低スキルレベルで延長。
ヤスオはソロレーンではパッとしないものの、ボットレーンでは活躍が目立っています。ボットでとくに効果を発揮するスキルのクールダウンを延長し、その一方で(ボットの相手がポークを多用してくる点に対応しやすくするため)シールドの厚みを少し増やしました。これらの細かい調整により、ソロレーンでのプレイにはあまり影響を与えることなく、ボットレーンにおけるパワーだけを引き下げられるはずです。
基本ステータス
体力
523
⇒
490
固有スキル - 浪人道
「波動」のシールド量
100~510(チャンピオンレベル1~18)
⇒
115~525(チャンピオンレベル1~18)
W - 風殺の壁
クールダウン
26/24/22/20/18秒
⇒
30/27/24/21/18秒
ルーン
アップデート疾駆
「疾駆」と「気迫」はどちらも選択率が極めて低く、また効果も直感的には理解しにくいものでした。今回の目標は、この2つのルーンの用途を広げてより多くのチャンピオンに使ってもらえるようにし、また効果についても分かりやすく単純化することにあります。
自動効果
移動制限効果を受けている味方か、自分が移動制限効果を与えた敵に向かって移動する際、15%の増加移動速度を獲得する
⇒
移動制限効果を受けている敵チャンピオンに向かって移動する際、7.5%の増加移動速度を獲得する。また、自分自身が移動制限効果を与えた敵に対しては15%に増加する。
(自分がCCを与えたチャンピオンに対しては、距離1000までという制約はなし)
ガーディアン
「エアリー召喚」や「アフターショック」といった特定のチャンピオンにとって有効なキーストーンとは対照的に、「ガーディアン」は強力でありながらもあまり使われず、注目されてきませんでした。そこで効果の発動をよりプレイヤーの裁量に委ね、また移動速度の上昇効果をシールド強化に置き換えて防御性能をさらに高めることで、有効性の向上を図りました。平たく言えば、“キーストーンの強さそのものは以前とそれほど変わらないようにしつつ、より扱いやすく機能的に信頼できるものとなるよう変更した”ということになります。そろそろ心のガードを解いて、このキーストーンを試してみてもいいかもしれませんよ!
効果半径
175
⇒
350
発動条件
ダメージを受けた際
⇒
2.5秒以内に(各種軽減後の数値として)90~250のダメージを受けたか、または致命的なダメージを受けた際
シールド量
70-150
⇒
80-200
削除移動速度増加
20%
⇒
移動速度の上昇効果なし
プレデター
「プレデター」には理想的な活用例が存在するものの、使用する際の枠組みが難解で、また分かりやすく洗練されていないことから、とかく獲物を見失いがちでした。一部のジャングラーにしか使われていない現状から、もっと一般的な選択肢となるよう、このルーンの用途を広げたいと考えています。
クールダウン
150~100秒
⇒
100~70秒
ダメージ
60~180(+増加攻撃力×0.4)(+魔力×0.25)
⇒
30~90(+増加攻撃力×0.2)(+魔力×0.1)
なるはやで向かいます
「試合開始から150秒間は発動不可」という制限がなくなりました。
NEW走る走るプレたち
「プレデター」の詠唱が終わると、距離3000以内にいる敵チャンピオン(視界の外にいる者も含む)に向かって移動している間は45%の増加移動速度を獲得するようになりました
削除詠唱の中断
自分がスキルを使用したり、戦闘状態に入った際も詠唱が中断されなくなりました(ダメージ効果と移動速度が上がりきるまでの1.5秒間のタイムラグは以前のまま存続)
NEWこれが本当のマンハント
「プレデター」がダメージを与え、効果が終了する対象が敵チャンピオンのみに限定されました。
効果時間
15秒
⇒
10秒
アップデート気迫
「疾駆」と「気迫」はどちらも選択率が極めて低く、また効果も直感的には理解しにくいものでした。今回の目標は、この2つのルーンの用途を広げてより多くのチャンピオンに使ってもらえるようにし、また効果についても分かりやすく単純化することにあります。
自動効果
サモナースペルのクールダウン中、サモナースペル1つにつき10%のスロウ耐性と10%の行動妨害耐性を得る。どちらも最大で20%まで上昇。サモナースペルを使用してから10秒間、15%のスロウ耐性と15%の行動妨害耐性を得る
⇒
10%のスロウ耐性と10%の行動妨害耐性を得る。このスロウ耐性と行動妨害耐性は失った体力に応じて最大で20%まで上昇する
サモナースペル
ゴースト
「ゴースト」は長い間、多くのチャンピオンにとって“使えない”サモナースペルのままでした。今回はこのサモナースペルを頻繁に使うプレイヤーのために、機動力アップ効果に持続性を加えて、そのほかのサモナースペルと比べても見劣りしないよう強化しました。
NEWゴーストライダー
「ゴースト」の移動速度が発動直後から最速になりました
NEW叩いて伸ばして
キルまたはアシストを獲得することで「ゴースト」の移動速度上昇効果が4~7秒(チャンピオンレベル1~18)延長されるようになりました
移動速度
28%~45%(チャンピオンレベル1~18)
⇒
20%~40%(チャンピオンレベル1~18)
クールダウン
180秒
⇒
210秒
エレメンタルの地形
ゲームプレイ上の観点から、地形にさらに微調整を加えました。
インファーナルの地形
- 両サイドのグロンプ付近にある三角形の茂みの近くにブラストコーンを追加
- ウルフキャンプの隣にブラストコーンを追加
- 両チーム本拠地の正門前にブラストコーンを追加
- サイドレーンの窪みにブラストコーンを追加
クラウドの地形
- 両チーム本拠地の正門前にスクライヤーブルームを追加
- 両サイドの川の中にある三角形の茂みの前にそれぞれスクライヤーブルームを追加
- チャンピオンと戦闘中でない間、クラウドの地形のスピードゾーン内での増加移動速度を35%に変更(以前は“常時20%”)
バグ修正
- Clashトーナメント中、ロード画面とゲーム内のスコアボードにも各チームのチーム名やタグ、ロゴが表示されるようになりました
- キューを入れ直すとロード画面ボーダーが正しく表示されなくなるバグを修正しました
- クレッドが敵の視界を失った際、本来よりも早く移動速度を失っていたバグを修正しました
- 「コレクション」タブ内でのヘカリムの Q - ランページのツールチップの内容が最新のものに更新されました
- 「コレクション」タブ内でのスウェインの R-魔帝戴冠/悪魔の紅炎のツールチップの内容が最新のものに更新されました
- クラウドソウルのツールチップに最新の状態が正しく反映されるよう修正しました
- レンガーの 固有スキル - 見えざる襲撃者の名称と説明が「デスの原因」に表示されるよう修正しました
- リフトスカトルの移動アニメーションが正しく再生され、静止ポーズのままスライド移動しないよう修正しました。
- バードの 固有スキル - 旅人の呼び声の名称と説明が「デスの原因」に表示されるよう修正しました
- 「解放の魔導書」から入手したテレポートがモルデカイザーの R - 死の国 によって止められた後、試合終了までそのテレポート(とその他の交換した全サモナースペル)が使用できなくなる不具合を修正しました
- フィドルスティックスがモンスターに W - 豊かな収穫を使用している間も、そのモンスターに Q - テラーが正しく発動してフィアー効果を与えるよう修正しました
- オレリオン・ソルが Q - 星の胎動の対象指定にミニマップを使用した際、ミニマップHUDの裏側にある地面(つまり画面右下の角のあたり)ではなく、ミニマップで指定した標的に正しく使用されるよう修正しました
- キヤナが「ガーディアンエンジェル」やジリアンの R - タイムワープなどの効果によって復活した後、茂みのエレメントによる Q - エレメントの怒りを発動した際も、「見えない道筋」が正しく発生するように修正しました
- コグ=マウの Q - 腐食粘液のゲーム内ツールチップに最新の状態が正しく反映されるよう修正しました
- ブラウムの R - 氷河の裂溝 が至近距離に使用された際、エフェクトの位置がずれないよう修正しました
- サイオンの Q - 破滅の斧 のツールチップ表示に、増加分を含めた合計ダメージが正しく表示されるよう修正しました
- リヴェンの Q - 折れた翼 のツールチップから攻撃速度増加に関する記述を削除しました
- イブリンの W - アリュールがバロンナッシャーに使用された際、スキルレベルや距離に関わらず正しく機能するよう修正しました
- レンガーの R - 狩猟本能によってタワーの物理防御が低下しないように修正しました
- ニダリーがバロンナッシャーに対して Q - 槍投げを使用した際、距離に関わらず 固有スキル - 品定め が正しく発動するよう修正しました
- オーンからアップグレードされたアイテムを受け取り中の味方が、遠隔攻撃のエフェクトが空中に存在する状態でキルされた際、 固有スキル - 歩く鍛冶場によるアイテム作成が失敗しないよう修正しました