パッチノート 14.6

馬に乗って集まれ!パッチ14.6の登場です!

カウボーイとカウガールの皆さん、イーーハーー! パッチ14.6で荒野に向かいましょう!

今週ははぐれてしまった家畜を一斉に柵のなかへと追い込んでいます──チョ=ガスやサイオンなど、トップレーンで砦を守っているスケーリングタンクたちに強化を施しつつ、スモルダーやカルマなど、ワイルドに暴れまわっているチャンピオンの手綱は引いて、その暴走を抑えます。そしてもう一つ、“巨大なタンクミッドレーナー”という夢を実現させるため、ガリオのアップデートも行います! アイテムに関しては、クリティカル系マークスマンに強化という名の投げ縄を放ってその攻撃力を高め、エピックティアにおけるアイテム全体の公平性を高める調整も行っています。

まだ終わりではありませんので、鞍から降りないでください。ほかにもランダムミッドのバランス調整や、降格時のLPの調整、リプレイの内部的な変更のお知らせ、DirectXサポートのアップデート、さらには皆さんの目のご馳走となる、荒野シリーズの新たなスキンもご紹介しています。それでは馬に跨り、パッチノートを始めましょう!

また、今月末のクイックプレイには目を光らせておいてください──何か愉快なことが起きていたらお伝えください。

TFTの新セット「インクボーン フェーブル」の情報をお探しでしょうか? TFTのパッチノートはこちらです!
Lilu "Riot Riru" Cabreros

パッチハイライト

クリスタリス インドゥミタス カ=ジックス、荒野のイブリン、荒野のグラガス、荒野のレル、荒野のヨネ、荒野の断罪者ヨネ、プレステージ荒野のイブリンは、日本時間2024年3月21日4時00分にリリース予定です。

また、このパッチではワン・フォー・オールも復活しますので、忘れずにユーミ5人でロックインするカオスな体験をお楽しみください!ワン・フォー・オールは、EUW、EUN、RU、TR地域では日本時間2024年3月21日1時00分、そのほかのライアット地域では3時間遅れとなる同日4時00分からプレイ可能になります。

サポート状況の更新(DirextX)

今後数パッチのいずれかのタイミングで、リーグ・オブ・レジェンドおよびチームファイト タクティクスにおいてDirectX 9を手動で選択する機能が削除される予定です。ゲームの安定性とパフォーマンスを維持するため、多くのプレイヤーが利用していない古いハードウェアやソフトウェアへの対応を終了させる必要があります。現在もDirectX 9を利用している場合、このサポートが削除された時点で、クライアント内でこのオプションが自動的にオフになります。ハードウェアが理由でこのオプションを利用している場合は、削除後もプレイを続けられるよう、この変更が行われる前に対策しておくことを推奨します。

ランクの調整

LPシステムへのアップデートを継続し、昇格が以前よりも容易になったことを受けて、降格時に設定されるLPにも調整を行います。現状では降格時の猶予が少し大きすぎるため、一部のプレイヤーが実際のスキルレベルよりも上のランクでプレイしており、LP獲得量がマイナスになっています。この問題に対処するために、降格時の初期LPを75から50に低引き下げ、降格をより意味のあるものにしました。

振り分け戦や昇格などの詳細については、こちらのサポート記事をご覧ください。
  • 降格時のLPを75から50に調整

ボットAIのアップデート

このパッチでは新たなボットAIテクノロジーが導入されます!AI戦:入門、初級、中級のキューに加えて、新たなボットはジャングリングやオブジェクト確保、ギャンクといった新たなスキルを学習しています。私たちの主たる目標は、この新たなAIの導入で、新規プレイヤーが学び、成長できるような場所を提供すること。そして経験豊かなプレイヤーにストレスの低い、楽しめるモードを提供することです。最終的には、サモナーズリフトの通常の試合で起きるゲームプレイに近い体験を作り上げることを目指しているので、AIがまさにそれを達成してくれることを切望しています!

新たなボットAIの開発の詳細については、以下の開発ブログをご覧ください:

チャンピオン

ブライアー

Qでワードに飛びつけるように。Wの増加攻撃速度と体力回復量が低下。Rのダメージが低下。

ブライアーは現状、高スキル帯では居場所を見つけられずに苦戦しているものの、低スキル帯では他を圧倒しているようです。そこで低スキルレベルを対象とした弱体化を行いつつ、リー・シンのコスプレをしてインセクを決めたい高スキルのプレイヤーにはご褒美を与えることにしました。

Q - ヘッドラッシュ

  • ワードウォッチ:Qでワードに飛びつけるようになりました。

W - 血の狂乱

  • 増加攻撃速度‎:55/70/85/100/115% ⇒ 54/68/82/96/110%

W2 - 衝動噛み

  • 与ダメージに応じた体力回復量:25/30/35/40/45% ⇒ 24/28/32/36/40%

R - 迫りくる死

  • ダメージ:150/300/450(+増加攻撃力の50%)(+魔力の120%) ⇒ 150/250/350(+増加攻撃力の50%)(+魔力の120%)

チョ=ガス

Wのクールダウンが短縮。Eのダメージが増加。

チョ=ガスはトップであまり活躍できていないようなので、このヴォイドの怪物がもう少し怪物らしくなれるように手助けします。とくにWの序盤のクールダウンとEのダメージを強化することで、レーン戦におけるダメージトレードとウェーブクリアのパワーを向上させました。

W - スクリーム

  • クールダウン:13/12/11/10/9秒 ⇒ 11/10.5/10/9.5/9秒

E - ヴォーパルスパイク

  • トゲごとのダメージ :22/34/46/58/70(+対象の最大体力の3%(+「捕食」スタックごとに0.5%)) ⇒ 22/37/52/67/82(対象の最大体力の3%(+「捕食」スタックごとに0.5%))

ダイアナ

攻撃速度反映率‎が上昇、レベルアップごとの攻撃速度が低下。固有スキルの増加攻撃速度が低下、スケーリングを調整、強化時の攻撃速度増加時間を延長。

今シーズン、ダイアナはミッドレーンのアサシンとしては活躍できているものの、ジャングルダイアナは通常攻撃がメインとなる必要性から苦戦を強いられているようです。このパッチでは、瞬間火力はあまり高めないようにしながら、継続戦闘系ビルドとのシナジー効果を高めています。

基本ステータス

  • 攻撃速度反映率:0.625 ⇒ 0.694
  • レベルアップごとの攻撃速度:2.25% ⇒ 2%

固有スキル - 繊月の刃

  • 増加攻撃速度:15~39.96%(3レベルごとに増加) ⇒ 15~35%(リニアに増加)(注:代替ゲームモード向けにレベル18以上のスケーリングを追加)
  • 強化時の増加攻撃速度:3秒間3倍 ⇒ 5秒間3倍(注:このツールチップにはバグがあり、次のパッチまで変更は反映されません)

ガリオ

固有スキルに大幅な調整を実施。Qのダメージが低下、クールダウンが短縮。Wのダメージが低下、ダメージ軽減率を調整。Eのダメージが低下、チャンピオン以外に対するダメージが増加。

このパッチでは、ガリオの戦闘時のダメージの一貫性および「ロッド オブ エイジス」や「リフトメーカー」などの耐久力系APアイテムとのシナジー効果を高めるために、複数の調整を行います。最大の変更点は、ガリオがそのポテンシャルを最大限発揮できるよう、近接攻撃射程内に長く留まることを要求するため、試合を通じて固有スキルの発動頻度を増加させたことにあります(ただし、相殺する形でダメージを低下させました)。これらの変更は固有スキルを頻繁に活用するメリットを高めるものなので、それが利用可能な状態での操作感を高めるために攻撃速度も増加させています。

2つ目に大きな変更点は、Wの新たな体力反映率です──これにより、APアイテムや体力アイテムを購入する意義が高まるでしょう。ほかの変更はタンクガリオが強くなり過ぎないようにするためのもので、高い魔力反映率は維持しながら、基本ダメージを低下させています。最後に、固有スキルの基本ダメージが弱体化されることで、ウェーブクリア性能に影響が出ることが予想されるため、Eのウェーブクリアを強化してもいます。

固有スキル - 巨像の一撃

  • 魔法ダメージ:15~200(チャンピオンレベルに応じて)(+攻撃力の100%)(+魔力の50%)(+増加魔法防御の60%) ⇒ 15~115(チャンピオンレベルに応じて)(+攻撃力の100%)(+魔力の40%)(+増加魔法防御の60%)
  • NEWスキルを敵チャンピオンまたはエピックモンスターに命中させると、このクールダウンが3秒短縮されます(スキル使用1回ごとに1回のみ)。
  • NEW「巨像の一撃」がスキル効果を発動させるようになりました。
  • NEW固有スキルが利用可能な間は攻撃速度が40%増加するようになりました。
  • 削除「巨像の一撃」がスキルヘイストの影響を受けなくなりました。

Q - 戦の旋風

  • 魔法ダメージ:70/105/140/175/210(+魔力の75%) ⇒ 70/105/140/175/210(+魔力の70%)
  • クールダウン:12/11/10/9/8秒 ⇒ 12/10.75/9.5/8.25/7秒

W - デュランドの守り

  • 魔法ダメージ軽減率:25/30/35/40/45%(+魔力100ごとに5%)(+増加魔法防御100毎に12%) ⇒ 20/25/30/35/40%(+魔力100ごとに4%)(+増加魔法防御100毎に8%)(+増加体力100ごとに1%)
  • 最小魔法ダメージ:20/35/50/65/80(+魔力の30%) ⇒ 20/30/40/50/60(+魔力の30%)

E - 正義の鉄拳

  • 魔法ダメージ:90/130/170/210/250(+魔力の90%) ⇒ 75/115/155/195/235(+魔力の90%)‎
  • チャンピオン以外に対するダメージ減少:50% ⇒ 20%

バグ修正

  • サポートアイテム使用時にガリオの固有スキルで正しくミニオンにとどめを刺せるようになりました。

グラガス

基本体力が減少。Qのマナコストが上昇。

グラガスは現状、とくに高スキル帯のソロキューで強すぎる状態にあるため、このスキル帯を対象とした弱体化を行います。かなり高くなっている基本体力を低下させれば、固有スキルのパワー低下も相まって試合の序盤の脆弱性が高まり、対面相手が彼を倒せるチャンスを拡大できるはずです。また、アイテム購入前にQを連打できる頻度を減らすため、Qのマナコストにも弱体化を行いました。

基本ステータス

  • 基本体力:670 ⇒ 640

Q - タル転がし

  • マナコスト:80/75/70/65/60 ⇒ スキルレベルにかかわらず80

カルマ

レベルアップごとのマナが低下、レベルアップごとのマナ自動回復が増加。固有スキルのクールダウン短縮量が減少。Qのマナコストが上昇。Rのクールダウンが延長、E+Rのシールド量が増加。

現在、カルマはそれなりに強力なサポートとなっていますが、ミッドレーナーとしては圧倒的で、試合の中盤には対面相手が何もできなくなってしまっています。「R - マントラ」は使用タイミングをよく考え、最適な状況で使用する必要があるべきです。しかし、アルティメットスキルヘイストに簡単にアクセスできるようになったことで、「R - マントラ」をあまりにも頻繁に使用できてしまい、その戦略的選択の価値が失われてしまっています。この問題に対処するためにいくつか弱体化を施していますが、現在のパワーレベルを維持するため、サポートカルマ向けの埋め合わせとしてマナ自動回復を増加させ、R+Eの「信念の抵抗」を強化しています。

基本ステータス

  • レベルアップごとのマナ:50 ⇒ 40
  • レベルアップごとのマナ自動回復 0.5 ⇒ 0.8

固有スキル - 寄せ火

  • クールダウン短縮:5秒 ⇒ 4秒

Q - 心炎

  • マナコスト:45 ⇒ 40/50/60/70/80

R - マントラ

  • クールダウン:40/37/34/31秒 ⇒ 40/38/36/34秒
  • R+E「信念の抵抗」のシールド耐久値:25/75/125/175(+魔力の45%) ⇒ 50/90/130/170(+魔力の45%)

ケイン

ダーキンのQのダメージが増加、Qのアニメーションがアイテムの発動効果の利用を阻止するように。影の暗殺者のRのダメージが低下。

前回のパッチのおかげで、ラーストにとってファイターアイテムが最適だと感じられるようになりました。これに関してはミッション達成です! とはいえ、ケインの2つの形態のパワーレベルの差は依然として大きいため、影の暗殺者を弱体化してダーキンを少し強化することにしました。また、“Q中にアイテムを発動できる能力”に注目して弱体化を行っています──というのも、これらのアイテムはほかのスキルの中に隠れるのではなく、独自の詠唱時間を持つことが意図されているからです。

Q - 飛影斬

  • ダーキン - 命中ごとのダメージ:合計攻撃力の65% + 対象の最大体力の5(+増加攻撃力の3.5%)% ⇒ 合計攻撃力の65% + 対象の最大体力の6(+増加攻撃力の3.5%)%
  • NEW:「飛影斬」のアニメーションがアイテムの発動効果の使用をロックするようになりました。

R - 真影侵壊

  • ダメージ:150/250/350(+増加攻撃力の175%) ⇒ 150/250/350(+増加攻撃力の150%)(注:これはダーキン形態のアルティメットスキルのダメージには影響しません)

オーン

Eのクールダウンが短縮。

オーンは少し悲しい状態にありますが、一部のデータが示唆するほど悪い状態ではなく、経験豊富なオーンプレイヤーは「E - 灼熱の突撃」を2番目に最大化し、試合の中盤にこのスキルのクールダウンを短縮するという最適化を行っています。EとQを2番目に最大化する際のパワーレベルをもう少し近づけたいので、Eの最大化で手に入るパワーの一部を試合序盤の強化としてオーン使い全員に無料で提供し、Qを2番目に最大化し続けるプレイヤーには試合終盤の強化を提供することにしました。

E - 灼熱の突撃

  • クールダウン 16/15/14/13/12秒 ⇒ 14/13.5/13/12.5/12秒

レク=サイ

Wのバグ修正。RのQoLの変更とバグ修正。

「W - 潜伏」がサークル内の全員に常にダメージを与えるよう変更を行った際に、実際の射程にかかわらず、常に通常攻撃の対象を攻撃する能力を間違って削除してしまいました。このパッチでその機能を回復するとともに、非常に限定的な状況でRが詠唱できなくなっていた別の不具合も修正しています。

W - 潜伏

  • バグ修正:ミリオや「ラピッド ファイアキャノン」で射程が伸びていた場合でも、右クリック時に通常攻撃が常にメインの対象にダメージを与えてノックアップするようになりました。これはパッチ14.5期間中のマイクロパッチで部分的に修正されていました。

R - ヴォイドラッシュ

  • QoLのアップデート:Rを射程外からでも使用可能になり、その場合は射程距離まで歩いてからスキルを使用するようになりました。
  • バグ修正:レク=サイがR使用直後のフレームでスタンを受けると、Rを使用しなかった不具合を修正しました。

セナ

固有スキルの「霧の亡霊」の発生率が低下。

セナはほとんどのプレイヤーにとってはサポートとして適切な強さを示していると考えていますが、ファーミングボットレーナーとしては現状、あまりにも強すぎる状態にあります。前回のパッチで彼女の両方のメインポジションに弱体化を行いましたが、今回はとくにボットレーンキャリーとしてのパワーを低下させることにしました。

固有スキル - 魂の赦し

  • ミニオンキル時の「霧の亡霊」の出現率:8.333% ⇒ 2.8%

シェン

固有スキルのクールダウンを調整

シェンは1v1のポテンシャルが高い独特なタンクであり、我々としては今後もその強さを維持できるようにしたいと考えています。そこで、このパッチではダメージトレード性能を高めて試合中盤における単独の戦闘力を強化するため、固有スキルのクールダウン短縮のスケーリングに調整を行いました。

固有スキル - 内気功

  • クールダウン短縮:4/4.5/5/5.5/6/6.5/7/7.5(チャンピオンレベル1/6/9/12/14/16/17/18) ⇒ 4~7.5(チャンピオンレベルに応じて一定割合でスケーリング) (注:これはチャンピオンレベル2~17に対応するバフであり、特にレベル8~16では強化幅が大きくなります)

サイオン

Qのダメージが増加。Wのシールド量が増加。

サイオンはすべてのシステムが「心の鋼」を中心に構成されていたため、そのアイテムとの固い絆を失って以来、スケーリングとダメージと実質的な体力が大幅に低下してしまっていました。このパッチでは、スケーリングタンクとしての栄光の日々を取り戻し、彼が良いパフォーマンスを出した試合においてちゃんと輝けるようにしました。

Q - 破滅の斧

  • 最小ダメージ‎:40/60/80/100/120(+合計攻撃力の45/52.5/60/67.5/75%) ⇒ 40/60/80/100/120(+合計攻撃力の40/50/60/70/80%)
  • 最大ダメージ‎:90/155/220/285/350(+合計攻撃力の135/157.5/180/202.5/225%) ⇒ 90/155/220/285/350(+合計攻撃力の120/150/180/210/240%)

W - 魂の炉心

  • シールド量:60/85/110/135/160(+最大体力の8/9/10/11/12%) ⇒ 60/75/90/105/120(+最大体力の8/10/12/14/16%)

スモルダー

Qのとどめを刺す体力境界値が低下、条件を調整。Wの幅が減少。Eの増加移動速度が減少。

スモルダーは体こそ小さいものの、スタックでスケーリングしてゆくその夢の大きさは、対面相手にとっては避けがたい悪夢のように感じられてしまっているようです。長期的には彼が問題になるとは思っていませんが、現在の彼のスキルセットにはフラストレーションを感じる部分や強すぎる部分がいくつか存在するので、このパッチで対処を行うことにしました。1つ目に、低体力の敵にとどめを刺す能力のスタックに応じたスケーリングが強すぎるため、6.5%を上限にします。2つ目に、Eで得られる安全性とWのビジュアルと一致していないヒットボックスは相手にした際に大きなフラストレーションになっており、またこれらはスケーリングを容易にする可能性があるので、この2つを弱体化して対戦相手から見たスモルダーの試合序盤の弱点をもっと分かりやすくします。

Q - スーパーこげこげブレス

  • とどめを刺す体力境界値:2%(+スタックごとに0.025%) ⇒ 6.5%(注:これは225スタックで7.625%から始まります)
  • とどめを刺す条件:スモルダーがダメージを与えた後にのみ、ユニットにとどめを刺せるかをチェックします。これにより、味方のダメージでとどめを刺すことはなくなります。

W - くしゅん!

  • 飛翔物の半径:125 ⇒ 115

E - パタパタパタ

  • 移動速度:100% ⇒ 75%

トリンダメア

レベルアップごとの攻撃速度が上昇。

トリンダメアはパッチ14.4の「リーサルテンポ」の弱体化でパワーを失っているため、レベル1のオールインを強化しないようなやり方で、そのパワーの一部を取り戻させます。このパッチでは、メインとなるルーンが弱体化されたことへの埋め合わせとして、レベルアップごとの攻撃速度増加量を増やしました(彼にはもともと、このような付随的な弱体化を受ける余裕はありませんでした)。

基本ステータス

  • レベルアップごとの攻撃速度:2.9% ⇒ 3.4%

ボリベア

Qの移動速度増加量が減少。Rのクールダウンが延長。

最近の強化により、現在のボリベアジャングルは強すぎる状態となっていることから、このパッチでは少し弱体化を行うことにしました。Qの増加移動速度とRのクールダウンの強化の一部を元に戻しますが、全体としては以前よりも十分に強さが感じられるようにしたいと考えています。

Q - 稲妻の猛攻

  • 増加移動速度:12/17/22/27/32% ⇒ 12/16/20/24/28%(注:このボーナスは可視化された敵チャンピオンに向かっている場合は2倍になります)

R - 嵐を起こす者

  • クールダウン:130/115/100秒 ⇒ 140/120/100秒

アイテム

クリティカル系マークスマンの強化


現在、クリティカル系マークスマンは全体的にかなり悲しい状態となっているので、このサブクラス全体をパワーアップさせたいと思います。そこで、高価なダメージ増幅アイテムやタンクバスターという特定の強みを強化することで、試合で早めにピークを迎えるほかのマークスマンとの戦略的な違いを際立たせています。

インフィニティ エッジ

  • クリティカルダメージ:40% ⇒ 50%

ナヴォリ クイックブレード

  • アイテムのレシピ:ピッケル + コールフィールド ウォーハンマー + アジリティ クローク + 725ゴールド ⇒ B. F. ソード + コールフィールド ウォーハンマー + アジリティ クローク + 300ゴールド(注:トータルコストは変更なし)
  • 攻撃力:60 ⇒ 65

ドミニク リガード

  • 物理防御貫通:30% ⇒ 35%

モータル リマインダー

  • 物理防御貫通:30% ⇒ 35%

ジャングラーとサポートの序盤のドラン系アイテム


このパッチでは、「ドラン ブレード」、「ドラン リング」、「ドラン シールド」、「ワールド アトラス」、「ルーニック コンパス」、ジャングルタマゴといった“初期”アイテムに関するルールにアップデートを行います。上記の初期アイテムを1個所有すると、他のアイテムを購入できなくなります。これによって、「ドラン ブレード」か「ドラン リング」で開始するサポートは、先にドラン系アイテムを売却しなければサポートクエストアイテムを購入できなくなり、ジャングラーはペットの進化を完了させるまで序盤のドラン系アイテムを購入できなくなります。この修正の目的は、本来はレーンにいることが想定されていないために、相手に2v1や3v1を仕掛けやすいほかのポジション、すなわちジャングルとサポートに対して、レーナーが試合の序盤の影響力を得られるような、限定的なツールとしての立ち位置をドラン系のアイテムに付与し続けるためです。詳細については以下のサポートアイテムの変更内容をお読みください。
  • 一度にひとつずつ:「ワールド アトラス」か「ルーニック コンパス」がインベントリー内にあった場合、「ドラン ブレード」、「ドラン リング」、「ドラン シールド」を購入できなくなります。これは「モスストンパー」、「ガストウォーカー」、「スコーチクロウ」のジャングル初期アイテムにも適用されます。ジャングルペットを最大まで成長させてサポートアイテムを最終形態にアップグレードすると、この制限がなくなります。

サポートの初期ゴールド


今シーズンのサポートは、アイテム2個(「ザズ=ザクのレルムスパイク」と「ライアンドリーの仮面」など)のパワースパイクへと非常に早く到達できるために、そのパワーが大幅に増加しています。このパッチでは、サポートアイテムで得られるゴールドを低下させることで“2個目”のアイテムの購入を遅らせる一方で、今後もワード設置とクエスト完了のタイミングは同時となるようにしました。

また、PvPにも弱体化を行い、とくに遠隔チャンピオンのPvPゴールドをほかのソースよりも少し多めに低下させます。これらの変更は、クエスト完了手段としてのロームを少し弱体化させ、また“通常、遠隔チャンピオンは近接チャンピオンよりもクエストの完了が10~15秒早い”ため、その差を少なくするためのものになります。

そして、「至点のソリ」にはさらなる直接的な弱体化を行っています。前回のパッチで、そのパワーレベルは私たちが求めるレベルにかなり近づいたのですが、適切なパワーレベルにするためにはあと少しだけ弱体化が必要なようです。

ワールド アトラス

  • ミニオンキルごとのゴールド:20 ⇒ 15
  • チャンピオンにダメージを与えた際のゴールド(近接):30 ⇒ 22
  • チャンピオンにダメージを与えた際のゴールド(遠隔):28 ⇒ 20
  • アップグレードに必要なゴールド:500 ⇒ 400
  • NEW「ドラン ブレード」、「ドラン リング」、「ドラン シールド」がインベントリー内にあると「ワールド アトラス」をビルドできなくなりました。

ルーニック コンパス

  • ミニオンキルごとのゴールド:28 ⇒ 20
  • チャンピオンにダメージを与えた際のゴールド(近接):34 ⇒ 24
  • チャンピオンにダメージを与えた際のゴールド(遠隔):32 ⇒ 22
  • アップグレードに必要なゴールド:1000 ⇒ 800
  • NEW「ドラン ブレード」、「ドラン リング」、「ドラン シールド」がインベントリー内にあると「ルーニック コンパス」をビルドできなくなりました。

至点のソリ

  • 増加移動速度:3秒間、25% ⇒ 2.5秒間、20%(注:体力増加時間も2.5秒に短縮されます)

エピックアイテム


このパッチでは、いくつかの狙いを持ってエピックアイテム全体に調整を行います。最初に、1回のギャンクや1回のキルだけでレーンが“終わった”と感じられる回数を減らしたいと考えました。ゴールド差および経験値の差の価値はなくなりませんが、その利点に対して強すぎる序盤のアイテムスパイクを組み合わせる必要はないでしょう。レジェンダリーアイテムのパワーは維持し、そのアイテムスパイクを待たなければ、相手に対して大きなリードを築くことができないようにします。2つ目に、「セレイテッド ダーク」などの素材アイテムが簡単に購入できるため、「B.F.ソード」や「ムダニ デカイ ロッド」などの高価な素材アイテムのために1300ゴールドを持っていたとしても、それらの購入が最適解にならないことが多くなっていました。これらの高価な素材アイテムがより購入しにくくなれば、それを購入できた際のメリットも大きくなるでしょう。

また、「グレイシャル バックラー」と「スチール シジル」のビルドパスを整理し、「スペクター カウル」はその完成レジェンダリーアイテムが自動効果「霊体」の代わりにシンプルに体力自動回復を増加させるようになるなど、ちょっとしたクリーンアップの調整も行っています。

バミ シンダー

  • 「猛火」のダメージ:12(+増加体力の1%) ⇒ 13(+増加体力の0.5%)

コールフィールド ウォーハンマー

  • 攻撃力:+25 ⇒ +20

フィンディッシュの古書

  • 魔力:+35 ⇒ +25

グレイシャル バックラー

  • レシピ:クロース アーマー + サファイア クリスタル + 250ゴールド ⇒ クロース アーマー + 輝きのモート + サファイア クリスタル + 50ゴールド
  • トータルコスト:900ゴールド ⇒ 950ゴールド

悲愴な仮面

  • 魔力:+35 ⇒ +30

ハースバウンド アックス

  • 攻撃力:20 ⇒ 15
  • トータルコスト:1200ゴールド ⇒ 1150ゴールド

ヘクステック オルタネーター

  • 魔力:+50 ⇒ +45

キルヒアイス シャード

  • エネルギー充填時の追加ダメージ 60 ⇒ 50

セレイテッド ダーク

  • 攻撃力:+25 ⇒ +20

スペクター カウル

  • レシピ:ルビー クリスタル + ヌルマジック マント + 400ゴールド ⇒ ルビー クリスタル + 再生の珠 + ヌルマジック マント +100ゴールド
  • 体力:250 ⇒ 200
  • 削除霊体:チャンピオンからダメージを受けると最大10秒間、150%の基本体力自動回復効果を獲得する。
  • NEW基本体力自動回復 +100%

スチール シジル

  • レシピ:クロース アーマー + ロング ソード+ 400ゴールド ⇒ クロース アーマー + クロース アーマー + ロング ソード + 150ゴールド

ブルータライザー

  • 脅威:+8 ⇒ +5

トンネル掘り

  • トータルコスト:1100ゴールド ⇒ 1150ゴールド

ヴァーダント バリア

  • トータルコスト:1800ゴールド ⇒ 1700ゴールド

システム

ヴォイドグラブ


このパッチでは、ヴォイドグラブが獲得するシールドバフを体力回復効果に変更します。これは表示されるヴォイドグラブの体力量にシールドが反映されていないことが原因となる、スマイトするタイミングの混乱を排除するためのものです。以前とほぼ同じように機能するので、ジャングラーにとってはヴォイドグラブのバフを獲得する際、スマイトのタイミングを図るのに役立つことでしょう。
  • ヴォイドグラブがデスした際のバフ:ヴォイドグラブがデスすると、残ったヴォイドグラブが最大体力および減少体力の25%の耐久値のシールドを獲得(10秒かけて元に戻る) ⇒ ヴォイドグラブがデスすると、残ったヴォイドグラブは最大体力および減少体力の30%の体力を回復(10秒かけて元に戻る)余剰回復量は一時的に最大体力を増加させる。
  • ヴォイドグラブのバフのビジュアルエフェクトが、バフの効果時間中ずっと継続するようになりました。

ランダムミッドのバランス調整

このパッチでは、いくつかシンプルな与ダメージと被ダメージの調整を行いますが、同時にジグスには新たな試みを行うことにしました。ランダムミッドのジグスに対して行われた、一律20%のダメージ軽減効果にフラストレーションを感じているプレイヤーもいますが、我々としては彼があっという間に試合に勝利してしまわないよう、ジグスの全体的なパワーレベルに関しては慎重になりたいのです。このパッチでは彼のダメージの一部を復活させますが、彼が建造物に与えるダメージを低下させることで、彼が強くなり過ぎないようにしました。ぜひ感想をお聞かせください!

また、私たちがスモルダーを注視しているのは間違いないのですが、このパッチで彼に弱体化が施されることから、弱体化しすぎることがないよう、ランダムミッドにおけるこれらの変更の影響が落ち着くのを待つことにしました。

強化

  • アリスター:被ダメージ:110% ⇒ 105%
  • ダイアナ:被ダメージ:100% ⇒ 95%
  • リリア:与ダメージ:90% ⇒ 95%
  • オーン:被ダメージ:110% ⇒ 105%
  • ツイステッド・フェイト:与ダメージ:95% ⇒ 100%

調整

  • ジャンナ:Qのクールダウン:14秒 ⇒ 16秒、シールド量:90% ⇒ 95%
  • ジグス:Wがタワーにとどめを刺す閾値:タワーの最大体力の25/27.5/30/32.5/35% ⇒ 12.5/15/17.5/20/22.5%: 固有スキルの建造物に対するダメージ:250% ⇒ 150%: 与ダメージ:80% ⇒ 85%

ランダムミッドClash

次のランダムミッドのClashトーナメントは今週末開幕です!
  • 登録開始日時:3月18日11時00分(現地時間)
  • トーナメント日時:3月23日、24日(現地時間16時~19時、地域によって異なります)
不明な点がある場合や2024年のClashの詳細スケジュールを探している場合は、ClashのFAQサポートページをご覧ください。

リプレイ

このパッチより、リプレイシステムにいくつかアップデートを行います。プレイヤー側ではとくに違いが感じられないとは思いますが、これによって内部的な改善が行いやすくなります。このアップデートによって、このパッチ期間中に保存されたリプレイが通常よりも早く削除されますが、アップデートが適用されるとすぐに、通常どおりにリプレイが最大14日間保存されるようになります。

この変更は1~2地域ごとに段階的に導入されますので、以下のリストで事前にリプレイを保存しておくべき日付を確認しておいてください。
  • OC:2024年3月26日
  • JP:2024年3月26日
  • NA:2024年4月3日

ミシックショップのローテーション

今後のローテーション


ミシックショップのローテーションに、再度大幅なアップデートがやってきます。今年のこれまでのパッチノートと同様に、これから3カ月間のミシックショップのローテーションを以下にまとめています。

新たに購入可能

  • プレステージ PsyOps エズリアル
  • プレステージ冬の祝福ワーウィック
  • プレステージ双嵐龍ボリベア
  • プレステージ スペースグルーヴ ナミ
  • ダークスター チョ=ガス
  • ヘクステック レネクトン
  • クリスタリス インドゥミタス カ=ジックス
  • クリスタリス インドゥミタス カ=ジックス クロマ(破砕)
  • 喰いたいヤツがタクサン…(クリスタリス インドゥミタス カ=ジックス)

ミシックショップでの販売終了

  • プレステージ神話創生シヴィア
  • プレステージ K/DA アーリ
  • プレステージ バトルアカデミア レオナ
  • プレステージ スターガーディアン ニーコ
  • プレステージ磁器キンドレッド
  • ヘクステック アリスター
  • ヘクステック マルザハール
  • クリスタリス モートゥス アッシュ
  • クリスタリス モートゥス アッシュ クロマ(再生)
  • ついうっかり(クリスタリス モートゥス アッシュ エモート)
  • クリスタリス モートゥス ワード

将来のローテーション

パッチ14.8で登場

  • プレステージ磁器リサンドラ
  • プレステージ魅惑の魔女ミス・フォーチュン
  • プレステージ PROJECT: Sylas
  • プレステージ盟約の魔女ザイラ

パッチ14.10で登場

  • プレステージ アーケード ケイトリン
  • プレステージ混沌の闇ケイン
  • プレステージ フィヌ
  • プレステージ超越者パンテオン

パッチ14.12

  • プレステージ妖精の王宮カタリナ
  • プレステージ True Damage セナ
  • プレステージ勇ましき不死鳥ザヤ
  • プレステージ盟約の魔女ルブラン
  • 秩序の光カルマ
  • ヘクステック ノクターン
  • クリスタリス インドゥミヌス ゼラス

バグ修正&QoLの変更

  • 「アウトロー グラガス」の「飲みすぎ注意(W)」のアニメーションが他のスキルのアニメーションを上書きすることがあった不具合を修正
  • リフトヘラルドがデフォルトでマップの左下に向かって突撃していた不具合を修正。今後は右クリックしなくても、リフトヘラルドとヘクスゲートが自動的にカーソルを置いている方向にプレイヤーを移動させるようになりました
  • 試合のリメイクがプレイヤーのランク制限を低下させるようにカウントされていた不具合を修正
  • ボリベアのWがジャックスの「カウンターストライク」でマークを付与して体力を回復できていた不具合を修正
  • ダイアナのEがリセットされないことがあった不具合を修正
  • ダイアナのWの最初のシールドの持続時間が、意図したよりも1秒短かった不具合を修正
  • ヴェインがRを使用中にQを使用すると、特定の状況でそのアニメーションがカクついていた不具合を修正
  • クラウドソウルとオーシャンソウルが「ガーディアン エンジェル」やザックの固有スキル、ジリアンのRなどの復活効果後まで継続しなかった不具合を修正
  • アーゴットのWがスキルのエフェクトを適用していなかった不具合を修正
  • ツイステッド・フェイトがWのシャッフル中にカードをロックインすると、リコールやヘクスゲートの詠唱をキャンセルしていた不具合を修正
  • 茂みからリープした際にレンガーのQがスキルのエフェクトを適用していなかった不具合を修正
  • シヴァーナのQが「ヘイルブレード」を2スタック消費していた不具合を修正
  • ケミテックの地形のプラントが重なって出現することがあった不具合を修正
  • 「透視のオーブ」の設置効果音が、戦場の霧の中でも聞こえていた不具合を修正
  • アジールがE+Qコンボアニメーション中にフリーズすることがあった不具合を修正
  • モンスターに擬態するニーコを敵のアイバーンが見た際に、ニーコの赤い体力バーが表示されていた不具合を修正
  • 「Worlds 2018 カ=ジックス」の進化した「捕食の本能(R)」のテクスチャが、スキル進化後も変化していなかった不具合を修正
  • 「グラガスサンタ」の「飲みすぎ注意(W)」のオーバーレイを回復。ホーホーホー!

近日公開のスキンとクロマ

今回のパッチで、以下のクロマが公開されます。