アイテムショップのプレシーズンアップデート
こんにちは、皆さん。最新の「Riot Pls」でお届けした、プレシーズンのゲームプレイアップデートはお楽しみいただけたでしょうか。PBE(パブリックベータ環境)でのテスト予定が近づいてきましたので、Safelockedが紹介したアイテムショップの変更についても、さらなる情報をお伝えしたいと思います。
※以下で紹介している用語やアイテム名は今後変更される可能性があります
アイテムショップのアップデート
PBEに全てが実装される前に、ショップのインターフェースについて少し詳細をお話しましょう。以下を書いてくれたのは担当のUXデザイナーであるBarackProbamaです。
「おすすめのアイテム」ページは、新しいおすすめアイテムシステムに従って、完全にリメイクされます。このシステムはプレイ中のチャンピオンについて、高レベルプレイヤーのデータにもとづいてアイテムの選択肢をすべて提示するようになっています。では、どのようなものか見ていきましょう。
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アイテムショップは、プレイ中のチャンピオンと所持しているアイテムにもとづいて、これから可能性のあるビルドの内容をすべて示します。
あなたがケイトリンをプレイしているとしましょう。今はドランブレードと体力ポーションを買って持っています。ケイトリンで最もよく採用されるであろうビルドでは、ゲイルフォース(仮称)、ベヒモススレイヤー(仮称)、クリムゾンシールドボウ(仮称)のどれかを次に買います。 -
おすすめアイテムエンジンは、与ダメージ、CC、回復、防御力など、試合中の敵チームのデータも参照します。そのデータをもとに、試合中の敵チャンピオンそれぞれの行動に合わせた「おすすめ対策アイテム」を提示します。
敵に物理防御を高くしているマルファイトがいるなら、エンジンはベヒモススレイヤー(仮称)が特に有効だと示し、敵のアカリがバーストダメージを出しているのなら、クリムゾンシールドボウ(仮称)を選ぶのが良いと教えてくれます。 - その時プレイしている試合で、最良の選択を取るための情報を示します。
実装直後(PBEとプレシーズンの最初のパッチ)は、システムにビルド情報を入力するのは私たち開発者ですが、プレシーズンパッチで十分な量のデータが集まった後は、実際のプレイヤー統計をおすすめアイテムエンジンで使う予定です。
「全てのアイテム」ページが表示するのは……全部のアイテムです。リアルタイムで独自のビルドを組み立てたいというプレイヤーの方は、このページをご利用ください。
このページにも、特筆すべき仕様を盛り込んでいます。
- クラスごとの一般的なアイテムをタブごとにフィルターできます。たとえばタンクをプレイしているのなら、「タンク」タブに必要な物がすべて詰まっているはずです。
- 人気度フィルターでは、プレイしているキャラクターで最も採用率の高いビルドのアイテムのみを、おすすめアイテムシステムのデータから表示します(フィルターがオフでも、★の数によって採用率の高さがわかります)。
- アイテムはレアリティごとに分けられています。現在のような価格帯ごとの表示ではなく、基本&初期アイテムが一覧できるようになっていて、最高位のミシックアイテムやレジェンダリーアイテムも、それぞれ一覧できるようになっています。
- PBEでのテスト実装直後にはステータスフィルターはありませんが、その後のアップデートで実装し、プレシーズンパッチへの準備を整えます。
新しい「アイテムセットページ」はPBEテスト開始直後に実装されませんが、遅れて実装する見込みです(プレシーズンの実装にはもちろん間に合わせます)。このページには、現在のショップの機能がすべて盛り込まれています。カスタムアイテムセットもサポート予定で、サードパーティーアプリケーションによるアイテムセットの動的導入にも対応します。
これらのページに加えて、「クイック購入」サイドバーを導入します。このサイドバーは「おすすめのアイテム」と「全てのアイテム」表示時に出現し、ポーション、エリクサー、ワード、ブーツなどの頻繁に購入されるアイテムへのアクセスに役立ちます。ビジョンワードも常に表示されますので、言い訳はもうできませんよ。
アイテムアイコンのアップデート
アイテムにまつわる体験を見直す一環として重要なのは、すべてのアイコンを現在のスタイルにアップデートすることです。制作から10年が経過したオリジナルスタイルなら完全新規制作を、最近作られたものなら微調整を行っています。アイコンのアップデートについては、達成すべき目標をいくつか同時に設けています。
- 読み取りやすさ:これは最重要目標です。ショップやアイテム欄、スコアボードなど、あらゆる場所で表示されるアイテムアイコンは、シルエットとカラーパレットを差別化されている必要があります。これはアイテムアイコンを壁紙サイズにまで高解像度化して、細部まで描き込むというわけではありません。ゲームプレイのわかりやすさのために、小さなサイズでもはっきりとしたビジュアルにする必要があるのです。
- ゲームプレイとの合致:アイコンとテーマは、そのアイテムのステータスとゲームプレイを伝えるものにしたいと思っています。アイテムのアートを見た時に、そのテーマからゲームプレイ効果をなんとなく察せられるべきです。設計段階で割り当てたクラスに対してテーマを揃えるなど(マークスマン向けには弓、タンク向けには重装鎧)、さまざまな技術を駆使してこれに取り組みました。ステータスごとに定められた色についても、アイテムアイコンで使用する色とそろえるようにしています。この取り組みはうまく行っていますが、攻撃力アイテムが全て同じ色になってしまうような事態を避けるべく、厳格にしすぎないようにしています。
- アートの品質:既存のアイテムアートの多くはLoLと同じくらい古く、制作も2009年までさかのぼります。当時と比べると、現在のアートチームの技術は向上し、スタイルも大いに洗練されています。各アイテムが生き生きと感じられるように、現在よりも磨きをかけた美しいアートをお届けしたいと思います。
- 親しみやすさ:良い変更は良いものですが、変更のための変更はやりたくありません。旧アイコンのシルエットと色になじんでいるプレイヤーの皆さんにも、ほとんどの新アイコンはすぐ覚えてもらえると思っています。
- テーマとIP:アイテムのオーバーホールというこの機会を、強力なアイテムたちがルーンテラという世界になじみ、物語を深めていくように活用したいと思います。
これらの目標を念頭に置いて作業を行った結果、既存アイテムの中には大きな変更が必要なものもあった一方で、小さな変更で済んだものもあります。さらに、わずかながらも完全にテーマを作り直したものもあります。変更の程度を示す一例として、いくつかのアイコンのビフォー&アフターをご覧ください。
まもなくPBEにプレシーズンが到来
うまく行けば、2週間後にはPBEでプレシーズンのコンテンツがすべて明らかになっているはずです!その時には、すべての新アイテム、ショップ、他のプレシーズンの変更を見たり触ったりできるようになっています。いつも通り、PBEは未完成な物が並ぶ場所ですので、11月のプレシーズンパッチ実装まで、皆さんからのフィードバックに耳を傾け、必要な変更を行っていく予定です。
いつもプレイしてくださりありがとうございます。どうかご安全にお過ごしください。
Scruffy