パッチノート 9.1
皆さん、新年明けましておめでとうございます――2019年初となるパッチノート9.1へようこそ。年末年始にゆっくり休めた方もそうでない方も、新たな年のLoLを一緒に楽しんでいきましょう!
今回はカリスタ、オーン、セジュアニのために、冒頭に特別なセクションを設けています――この3体は(一般的なプレイシーンと比較して)とくにプロシーンでずば抜けた強さを発揮しているため、“連携の取れたチームにとって強みとなる”ような補助性能を弱体化することにしました。代わりにそれ以外の状況で発揮できる(つまり、適切過ぎるタイミングであったり、位置取りやコミュニケーションに依存しない)独立した強みを与えています。その下にはほかのチャンピオンたちへの変更が大量に続きますが、その大部分はマークスマンに対する直接的なバフです――バフの内容はさまざまですが、2018年末の時点でほとんどのマークスマンが厳しい状況に置かれており、それを改善するという目的は共通しています。また、9.1以降も状況の改善を目指し、アイテムにも手を入れていく予定です。そして、マークスマンへの変更の下にはルーンの調整を始めとするバランスアップデートが続きます――とくに「ヘイルブレード」は通常攻撃タイマーをリセットできるチャンピオンにとっても使いやすくなるよう強化しました。
それでは、9.1での皆さんのご健闘をお祈りします!

ミッドパッチアップデート
2019/1/15(太平洋標準時) バグ修正
ルブラン
カリスタ、オーン、セジュアニ

カリスタ
基本攻撃力、レベルアップごとの基本攻撃力、レベルアップごとの攻撃速度が増加。Wの「魂盟の同志」による攻撃力増加効果が削除。Qのダメージが増加。Eのエピックモンスターに対するダメージが減少。
ベテランプレイヤーが“カリスタ”と聞いてまず思い浮かべるイメージは、“プロシーンのせいでナーフされたチャンピオン”というものでしょう。その強みをチームとの連携にあまり依存しないものに変えようと試みてからしばらくが経ったわけですが、この9.1で改めてそれにチャレンジしたいと考えました。今後カリスタの攻撃性能は“「魂盟の同志」となった味方が近くにいるかどうか”に依存しなくなり、「E - 引き裂く遺恨」をスマイトの上位互換として利用することもほとんど不可能になります。その代わりに、状況に左右されない彼女自身の能力を大幅に強化しました。
基本ステータス
Q - 貫魂の一投
W - 執念の霊魂
E - 引き裂く遺恨

オーン
基本的な耐久力が向上。チャンピオンレベル13になるとオーンのアイテムがアップグレードされるように(最大2つ)。チャンピオンレベル14以降、レベルが1上がるたびに味方のアイテムを1つアップグレードできるように。Qのコスト、ダメージ、スロウ効果が減少。Wのシールドが削除された代わりにスキル中は妨害されないように。Rのスロウ効果とノックアップ時間が減少。
カリスタほど長きに渡っているわけではないとはいえ、オーンもまた、一般的なプレイシーンよりもプロシーンでの活躍が目立っているチャンピオンと言えるでしょう。一旦優位に立ったオーンには苦手なマッチアップがなく、どんなチーム構成にもマッチする安全なピックとなっているほか、アルティメットスキルによって離れた場所から複数の敵を足止めできるために、タンクとしての仕事をせずとも味方のキルを手助けすることができてしまうのです。そこで今回、これらの強みを取り上げる代わりに、埋め合わせとして固有スキルを強化することにしました――無料アップグレード方式への切り替えにより、これまでのようにビルドの完成を遅らせる必要なしに、オーンは自身とチームの“アイテムによるスケーリング効果”を加速させられるようになります。
基本ステータス
固有スキル - 歩く鍛冶場
フローズンフィスト
妖夢の幽剣
ルインドキング・フォース
ルーデンパルス
Q - 溶岩隆起
W - ふいごの息
E - 灼熱の突撃
R - 鍛冶神の呼び声

セジュアニ
基本的な耐久力が向上。固有スキルから獲得できるステータスは低下するが、持続時間は増加。Qのダメージが増加。Wの2撃目のダメージが増加するが、スロウ効果が長引くことはないように。Eのダメージは増加するが、射程とスタン効果は減少。
“一般的なプレイシーンでは弱く、プロシーンでは強い”ラインナップの3体目はセジュアニです。今回の変更におけるアプローチの仕方を大まかに説明すると、セジュアニの活躍度が味方のフォロー(または近接型の味方による「E - 永久凍土」のセットアップ)に依存しすぎないよう“行動妨害性能を低下させる代わりにダメージを増加させる”というものです。さらに「氷結の鎧」による瞬間的な防御力の強化具合を少し抑えることで、持続時間の延長及び基礎的な耐久力を高める余地を生み出してもいます。これによりセジュアニがダメージを受け止め切れるかどうかは、“チームと完璧に連携してイニシエートできるかどうか”にはあまり依存しなくなり、戦闘が長引いた場合もタンクとしての役割が果たせるようになるはずです。
基本ステータス
固有スキル - 極北の激憤
Q - 猪突凍進
W - 氷河の怒り
E - 永久凍土
チャンピオン

アッシュ
それまで敵が見えていなかった場合、Eでアシストを獲得可能に。
「E - スカウトホーク」によってチームのキル確保を手助けした際に、アッシュ個人も報酬を得られるようにしました(Qの変更は使用感のみを向上させるものです)。
Q - レンジャーフォーカス
E - スカウトホーク

ジンクス
Wの詠唱時間が攻撃速度に応じて変化。
ゲーム中盤~終盤にかけて「W - シビレーザー!」を使用した際にもっさり感を感じずに済むよう、詠唱時間をジンクスのテンポに合わせる調整を行いました。
W - シビレーザー!

ジェイス
Q+Eコンボが先行入力可能に。
E - アクセルゲート

カタリナ
Eのブリンクが即座に発動(詠唱時間はすべてブリンク後につくようになります)できるように。ヘクステック・ガンブレードの発動効果を先行入力可能に。
これらの変更は、対戦相手がカタリナの行動に対処するうえでの時間的余地を奪うことなく、カタリナの操作性を高めるためのものです。
E - 瞬歩

ナサス
大型ターゲットをキルした際のQの獲得スタック数が増加。
大物を狙ってしっかりとトドメを刺せる、優秀なナサス使いへの報酬を増やすことにしました――小物から得られるスタックには影響しないので、ナサスくんがこのバフを活用するためには、砲台ミニオンをきっちり仕留めなくてはいけません。……+12ですよ、+12!
Q - サイフォンストライク

シヴィア
Qのダメージがチャンピオンに命中しても減少しないように。
集団戦で敵チャンピオン全員に命中させる――理想的なQがこれまで以上に強力になります。
Q - ブーメランブレード

ヴェイン
Rの発動中にQのクールダウンが短縮されるように。
この変更は、「R - ファイナルアワー」の効果中に捕まることなく次々と敵を撃ち落としていけるヴェイン使いに向けて、中盤~終盤における集団戦能力の強化を授けるものです。しかし、どうかお気を付けを! 自ら墓穴に転がり込むヴェインに対する世間の目は、未だに厳しいものがありますので。……ですが、あまり慎重になりすぎてもいけません――「Q - タンブル」を使ったところで、ちゃんと敵を攻撃しなければ、このバフから得られるものはほとんどないからです。
R - ファイナルアワー

ザヤ
Eのスネア効果時間が増加。
“羽をぶつけるのに丁度良い位置に敵を留める”という、マークスマンとしては唯一と言えるザヤの能力を強化することにしました。
E - ブレードコーラー

ザイラ
Q+WコンボおよびE+Wコンボが先行入力可能に。
W - 狂い咲き
ジャングラー用アイテム
エンチャントされていないジャングラー用アイテムの所有者がミニオンから一定量以上のゴールドを稼いでいる場合、ミニオンから得られるゴールドが減少するように。
プレシーズン開始時に「モンスターハンター」のペナルティを削除した理由は、そこで行われた変更の影響(タワープレートからの追加報酬がデメリットとなり、ミニオンやモンスターキルに応じた賞金によってリスクも増加するなど)により、ファンネリング戦術が自然淘汰されることを期待したからでした。しかし現状、ファンネリング戦術は若干ながら復権しつつあるようです――そこで、“誰が一番多くCSを取っているか”を参照する昨シーズンのものよりも若干緩めの、新しい「モンスターハンター」を改めて導入することにしました。
ルーン

ヘイルブレード
攻撃速度増加量が序盤に上昇、終盤に減少。通常攻撃タイマーのリセットによるスタック消費をゼロに。
「ヘイルブレード」はこれまでずっと、ちゃんとした居場所が見つからずに苦労してきました。その理由の一つである“攻撃速度を重視するチャンピオンであれば「栄華」を選択するのがセオリー”という点はルーンステータスの導入によって解消されましたが、問題はもう一つ残っていました――通常攻撃の素早い連打で戦端を開くタイプのチャンピオンは、通常攻撃タイマーをリセットするスキルを自前で持っており、それが「ヘイルブレード」の強化攻撃のうちの一発と被ってしまうのです。そこで、そうしたリセット能力と競合するのではなく、むしろシナジーを生み出せるように「ヘイルブレード」を変更することにしました。
ルーンステータス
攻撃速度のルーンステータスの数値を引き上げました。
攻撃速度重視型のチャンピオンですら攻撃ステータス専用スロットに「アダプティブフォース」を選択するような状況になっているため、「攻撃速度」のルーンステータスがもっと魅力的な選択肢になるよう、数値を引き上げることにしました。
タワー破壊時のアシスト
タワー破壊時のローカルゴールド分配対象範囲を拡大。新たにアシスト対象範囲を追加。
今回の変更は“タワー破壊に寄与したプレイヤーは、タワーのすぐ近くにいなくても相応のゴールドを受け取るべき”という考え方に基づいたものです。これによりチームメイトがタワーの残り体力を削っている最中であっても、ジャングラーはキャンプクリアに戻ったり、瀕死のプレイヤーはリコールし始められるようになります。また、特定のプレイヤーにローカルゴールドを集約する“ファンネリング戦術”の難易度も上がることになります――ファンネリングの対象プレイヤー一人に報酬を与えるためには、味方がかなり早めに撤退しなくてはならず、結果として対象プレイヤーはタワーの残り体力を一人で削ることになり、長時間スキを晒すことになるからです。
さらに、ローカルゴールドの対象範囲を調整する中で“既存の対象範囲も若干拡げるべき”という判断に至りました――こうすることで(自身はタワーを直接攻撃せずに)タワーを攻撃している味方から敵を引き離す役割を買って出たプレイヤーも報酬を獲得できるようになります。
スキルピンの改善
長距離スキル
これらのスキルでピンしたとき、チームメイトに“射程範囲内にいる対象”を知らせられるようになりました!
- ガリオのR - 英雄降臨
- ノクターンのR - パラノイア
- パンテオンのR - 偉大なる空路
- ヤスオのR - 鬼哭啾々
- ケイトリンのR - ブルズアイ
- ラックスのR - ファイナルスパーク
- ツイステッド・フェイトのRの再使用 - デスティニー
- ジンのW - 「死者への狂奏曲」とR - 「終演 -フィナーレ-」
- ジグスのR -メガインフェルノボム
- ゼラスのR - アーケーンライト
内容の複雑なスキル
これまで頻繁に求められてきたピンの改善を行います――これにより、試合展開を左右するような重要な情報をチームメイトに向けて提供できるようになりました。
- ドレイヴンの固有スキル - 名声:現在のスタック数
- ハイマーディンガーのQ - H-28G革新砲:予備のタレット数、また次のタレットが利用可能になるまでの時間
- カサディンのR - リフトウォーク:スタックが多すぎるためにカサディンが「リフトウォーク」を使えない場合、スタックが切れるまでの時間
- ケインの固有スキル - 緋眼の大鎌:ケインがすでにどちらかの形態に変身できる場合、もう1つの形態に変身できるようになるまでの時間
- コグ=マウのR - 生体空撃砲:スタックが多すぎるためにコグ=マウが「生体空撃砲」を使えない場合、スタックが切れるまでの時間
- モルデカイザーのR - グレイブ・チルドレン:亡霊の残り効果時間
- ナサスのQ - サイフォンストライク:現在のスタック数
- ソラカのW - 星霊の癒し:体力が不足しているために「星霊の癒し」を使えない場合、そのことを通知するようになりました
- ベイガーの固有スキル - 偉大なる悪の力:現在のスタック数
- スマイト、チャレンジ・スマイト、チル・スマイト:モンスターに与えるダメージ
スキルアイコンのHUD
スキルの残り効果時間はこれまで、バフバー上の小さなアイコンでしか表示されていませんでした――そこで今回、HUDからの通知方法を改善することにしました。なお、以下の内訳には“定められた不変のルール”があるわけでなく、“適切に思えるかどうか”に基づいたものです。ですので、ほかにも同様に扱うべきスキルがあると思える場合はぜひお知らせ下さい。
残り効果時間バー
- アリスターのE - 踏破とR - 不屈の意志
- ブラウムのE - 不破の盾
- コーキのE - ガトリングガン
- ドクター・ムンドのR - サディズム
- イラオイのR - 信仰震
- ジャックスのR - グランドマスター
- カーサスの固有スキル - 怨嗟の叫び
- ケイルのE - 聖義の審判
- マスター・イーのR - ハイランダー
- ミス・フォーチュンのW - ストラット
- モルデカイザーのR - グレイブ・チルドレンの亡霊の効果時間
- ナサスのR - アヌビスの怒り
- オラフのW - 残忍な斧とR - ラグナロク
- ラムスのQ - ころころ、W - かたくなるとR - ドスンドスン
- レネクトンのR - セベクの怒り
- レンガーのR - 狩猟本能
- シヴァーナのW - バーンアウト
- シンジドのR - 狂人のポーション
- シヴィアのR - 戦姫の号令
- トリスターナのQ - ラピッドファイア
- トリンダメアR - 不死の憤激
- トゥイッチのQ - オイラだヨ!とR - ヒャッハー!
- ヴェインのQ - タンブルの強化通常攻撃の残り発動時間とR - ファイナルアワーの効果時間
- ビクターのR - カオスストーム
- ボリベアのR - 稲妻の爪
再発動可能時間ボーダー
- ガレンのQ - 断固たる一撃の強化通常攻撃の残り発動時間と増加移動速度の効果時間
- グラガスのQ - タル転がし
- カサディンのW - ネザーブレードの強化通常攻撃の残り発動時間
- カ=ジックスのR - 捕食の本能
- ルブランのW - ディストーションとR - 再演された「ディストーション」の発動地点への帰還可能時間
- ラックスのE - シンギュラリティ
- ナサスのQ - サイフォンストライクの強化通常攻撃の残り発動時間
- レネクトンのEの再使用 - ダイス
- リヴェンのRの再使用 - ウィンドスラッシュ
- ツイステッド・フェイトのW - ドローとRの再使用 - デスティニー
- ボリベアのQ - 鳴雷の強化通常攻撃の残り発動時間と増加移動速度の効果時間
- ヤスオのQの再使用 - 抜刀
- ゼドのW - 影分身とR - 死の刻印の発動地点への帰還可能時間
バグ修正
- シン・ジャオのR - 三日月槍守で複数の敵を攻撃した際、意図していたよりも大きなダメージを与えていた不具合を修正しました
- 相手チームにいるニーコの固有スキル - 駆け巡る色彩の擬態が戦場の霧の中で解けた場合、ミニマップのアイコンとアナウンス時に表示されるバナーのアイコンが擬態していたチャンピオンのままになる不具合を修正しました
- ヴァルスが戦場の霧の中からE - 滅びの矢雨を放つと、スロウ効果の範囲を示すビジュアルエフェクトが表示されない不具合を修正しました
- 「ステラックの篭手」のツールチップに、シールドを起動させるのに必要なダメージの正確な量に加えて、付与されるシールドの正確な量も表示されるようになりました
- ジャーヴァンⅣの固有スキル - 武魂の律動はパンテオンの固有スキル - イージスの守護を貫通してダメージを与えることはなくなりました
- 「デスダンス」はR - 不死の憤激中のトリンダメア、または固有スキル - 再誕中のアニビアに対する攻撃で、アーゴットを過度に回復することはなくなりました
- 「フェロシティ」が最大スタックに達した際、レンガーの手が再び光るようになりました
- レンガーのベース、SSW、ヘッドハンターおよびナイトハンタースキンのQ - 逆上の発動時と軌跡のビジュアルエフェクトを修正しました
- レンガーのベース、SSW、ヘッドハンターおよびナイトハンタースキンの強化されたQ - 逆上の刺突時のしぶきのビジュアルエフェクトを修正しました
- レンガーのヘッドハンターおよびナイトハンタースキンのR - 狩猟本能の発動時のビジュアルエフェクトを修正しました
- レンガーのベース、SSW、ヘッドハンターおよびナイトハンタースキンにおいて、R - 狩猟本能の効果中、レンガーのターゲットが再び光るようになりました
- ゾンビ ブランドのセリフ音声が重なって再生される不具合を修正しました
- バトルボス ジグスでR - メガインフェルノボムを遠く離れた地点に投げた場合に、ビジュアルエフェクトがベーススキンのものになっていた不具合を修正しました
- 解像度によっては、ランクアーマーがぼやけて見えることがある問題を修正しました
- ランクアーマーの中心に配置されていなかったサモナーアイコンを正しく配置しました
- 対戦待ち中に、ロビー内のゲームヘッダーと「フレンド申請」ボタンが重なっていた問題を修正しました
- 対戦待ち中に、リーグボイスの発声通知がランクアーマーによって隠されてしまう問題を修正しました。プレイヤーが話している時はアーマーのフェイスプレートが光るようになりました
近日公開のスキンとクロマ
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