パッチノート 12.7
驚くなかれ…パッチ12.7の時間です!
今回のパッチノートでは、とくにプロシーンを対象とした調整が多くなっていることに気付くかもしれません。これは、目前に迫ってきている MSIが、パッチ12.8にて開催されるからです!パッチ12.7と12.8ではメタに新風を吹き込み、ピックの多様性を高めていきたいと考えています。なお、パッチ12.7はより刺激的な変更内容となっており、パッチ12.8で必要に応じて追加の調整を行っていくつもりです。
今回のパッチではパンテオンやウーコンなど、力不足となっているチャンピオンに強化を施し、「ゲイルフォース」や「冬の訪れ」などの強力なアイテムには弱体化を行っています。また、神秘的な「アルカナ」スキンもリリースされます!
まもなく始まるプロの戦いはMSIだけではありません。Worldsで利用されるパッチについて解説したTFTのパッチノートはこちらでご確認ください!
ミッドパッチアップデート
2022年4月18日(太平洋標準時) レク=サイのバグ修正
レク=サイ
2022年4月14日(太平洋標準時) ゼリの調整
ゼリ
基本ステータス
Q - バーストファイア
W - ウルトラショックレーザー
E - スパークサージ
パッチハイライト
チャンピオン
ガングプランク
固有スキルの炎上効果の基本ダメージが高チャンピオンレベルで増加。Wのマナコストが減少。
ガングプランクはあらゆるスキルレベル帯で苦戦しています。Qと樽には火薬が十分詰まっているので、彼のスキルセットのなかでも爆発事故の危険性が少ない部分に強化を行います。
固有スキル - 背水の銃剣
W - 壊血病治癒
グウェン
Eのクールダウン短縮率が上昇。Rのクールダウンが低スキルレベルで短縮。
グウェンは前回の弱体化以来、糸一本で辛うじて吊り下がっている状態にあるため、ほころびを縫い合わせるべく、あらゆるスキルレベル帯で役立つクールダウンの強化を施すことにしました。もちろんこれらの変更ですべての問題が解決するとは思っていませんが、プロシーンを席巻していた過去を鑑みると、どうしても慎重にならざるをえないのです。
E - スキップスラッシュ
R - 針仕事
ジェイス
基本体力が低下、レベルアップごとの体力が上昇、物理防御を調整。
ジェイスはプロシーンにおいても人気のピックとなっています。そこで今回は、序盤の耐久力を下げてレーン戦のパワーを低下させつつ、レベルアップごとのステータス増加量を増やすことで終盤に向けてスケールしやすくしました。
基本ステータス
カリスタ
基本マナ、移動速度、レベルアップごとの攻撃速度が上昇。
カリスタは今シーズン、プロの試合ではあまりピックされていません。また、スキルレベル帯にかかわらず全体的に弱い状態となっています。そこで一部の基本ステータスを強化することにしました──この変更は、とくに平均的なスキルレベル帯で手助けとなるはずです。スピーディーでスプーキーなスーパー槍投げタイムをお楽しみに!
基本ステータス
カーサス
Qのモンスターに対するダメージが増加。
“死を歌う者”はボットレーンでは活躍できているものの、ジャングルではその歌声がかき消されているようです。そこで彼のクリアリング性能を高め、ジャングルカーサスを死の淵から呼び戻してやることにしました。
Q - 根絶やし
リー・シン
基本攻撃力が減少。Qの基本ダメージが低下。
プロシーンにおけるリー・シンの存在感を低下させるため、ジャングルクリア速度と序盤の影響力を抑えたいと考えました。固有スキルのリズムに影響が出ないよう、クールダウンではなく基本ダメージに調整を施しています。
基本ステータス
Q - 響掌/共鳴撃
リリア
固有スキルのチャンピオンからの体力回復量が上昇。Wの基本ダメージが増加。
魔力ビルドにおける終盤のサステイン性能をもっと伸ばしつつ、序盤におけるジャングルクリア速度も高めました。今回の強化によって、敵はWのダメージにひゃっとさせられるに違いありません!
固有スキル - 夢を集める大枝
W - ひゃっ、あぶない!
ニーコ
Wの自動効果の基本ダメージと増加移動速度が上昇。
ソロキューにおけるニーコは“つよーいトマト”ですが、プロシーンでは姿をくらませているようです。過去のメタにおいて、彼女の通常攻撃時効果ビルドが人気を博していたため、この“不思議のカメレオン”が再び姿を見せてくれるよう、それを復活させることにしました!
W - シェイプスプリッター
パンテオン
基本体力自動回復が低下。Qのタップ時(短く押した時)の射程が増加し、幅が減少。Eの自身へのスロウ効果が後方移動時には適用されないように。Rの着地までの時間を短縮。
パンテオンはスパルタの精神を発揮できていない状態にあるため、ラッコールの戦士としてもっと相応しい活躍ができるよう、その槍を研ぎ澄ませました。熟練のパンテオン使いなら、よりタイミングを合わせやすくなったアルティメットスキル、操作性の向上した盾、優れたダメージトレードツールによって、その強さを十分に披露できるはずです。
基本ステータス
Q - 彗星の槍
E - イージスの猛攻
R - 偉大なる星路
レンガー
Qの建造物に対する追加ダメージが低下。Wのモンスターに対する追加ダメージが増加。
前回レンガーに行った変更が原因で、家具や壁建築物への被害が深刻となっているようです。これは自由度の高い新たな強みとして彼のスキルセットに加えたものなので、今後も残していきたいと考えていますが、それにしても彼は(爪とぎ)タワーをあまりにも早く壊しすぎてしまっています。そこで建造物に対するQのダメージを低下させることにしました。また、前回のパッチで行ったQのプラントに対する変更によってクリアリング速度が低下しているため、その埋め合わせとしてモンスターに対するダメージを増加させてもいます。
Q - 逆上
W - 狩りの雄叫び
バグ修正
- グロンプがレンガーにフェロシティのスタックを付与しなかった不具合を修正
ライズ
Qのダメージの魔力反映率が上昇、増加マナ反映率が低下。
ライズのタンクビルドは、キャリークラスのダメージを出しながら体力も積んでいけるために、安全かつ強力なスプリットプッシュを実現でき、とくにプロシーンにおいて脅威となっています。ミッドパッチ12.5の弱体化でも、彼のハイパーキャリーとしてのアイデンティティを上手く洗練することができなかったので、マナによるスケーリングを変化させて、「冬の訪れ」(こちらも、このパッチで弱体化されます)などの体力アイテムを詰んでいく前に、魔力アイテムをビルドするよう促していきたいと思います。
Q - オーバーロード
ウーコン
Qのクールダウンが短縮。Wのクールダウンが高スキルレベルで短縮、ダッシュで地形を通り抜けるように。Eの魔力反映率とモンスターに対するダメージが増加。
ウーコンは現在のメタで定番になっているジェイスやグレイブスに対して、理論的には効果的なピックとなるはずなのですが、プロシーンではほとんど使われていません。彼がトップレーンでの地位を獲得しつつ、ジャングルでも活気を取り戻せるよう調整を加え、カウンターピックやフレックスピックとしての有用性を高めたいと思います。
Q - 強棒打
W - 戦士の幻惑
E - 乱像猿技
ヤスオ
基本体力が増加。Rのクールダウンが低スキルレベルで短縮。
私の対戦履歴ではそうでもないのですが、ヤスオとヨネは比較的に弱い状態が続いています(パッチ12.6で行われたサステインの弱体化も、彼らの足を引っ張っているようです)。そこでダメージを上げる代わりに、風の兄弟たちがスキルを活用できる機会を増やすことにしました。ヤスオに関しては序盤の耐久力を高めたほか、レーンフェーズ中にチームメイトとのシナジーを発揮しやすくしました。
基本ステータス
R - 鬼哭啾々
ヨネ
Rのクールダウンを高スキルレベルで短縮。
ヨネもアルティメットスキルをもっと頻繁に利用できるようにしました。ただし彼については、(大きなリードを保っていない限り)相手との差を埋めるうえで苦労することの多い、終盤に焦点を当てています。
R - 冥封一閃
ゼリ
基本攻撃力、レベルアップごとの攻撃力、基本物理防御が減少、レベルアップごとの体力が増加。Qの基本ダメージが低下、攻撃力反映率が上昇、スキル発動ごとに通常攻撃時効果を1回しか適用しないよう変更、スキル発動ごとにRのスタックとEのクールダウン短縮を1回しか付与しなくなり、クリティカルならそれぞれもう1回付与するよう変更。Wの基本ダメージが低下、攻撃力と魔力反映率が上昇。Eのクールダウンが低スキルレベルで延長、再びスキルレベルに応じて短縮されるように。Rのクールダウンが低スキルレベルで延長、高スキルレベルで短縮。
現在のゼリの強さは少し公平とは言えません。過去のパッチで行われた弱体化もなんのその、彼女は相変わらずプロシーンでショッキングな活躍を見せ続けています。今回の弱体化では、ゼリのブルーザービルドをクリティカルビルドに近づけているほか、スタックと通常攻撃時効果を予測しやすくしています。この変更によって、ゼリが電撃を飛ばしながら走り回る前に、相手側にも彼女を捕まえる余裕が生まれるはずです。
基本ステータス
Q - バーストファイア
W - ウルトラショックレーザー
E - スパークサージ
R - ライトニングクラッシュ
アイテム
アビサル マスク
今シーズンの魔法防御の選択肢において、「アビサル マスク」は「自然の力」の影に隠れてしまっています。そこで「アビサル マスク」の自動効果である「荒廃」を強化して攻撃的なタンク向けの選択肢としての特徴を際立たせ、敵の魔法防御を荒廃させられるようにします。
ゲイルフォース
ここ最近、「ゲイルフォース」はマークスマン向けの定番ミシックアイテムとなっており、プロシーンにおいてはジンクスやアフェリオスといったハイパーキャリーの安全性を高めすぎているようです。そこで「ゲイルフォース」の発動効果のクールダウンを延長し、スケーリング系マークスマンが育ちきるまでの間に、もっと付け入る隙が生まれるようにしました。
ムーンストーンの再生
「ムーンストーンの再生」によって、ほかのエンチャンターサポート向けの選択肢が影に隠れてしまっています。ほぼノーリスクで得られるサステインが大きすぎるので、他のエンチャンター向けミシックアイテムと足並みが揃うように、シールド量と体力回復量のボーナスを低下させます。
アンブラル グレイブ
「アンブラル グレイブ」は「相手のマップを闇で覆う」という本来のコンセプトを十分に実現できていません。そこで、脅威ビルドのサポートや姿を隠したいロームアサシンにとって魅力が高まるよう強化を行います。
冬の訪れ
北半球に住む人たちにとって冬はもう終わったかもしれませんが、「冬の訪れ」はスケーリングアイテムでありながら、マナタンクや一部のメイジにとっては相変わらず真っ先に手に入れたいアイテムとなっています。そこでコストを高めることで、1つ目に購入するアイテムとしての魅力を低下させることにしました。
ルーン
タイムワープトニック
「タイムワープトニック」は敵のタワーダイブへの対抗策としてあまりに優秀だと言えるでしょう。そこに「コラプト ポーション」の万能サステインパワーを組み合わせることで、安全なプレイを好む遠隔攻撃チャンピオンが、常に安全を確保できてしまっています。そこで今回は、トニックを蒸留して安全性のシロップを少し抽出し、反撃のチャンスを拡大しようと思います。
ビジュアルエフェクトのアップデート
レオナ
レオナのベーススキンと古いスキンに小規模なビジュアルエフェクトのアップデートを行い、“暁光の戦士”のスキンを現在の基準に近づけました。
オリアナ
オリアナについてもゲームプレイの明瞭性を改善するため、ビジュアルエフェクトにオーバーホールを行い、ベーススキンと古いスキンを現在の基準に近づけました。
シャコ
シャコにもビジュアルエフェクトの完全なオーバーホールを行いました(シャコの物語に今回のアップデートをカウントしても大丈夫でしょうか?)。
ランダムミッド
チャンピオンの強化
チャンピオンの弱体化
チャンピオンの調整
ミシックコンテンツの改修
マスターワークマイルストーン
前回のパッチで行われたフェーズ1に引き続き、ミシックコンテンツ改修のフェーズ2が始まります!このパッチでは、繰り返し達成可能なマスターワークチェストの報酬コースが登場します。この報酬コースはマスターワークチェストを開けるたびに進行します。購入したものだけでなく、報酬やギフトとして獲得したマスターワークチェストを開封した場合でも、報酬コースを進行させることが可能です。また、マスターワークチェストからランダムでドロップするミシックエッセンスの量を10 MEから5 MEに調整したため、前回のパッチで行われたMEのドロップ率上昇は取り消していません。ですので、ドロップ率は4.2%のままとなります。
また、当初のプランに関連して、マスターワークシステムに2つの調整を行います。当初のモデルでは、調整後の新システムよりも多くのミシックエッセンスをマスターワークチェストから得られる予定だったため、以下の変更を行うなら、実装完了後よりも今回のタイミングの方が良いと思ったのです。
フェーズ2の後半にはショーケースのマイルストーンが登場しますのでお楽しみに!
ランクシーズン2022 - スプリット2の開始
ピルトーヴァーClash
Clashピルトーヴァーカップのチーム結成は4月11日から可能になり、トーナメントは4月16日と17日に開催となります!本カップの2週目のチーム結成は4月25日から可能になり、トーナメントは4月30日と5月1日に開催されます。
バグ修正と利便性の向上(QoL)
- オリアナのE - オーダー: 防御でボールが自身から味方に移動した直後にR - ショックウェーブを使用すると、ボールからではなくオリアナからスキルが発生していた不具合を修正
- クレッドがR - チャァァァァァァァジ!!!中に「ヘクステックフラッシュネイター」を使って方向を変えることができていた不具合を修正
- サイラスがヴェックスのアルティメットスキルであるR - 影法師を持ったまま、そのキルリセットのクールダウン中に死亡すると、アルティメットスキルがR - 乗っ取りに戻らなかった不具合を修正
- 物理防御または魔法防御を低下させるスキルか効果を受けると、ティバーズとデイジーが歩き去ってしまう不具合を修正
- ワーウィックのQ - 野獣の牙で対象をキルすると、クールダウンが発生しないことがあった不具合を修正
- 効果音を発生させるアイテム効果やチャンピオンのスキルが、戦場の霧の中で可視化されていないにもかかわらず、その効果音を再生することがあった不具合を修正
- エイトロックスの音声が再生されないことがあった不具合を修正(滅びの静寂はもう終わりです)
- アクシャンの2回目の通常攻撃で「リーサルテンポ」のスタックを2つ獲得できていた不具合を修正
- タム・ケンチが茂みから味方チャンピオンをR - 丸呑みすると、吐き出したときにそのチャンピオンが敵のプレイヤーから見えなくなっていた不具合を修正
- 特定のアイテム(「リデンプション」、「妖夢の霊剣」、「騎士の誓い」)のクールダウンインジケーターに、アイテムの実際のクールダウンタイマーが正確に反映されていなかった不具合を修正
- すべての敵チャンピオンから賞金を獲得済みにもかかわらず、「貪欲な賞金首狩り」のツールチップに賞金170ゴールドを獲得可能と表示されていた不具合を修正
- 「ソラリのロケット」のツールチップに間違ったシールド耐久値が表示されていた不具合を修正
- セットのアイコンを2回左クリックしても、おすすめされたスターターアイテムセットを購入できなかった不具合を修正
- タム・ケンチがR - 丸呑みした味方を吐き出した直後にモルデカイザーがR - 死の国を使用すると、その中にいるチャンピオンが動けなくなっていた不具合を修正
- リー・シンのQ - 響掌/共鳴撃のツールチップに間違ったダメージ値が表示されていた不具合を修正